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今月号の特集は絶品うまいもん! 北陸の街が美味しいものであふれてる! 今年も残すところあと少し そろそろ、忘年会のお店を決めなくては もうストーブは出したかな? 風邪には気をつけて!

PEOPLE

#69 安西芳輝さん(左) 安西好乃美さん(右)

子供が子供でいられる。そんな遊び場を作りました。


安西芳輝さん、安西好乃美さん

都市開発の進展や地域社会の変化によって、公園や広場といった「子供が自由に遊べる場」が大幅に減った昨今。そんな中で石川県金沢市の山間(鞍筒町)にある遊びの空間『やまのおうち』が、注目を集めている。店内にあるすべての玩具や雑貨、遊具が店主であり木工作家の安西芳輝さんの手作り。工芸の町として知られる香川県高松市で生まれ育ち、工芸高校に通っていた経験もある芳輝さんにとって、現在の活動は自然な流れだったそう。「大学卒業後は看板や内装の仕事をしていたのですが、生産者が見えない仕事に違和感を抱くようになり、家族と一緒に山暮らしを始めました。そうして山と関っていくうちに、間伐材や建築端材などの資材がゴミとして大量に捨てられていることを知りました」。
間伐材を利用して何かを作ろうと安西さんが最初に手がけたのが、ツリーハウスをイメージした家や滑り台で構成されたこの遊具だった。「構想から完成まで3ヶ月。息子のアイデアも取り入れながら、試行錯誤を重ねて完成に至りました。一番こだわったのは、子供が子供らしくいられる場所にすること。シンプルな構造でありながら空間に多様性を持たせることで、子供たちが想像力を働かせて一心不乱に遊びまわる。そんな遊び場にしたかったんです」と芳輝さん。
店内にはブローチやペンダント、飛行機やミニカーなど、子供の好奇心をくすぐる木工アイテムが数多く用意されている。なかでも人気なのが「ココロカメラ」。ファインダー部分をくり抜いただけのシンプルな玩具ながら「安心して遊ばせることができる」と親からの評判も高い。また、定期的に木を使ったワークショップを開催するのも人気を集める所以。「木の魅力は子供でも簡単に加工ができるところ。自らの手で形を生み出すことで、想像力がどんどん養われていきます。そして木材は汚れに晒されたときも自らが呼吸をして再生を図るなど、再生能力にも優れています。子供たちにそんな木の素晴らしさを知ってもらいたい。そんな気持ちも込められています」と好乃美さん。冬季休業中だったワークショップは3月から週末を中心に少しずつ再開するとのこと。枠がすぐに埋まる人気の企画だけに予約はお早めに。


安西芳輝さん(左) 安西好乃美さん(右)
香川県出身の芳輝さんと石川県出身の好乃美さんのご夫婦。8年前より山暮らしを始め、3人の子供に囲まれなが生活をしている。
2014年に木工雑貨や家具の工房に木の遊び場を併設した『やまのおうち』をオープン。現在はワークショップはじめ様々な交流が行われている。問い合わせは090-5273-2831 まで。

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