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PEOPLE

#79 石坂 淳

自然あふれる能登島で豊かな暮らしを体感して欲しい。


石坂 淳

囚人服を着せられた参加者が、看守役の島民に引き連れられながら「とことん泥まみれの刑」や「素潜りの刑」などのアクティビティで、島の暮らしを体感する。そんな一風変わった体験プログラムが石川県の能登島で行われている。題して「うれし!たのし!島流し!〜都会を忘れる強制田舎暮らし〜」。中心メンバーの石坂 淳さんは能登島育ち。県外での社会人経験を経て、現在は祖母ヶ浦(ばがうら)地区で民宿を営んでいる。
活動のきっかけは、朝活のパイオニアともいわれる〈丸の内朝大学〉。そこで、能登地方をプロデュースする授業が始まり、候補地のひとつとして能登島が選ばれたからだそう。のと里山空港の活用を目的に提案されたプロジェクトだった。2015年の春には念願の初開催。それからというもの毎年趣向を凝らしながら、季節感を重視したプログラムが企画されている。「参加者をお客様扱いせず、実際の島民と同じ暮らしをしてもらうのがこのプログラムの特徴。食事の買い出しや片付けはもちろん、田植えや稲刈り、地元名物の火祭りも見物客としてではなく、キリコを担いだり島民の一員として楽しむことができます。冬場は食がメイン。お酒や味噌を作ることもあります」と石坂さん。荒縄で腕を縛られた状態で能登島大橋を歩かされる。そんなリアルな仕掛けも用意されているそうだが、そもそもなぜ〈島流し〉なのか。「江戸時代に加賀藩の政治犯の流刑地だった能登島の歴史に由来しています。その際も島流しにされた罪人を島民が丁寧にもてなしていたそうで。先祖に対する敬意も込められています」。
そんな石坂さんが心がけているのが、参加者と島民が交流できる場をできるだけ作ること。「都会で暮らす参加者の声を聞くことで、自分自身この島に対するイメージが大分変わりました。これといった名産はないけど、能登島には豊かな自然と食、そして豊かな暮らしがある。なかには何度も参加してくれる人もいたり、普段の生活では気づかない能登島の魅力を参加者たちが教えてくれるんです。そうした声を聞くことで、この島に暮らす人たちが少しでも地元に誇りを持ってくれれば。今ではそんな風に思っています」。応募はfacebook にて。次回は〈能登島ごっつぉを食べつくす冬編〉として2月上旬の開催を予定している。


石坂 淳
1974年生まれ。石川県七尾湾に浮かぶ能登島で生まれ育つ。埼玉での大学生活と社会人経験を経てUターン。現在は家業の民宿〈石坂荘〉を営みながら、能登島体験プログラム〈うれし!たのし!島流し!~都会を忘れる強制田舎暮らし~〉を開催するなど、地域活性にも取り組んでいる。

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