BonNo

石川・富山・福井の地域情報が満載!もっと愉しく生きるための地域情報誌 BonNo ボンノ

今月の特集は辛くてうまいもん! 残暑が厳しいですね 夏バテしてませんか? 辛いもん食べて元気だそう! 僕の名前はよさこいハニー 実は辛くないんです(笑)

PEOPLE

#85 赤坂友紀

フィリピン・レイテ島の復興支援に取り組んでいます。


赤坂友紀

 2013年の超大型台風「ヨランダ」で被災したフィリピン・レイテ島を支援するため、現地で生産されたバナナチップスの販路拡大に取り組んでいる赤坂友紀さん。活動から5年、現在の心境と当時の思い出を語ってもらった。

現地に根ざしたボランティア活動。

レイテ島はフィリピンで最も貧しい島のひとつ。フィリピンの台風被害を報道で知った赤坂さんは何度も現地を訪問し、炊き出しや支援物資の配布、小学校の再建、学童品の寄付など、現地の生活に根ざした活動を続けてきた。
「復興支援を始めたのは東日本大震災がきっかけ。宮城県石巻市では仕事を失った漁村の女性の仕事づくりに参画しました。そうした経験が活かせないかとレイテ島の復興ボランティアに参加したのですが、しばらくは島全体が混沌としてそれどころではなく、昨年頃からようやく島民の仕事づくりに着手できるようになりました」。

バナナチップスで仕事づくりに挑戦。

現地の生業を立て直すことが復興への近道。持続可能な仕事を作ることで貧困からの脱却を図り、村本来の心豊かな暮らしの姿を取り戻す。これが赤坂さんが考える支援の形。そこで注目したのがレイテ島の農村部で自然栽培されるバナナの存在だ。
「バナナ農家のおばちゃんたちから、お金がなくて農薬も肥料も使えないから自分たちのバナナは価値がない。そう聞いたときに、むしろ日本の消費者のニーズに合うのではないかと感じました。それからフィリピン政府の支援を得て、輸出衛生基準を満たした加工工場を設立。今では自然栽培バナナを使ったバナナチップスを、農家の女性たちが自らの手で加工販売しています」。

辛いときにこそ笑顔でいる国民性。

植民地時代が長く、これまで多くの戦争が繰り広げられてきたフィリピン。「辛いときに泣くのではなく、笑顔でとなりの家族でも助ける」。そうした現地民の人の言葉が今でも忘れられないそう。
「あれだけ辛いことがあったのに、現地の子供たちはいつも目をキラキラさせている。自分の家が流されても前向きに笑顔でいられるたくましさ、朝目が覚めて家族におはようと言えることに感謝する姿勢。支援をしに行ったつもりが、逆に私自身が生き方を教えてもらった気がします」。
そんな島の希望となるバナナチップスには、レイテ島を襲った巨大台風「ヨランダ」の名前がそのまま名付けられている。いつも笑顔で台風にも負けない。このバナナチップスには、たくましさとハッピーに生きることを大切する、村人たちの想いが詰まっている。

赤坂友紀
1978年兵庫県生まれ。国際協力団体「ブルードット」代表。現在、社会貢献をともに目指すプロボノ・インターンを募集している。

Yolanda Chips
太陽の光をたくさん浴びて育った自然栽培のバナナを、砂糖を使わずにココナッツオイルで素揚げしたチップス。後味がすっきりと自然な甘みが堪能できる。手作りで繊維に沿って一枚ずつスライスされているので食感も楽しめる。アレルギーを持っていても、これなら食べられるという子も多いそうだ。問090-1969-3790(赤坂)

pagetop