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今月の特集は辛くてうまいもん! 残暑が厳しいですね 夏バテしてませんか? 辛いもん食べて元気だそう! 僕の名前はよさこいハニー 実は辛くないんです(笑)

PEOPLE

#86 足立秀幸

地域医療を支えながら、人が集まれる場所を作りたい。


足立秀幸

 能登半島の穏やかな海が望める穴水町新崎。この場所に移住して一年の足立秀幸さんは、週の半分を訪問看護師として地域医療に従事する傍ら、空き家を改装し能登産の果物をたっぷりと使った自家製シロップのかき氷が楽しめる『ウミネコパーラー』をオープン。看護とカフェ、一見接点のないふたつを結ぶ、足立さんの〈わたでき〉とは。

地域内外の人が集まれる場所を。

金沢市から車でおよそ一時間半。穏やかな七尾北湾の海を目前に、能登産のイチゴやブルーベリーなど果物をたっぷり使ったかき氷と自家製ケーキ、ハンドドリップコーヒーが楽しめるカフェ『ウミネコパーラー』はある。古民家を改装した店内には、北欧家具と一緒に、納屋から見つかった年代物の時計や、レトロな椅子が並び、ご近所さんたちが涼をとりにやってくる。オープンから一ヶ月、週末には観光に訪れた県外客や外国人旅行者の姿も。

在宅看護で暮らしを支援していきたい。

オーナーの足立さんは、東京、松本と10年以上にわたって、病院看護を経験。忙しい日々のなかで「医療や介護を必要とする方でも、病院ではなく住み慣れた場所や自宅で暮らせるように支援していきたい」と思うように。金沢医科大学の大学院で地域医療を学んでいたときに、穴水総合病院が主催する〈あなみず地域医療塾〉に参加した。在宅医療の現場研修で能登を訪れたのをきっかけに、こんな場所に住みたいという想いが湧いた。地域の人からのバックアップもあって、足立さんはすぐに移住。新崎地区では15年ぶりの移住者となった。

新崎の魅力を自分なりに発信する。

松本にいたころ、かき氷機と氷を持ってよくイベントに出店をしていたという足立さん。能登に来て、たくさんの人との出会いを経験するなかで、能登や新崎地区で作られている果物の美味しさに驚いたそう。地元産の果物の美味しさを地元の人に、さらには広く県内外の人に知ってもらおうと、週末3日間だけのカフェを計画。能登での週末をくつろいでもらいたいと、あえて営業時間は長めに設定している。「シルバーカーのおばあちゃんが気軽に寄れて、話をしたり、地元産の美味しいものを食べて元気になって帰ってもらえたら嬉しいです。看護師の自分が店にいれば、相談も受けやすいですし。移住者としては、ここに来てくれた人に土地の魅力やゆったりとした暮らしの雰囲気を知ってもらって、住んでみたいと興味を持ってもらえるといいですね」。看護とカフェ、独自の仕事観とアプローチで地域を盛り上げる足立さんの挑戦がはじまっている。

足立秀幸
1980年東京生まれ、茨城県出身。昨年穴水町新崎に移住し、七尾市訪問看護ステーションに勤務。今年6月に『ウミネコパーラー』をオープンした。

ウミネコパーラー
石川県鳳珠郡穴水町新崎2-11 TEL. 070-4420-7274 営業時間/金曜日11:00~22:00、土曜日8:00~22:00、日曜日8:00~16:00 定休日/月曜~木曜日 席数/カウンター3席、テーブル10席 ※全席禁煙 駐車場/5台

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