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PEOPLE

#89 竹部美樹

若者が力を発揮できるフィールドを鯖江に作りたい!


竹部美樹

「市長をやりませんか?」。2008年、そんなセンセーショナルなキャッチフレーズを掲げたポスターが鯖江市の街中を賑わせた。仕掛け人は竹部美樹さん。あれから10年。地域活性の模範ともされる取り組みを、改めて振り返ってもらった。

全国の学生が鯖江の街に集結!

9月某日に開催された第11回鯖江市地域活性化プランコンテスト「市長をやりませんか?」。厳正な選考を通過した全国の学生24名が、鯖江市を活性化させるプランを提案。今では地域活性化の成功事例として、全国からまちづくり関係者が視察に訪れる注目のイベントとなっている。「本気で日本のリーダーになりたいと考えている学生のために用意したコンテスト。ありがたいことに全国の企業や自治体のバックアップもあり、これまでたくさんのプランが実現されています」と竹部さん。未来の鯖江をデザインするこの企画は、今や日本の未来までも創造しようとしている。

市長のブログで地元愛が芽生える。

都内のベンチャー企業に勤務していた竹部さんが、地域活性に興味を持つようになったのは10年前。ふとしたきっかけで現市長、牧野百男氏のブログを読んだことから始まる。「上京して数年。地元の情報に飢えていた私の楽しみのひとつが、市長のブログを読むことでした。退屈、不便、閉塞。それまで鯖江の街に対してネガティブな印象しかありませんでしたが、すごく前向きな気持ちが伝わってくる。気がつくと地元への憧れが強くなっていました」と竹部さん。それからすぐに帰省。寂れたシャッター街と人通りの少なさを目の当たりにして「なんとかしなくては」と、鯖江市に戻る決意をしたという。

鯖江モデルを世界に広めたい。

鯖江市を元気にする第一歩として竹部さんが着手したのは、市が運営していた学生支援施設〈らてんぽ〉の再整備。学生団体〈with〉を立ち上げ、若者たちが活躍するフィールドを鯖江市に作るため、多くの学生を巻き込みながら活動を進めていくことになる。「一番嬉しかったのは、地元の学生たちがどんどん成長していく、その姿を間近で見れたこと。それぞれが鯖江のことを真剣に考え、自発的に行動している姿を見るとワクワクします。これからは鯖江から全国に視線を向けて、みんなに真似されるレベルのものを作っていきたいです」と竹部さん。IT×ものづくりをテーマにした〈Hana道場〉の設立など、次世代イノベーションへの取り組みも。竹部さんのアイデアはこれからも地方創生のモデルとして注目されていくに違いない。

竹部美樹
鯖江市出身。『エル・コミュニティ』代表。地域活性化プランコンテストを運営するほか「鯖江モデル」のコーディネーターとして全国各地で講演も行なっている。

Hana道場
『エル・コミュニティ』の活動拠点にもなっているIT×ものづくり道場。鯖江市は日本の自治体で初めてオープンデータに取り組んだITの街。鯖江のものづくりを世界に発信するため、プログラミングや伝統工芸を体験するワークショップの開催や、作業スペースや機材の貸出を行っている。福井県鯖江市旭町1-6-6 TEL.080-3048-0087 HP/http://hanadojo.com

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