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温泉と音楽が融合した異色フェスが4年ぶりに復活!今年の見所は?

歌って、踊って、汗をかいたら温泉にジャボン!温泉旅館を舞台に繰り広げられる異色フェスとして人気を博した『加賀温泉郷フェス』が4年ぶりに帰ってきます。しかも今年は『加賀ミリオネア』との2days。一体どんなライブパフォーマンスが堪能できるのか。会場となる山代温泉「みやびの宿 加賀百万石」で、今回のフェスの見所を聞いてきました。

今をときめくアーティストが目白押し!

加賀温泉郷フェスとは?
温泉旅館を全館貸し切って開催される音楽イベント。旅館内の宴会場やロビー、ナイトクラブなどにステージが設けられ、アーティストと観客が一体となった多彩なライブパフォーマンスが展開される。温泉入浴が可能で、地元の食や地酒など、加賀温泉郷の魅力が一度に楽しめるのも特徴のひとつ。今年は7月15日(土)、加賀市山代温泉にある旅館「みやびの宿 加賀百万石(以下、加賀百万石)」で開催が決定した。

 

出演するアーティスト(現在第2弾まで発表)は、呂布カルマや水曜日のカンパネラなど、今をときめくアーティストが目白押し。ほかにもアイドルやDJ、インフルエンサーなどが入り乱れた、個性的なラインナップも加賀温泉郷フェスの魅力となっています。

主催者の萬谷さんと吉田さんにインタビュー!

 

こちらは『加賀温泉郷フェス』の実行委員長である萬谷浩幸さん(左)と「加賀百万石」の代表を務める吉田久彦さん(右)。吉田さんは『加賀ミリオネア』の実行委員長でもあります。

2019年以来の開催となる『加賀温泉郷フェス』ですが、今回のフェスの見所を教えてください!

萬谷さん

まず大きく変わったのは会場が「加賀百万石」になったことですね。立派な日本庭園も含めた敷地は約2万坪。山代温泉でも有数の規模を誇る温泉旅館が会場になったことで、これまで以上に多くの方が楽しめるフェスになりました。

どうして「加賀百万石」で開催されることになったんですか?

萬谷さん

昨年11月に「加賀百万石」で開かれた桔梗ヶ丘文化祭というイベントのお手伝いをする機会があって。そのときに吉田さんから「来年フェス一緒にやりましょう!」って言われたんですよ。

吉田さん

もともと温泉旅館でフェスを開催すること自体に興味があったんです。2019年の加賀温泉郷フェスでは当時支配人をしていた「森の栖」で、アフターパーティーを開かせてもらったりして。

萬谷さん

吉田さんのお誘いがなかったら、おそらく今年も開催できなかったと思いますね。

みやびの宿 加賀百万石

初の2daysというのもポイントですよね。

萬谷さん

そうですね。これまでは一日だけのフェスでしたけど、今回は加賀ミリオネアが翌日に控えることで、本来の目的である加賀温泉郷への「泊」の部分が強化されたと思います。

と言いますと?

萬谷さん

もともと加賀温泉郷の魅力を伝えようと始めたフェス。音楽と温泉を堪能して、旅館でくつろいで、観光を楽しんでいただくのが理想的な形ではあるんです。

加賀温泉郷のいくつかの宿ではチケット付き宿泊プランも用意されていますよね。

萬谷さん

そうなんです。これまでのフェスでも宿泊とセットで楽しまれるお客さんは多かったのですが、2daysになったことでもっとたくさんの方たちに、加賀温泉郷の魅力が伝わるのではないかと思っています。

ファミリーや年配の方たちにとって、宿泊先をベースにできるのも有り難いですよね。

萬谷さん

フジロックのような大型屋外フェスだと、駐車場から何十分も歩かないといけないとか、天候によっては過酷な環境になるとか、体力が必要になってきますもんね。

吉田さん

もちろんそれはそれで楽しいんだけど、旅館なら冷房も効いてるし、疲れたら畳で寝転んだり、温泉に入ったりもできる。すごく身体にやさしいフェスだと思うんですよね。

萬谷さん

常連さんになると早くに会場入りして、レンタル浴衣に着替える所から始まるんですよ。

それにしても立派な庭園ですよね。

吉田さん

じつは今回フェスを開催するにあたって、この庭園を使ったマルシェを無料開放したいと思っているんです。

えっ、そうなんですか!

萬谷さん

加賀市民の方たちに、フェスの雰囲気を身近に感じていただくのが一番の目的。音楽好きだけが集まるフェスではなく、地域の人たちが楽しめるようなフェスにするのも私たちの目標なんです。

 

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あの人気ラップバトルのスピンオフも開催!

今回、初開催となる『加賀ミリオネア』についても教えてください!

吉田さん

加賀ミリオネアのテーマは、温泉と音楽カルチャーの融合。なかでもヒップホップやR&Bのアーティストに注目して、現在出演を交渉している段階です。

現時点で第2弾まで発表されていますが、ラッパ我リヤ、BUDDHA MAFIA、YOU THE ROCK★といった往年のスターが目白押しで、かなり盛り上がりそうですね。

吉田さん

北陸最大規模のヒップホップイベントを目指して、まだまだ大物アーティストを調整中。第3弾の発表もぜひ楽しみにしていてくださいね!

戦極MCバトルのスピンオフも開かれるんですよね?

吉田さん

はい。前日に加賀温泉郷フェスに出演される呂布カルマさんにも出場していただく予定なんですよ。

戦極MCバトルといえば全国でも指折りのラップバトルの大会。こちらも盛り上がること間違いなしですね。

吉田さん

スピンオフが開催される会場は「お祭り広場」といって、普段は四季折々のイベントが開催される場所。ステージをお客さんが囲む形になるので、きっと迫力あるラップバトルが堪能できるはずですよ。

こちらが石川県にちなんで「戦極百万石杯」と命名された、戦極MCバトルのスピンオフが開かれる会場。

大浴場はプールサイドステージとして使用。DJによるパフォーマンスが行われる。

 

加賀ミリオネアの豪華出演アーティストをチェックする

福島の地で感じた、音楽が持つ力

加賀温泉郷フェス2018 プールステージにて

『加賀温泉郷フェス』では、アーティストのブッキングも萬谷さん自身が行っているんですよね?

萬谷さん

そうですね。最初の頃は集客を重視したブッキングを行っていたんですけど、それよりも自分たちの色を出した方が良いと思うようになって。それほどメジャーなフェスではないので、来てもらえるアーティストには制限があるし、予算も限られているのが本当の所。そのなかでどうやって特色を出していくかを考えながら、その色に合ったアーティストに出演を依頼しています。

加賀温泉郷フェスの“色”と言いますと?

萬谷さん

独自の路線を歩んでいるアーティストですね。そのなかでも今を感じさせる方々にお声をかけさせてもらっています。時代に求められる音楽の力を最大限に生かしたい。この気持ちはイベントを始めた当初から変わっていないんです。

萬谷さん

私がこのフェスを開催するきっかけとなったのは、2011年に福島で開催された「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」。ここでフェスと観光の親和性の高さに気づいたのと同時に、音楽を通して福島という地方の観光業が抱える問題を肌で感じました。

ふむふむ。

萬谷さん

それから加賀温泉郷という4つの離れた温泉地をつなぐためにLady Kagaという企画を立ち上げて。そこで音楽で人と人を繋ぐことができると実感したんです。

音楽の力で加賀温泉郷を元気にする、ということですか?

萬谷さん

温泉旅館という雑駁(ざっぱく)な世界観を革新的なものに変えるために、音楽の力を借りているといった方が正しいかもしれませんね。だからこそ音楽というメディアが進化すると共に、加賀温泉郷フェスも変化していく必要があるんです。

萬谷さんの構想はここからどんどん膨らんでいきますが、それは来年以降のお楽しみ。7月15日と16日の2日間、山代温泉を舞台に開催される『加賀温泉郷フェス』と『加賀ミリオネア』。今から楽しみです!

 

⚫︎チケットは以下のサイトで販売中!

ローソンチケット

イープラス

チケットぴあ

 

加賀温泉郷フェス2023
日時:7月15日(土)12:00〜18:00 予定
会場:山代温泉 みやびの宿 加賀百万石(石川県加賀市山代温泉11-2-1)
https://www.kaga-fes.com/2023/

 

加賀ミリオネア2023
日時:7月16日(日)12:00〜18:00 予定
会場:山代温泉 みやびの宿 加賀百万石(石川県加賀市山代温泉11-2-1)
https://kagamillionaire.jp/

 

 

 

(撮影/林 賢一郎)

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