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【名物誕生秘話】⑤|全国の辛党が認めた『竹乃家』とろけるパイカの旨辛丼

地元で愛される名店の逸品が、どうやって生まれたのかを検証する【名物誕生秘話】。

 

今回は、全国の辛党も認める『竹乃家』の名物、とろけるパイカの旨辛丼を紹介します。

 

親子二代で営む、昔ながらの食堂

 

金沢市八日市出町にある『竹乃家』。昭和から続く昔ながらの食堂で、現在は親子二代で切り盛りしています。

 

メニューの数は80種以上。うどんや定食のほか、生かつ丼やローストポーク丼といった丼ものが豊富。これからの季節は、甘えび丼やいくら丼などの海鮮丼もおすすめです。

 

2代目の後岳範さん。今回紹介するパイカ丼の考案者でもある。

 

定番ものから創作系まで、豊富なメニューに定評。

 

辛さだけじゃない奥に秘めた旨さ!

そんな中でも、辛党から絶大な支持を集めるのが名物〈とろけるパイカの旨辛丼〉。

 

辛いものに目がない筆者の舌と胃袋を、これまで何度となく満たしてくれたキラーメニュー。2018年の〈北陸kara旨グランプリ〉で見事に優勝、京都で開催された〈KARA-1グランプリ〉では日本一にも輝きました。

 

〈墾田永年私財法〉や〈東海道中膝栗毛〉に匹敵する、語感の良さもポイントっす。

 

とろけるパイカの旨辛丼 980円

 

このメニューの主役にもなっている〈パイカ〉は、豚バラ軟骨の中でもとくに希少な部位のこと。いわゆる骨付き肉なんですが、これがじっくり煮込むと軟骨部分のコラーゲンがとろとろになって、めちゃくちゃ美味しくなります。

 

「骨周りの肉だけに旨味があって、唐辛子とも合うかなと思ったんです。KARA-1グランプリでは、この素材で勝負することにしました」と後さん。

 

秘伝のタレに一晩漬け込んだパイカをオーブンで焼き、人気の〈豚そぼろラー油飯〉にトッピング。さらに竹墨入りのポテトサラダと半熟卵を乗せて、完成となります。

 

パイカの漬け込み焼きはテイクアウトも可。あぁ、ビールが飲みたい!

 

ちなみにポテサラが入っているのは、マヨネーズの油によって口の中の辛さをリセットさせるため。合間につまむと、食べるたびに新しい辛さが押し寄せてきます。

 

ごはんまでしっかりと辛さが行き届いている。

 

一辺倒な辛さではなく、色んなタイプの辛さが楽しめるのもパイカ丼の特徴。

 

① ラー油で炒めたピリ辛のそぼろごはん
② パイカに使うハバネロ入りの自家製タレ
③ 竹の家特製のなんでもラー油
④ 底に敷かれた、きざみしょうが(後味すっきり)

 

といった感じで、4種類の辛さが複雑に絡み合っています。

 

とくに白山市で生産される剣崎なんばが入った〈なんでもラー油〉は絶品で、隠し味に柿の種を使ったコクのある辛さがクセになります。

 

竹乃家特製の食べるラー油。あまりの美味しさから熱烈な要望によって販売化された。

 

選べる辛さは、辛口、激辛、神辛の3段階。

 

さらに上の辛さを求める人には、キャロライナ・リーパーやトリニダード・スコーピオンといった、世界レベルの激辛唐辛子をお見舞いしてくれるので、自信のある人は(自己責任で)ぜひどうぞ!

 

あなたの街の名物を紹介してみませんか?

石川県民に愛され続けているメニューの情報提供お待ちしています。

 

 

竹乃家
タケノヤ
石川県金沢市八日市出町27-2
TEL. 076-249-5392
営業時間/11:00~15:00、17:00〜21:00
定休日/月曜、第3日曜日
席数/カウンター3席、テーブル6席、座敷18席
駐車場/7台
※こちらの情報は取材時点のものです。

 

(取材・文/吉岡大輔、撮影/林 賢一郎)

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