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パワスポめぐり③|日本三大不動尊【倶利伽羅不動寺】はご利益が満載!

コンビニの数より神社仏閣が多い国、日本。ここ石川県でも、街を歩けば数々の神様や仏様に会うことができます。そんな地元の八百万の神様仏様に会いに行き、あわよくばご利益にあやかろうというシリーズ【石川パワスポめぐり】

 

第参回目となる今回は、日本三不動のひとつとして知られる北陸有数のパワースポット『倶利伽羅不動寺(くりからふどうじ)』をお参りしてきました。

 

倶利伽羅不動寺の歴史

 

千葉県の成田不動尊と神奈川県の大山不動尊と共に、日本三大不動尊のひとつに数えられる倶利伽羅不動寺。不動尊とはなんぞや?という方にご説明すると、不動明王を祀る寺院。それが不動尊です。

 

不動明王といえばお怒りモードのいかつい顔でお馴染みですが、じつはこの表情には「悪を絶ち仏道に導くことで人々を救済する」という意味が込められているのだとか。仏の顔も三度までと言うけれど、明王様だって怒るときは怒るんです。

 

ちなみに倶利伽羅とはサンスクリット語で「福徳円満の黒い龍」を意味する言葉。その名を由来とする倶利伽羅不動寺の本堂では、全国でも珍しい黒龍が巻き付いた剣を持つ不動明王が、ご本尊として祀られています。

 

倶利伽羅不動寺の不動明王の顔はこんな感じ(筆者画)。

 

そして、お参りする前に覚えておきたいのがマントラ。不動明王は現世利益が得られる仏として知られていますが、このご真言を唱えるとよりご利益があるそうです。

 

「ノウマク・サンマンダ・バザラダン・カン」

 

もういっちょ!

 

「ノウマク・サンマンダ・バザラダン・カン」

 

とくに立身出世商売繁盛のご利益があるらしいので、事業やビジネスの成功を目指す人は暗記必須です。

 

高野山真言宗の別格本山という位置付けにある倶利伽羅不動寺。縁日の28日には多数の参詣者が訪れる、全国有数の不動尊霊場となっている。

 

そんな倶利迦羅不動寺が誕生したのは今から約1,300年前。インドの高僧・善無畏三蔵法師によって開かれたといいます。

 

かつては七堂伽藍と十二ヶ寺が建立されていましたが、倶利伽羅源平合戦の兵火によって多くのお堂や寺宝が焼失。その後も興亡を繰り返し、藩政期に加賀藩主前田家の祈願所や参勤交代の休憩所となって再び隆盛しました。

 

倶利伽羅峠を下った先に建てられた「西之坊鳳凰殿」。寝殿造りの様式を取り入れた壮大な木造建築が、荘厳優雅な雰囲気を漂わせている。

 

さらに最近では「座・ゆるりフェス」の開催地としても知られる存在に。ここ数年は新型コロナの影響で中止が続いていますが、来年以降の開催を期待している人も多いはず。筆者もあのとき聴いた、境内に響きわたる「bird」の歌声が今でも忘れられません…。

 

ご利益まとめ

和光塔

 

倶利伽羅不動寺には、人々の願いを叶えてくれるご利益ポイントがたくさん隠されています。

 

そのひとつが「手向神社」側の参道を上って右手にある和光塔。塔の下には八十八ヶ所霊場の砂が納められていて、塔内を1周するだけで四国霊場を巡拝したのと同様のご利益がいただけるそうです。

 

ほんの数分でお遍路のご利益を授かるのはズルい気もしますが、あやかっておいて損はないはず。また、塔までの階段は少し急なので、とくに冬場の参拝には注意が必要です。

 

水掛け不動

 

こちらは水をそそぐと不動明王が身代わりとなって、己の身と心を清めるご利益があるとされる水掛け不動。表参道から続く階段の途中に祀られています。

 

鳳凰殿にある一願成就の絵馬は女性に人気。

 

そのほかにも「南無大日大聖不動明王」と唱えながら錫杖を三度降り下ろすと、苦厄を払い除けてくれる厄除錫杖や、運を切り開く開運不動剣、長寿をはじめ認知症や中風封じのご利益がある白寿観音などなど。ご利益ポイントが満載です。

 

行事予定

1月1日〜8日 初護摩法
2月28日 涅槃会
4月8日 釈迦降誕会花祭り
4月28〜29日 念仏赤餅つき
5月28日 春季大祭(大般若会)
8月15日 万灯会 燈籠流し
10月第一日曜日 鳳凰殿創建祭 火渡り
10月28日 秋季大祭(大般若会)
12月1日〜25日 厄除け特別祈願

 

こちらは倶利伽羅不動寺の主要な行事。なかでも数千個のろうそくによって境内がライトアップされ、コンサートなども行われる万灯会は、すっかり夏の風物詩としてお馴染みの存在に。

 

また、通年では毎月1日、第一日曜日、28日が縁日としてご本尊(不動明王)の扉が開かれるほか、特別な薪を焚いて本尊に祈る護摩法も毎日行われています。

 

昼ごはんは蕎麦がおすすめ!

倶利伽羅そば 450円

 

倶利伽羅不動寺をお参りしたときに、ぜひ食べて欲しいのが津幡町名物の倶利伽羅そば

 

倶利伽羅山で採れた山ゴボウの葉っぱを練り込んだ麺は、のど越しの良さが特徴。出汁もあっさりとした素朴な味わいで、参拝で冷えた身体を芯から温めてくれます。本堂の目の前に建つ食堂で、サクッと食べられるのもポイントですね。

 

鳳凰殿の近くにある道の駅では、倶利伽羅そばのお家セットも販売しているそうです。

 

もちもちの皮の中にあんこと栗が入った不動大福もおすすめ。

 

駐車場

倶利伽羅不動寺(手向神社側)の駐車場

 

倶利伽羅不動寺の山頂本堂にアクセスできる駐車場は2つ。表参道からしっかりお参りする場合は、本堂正面側の駐車場に停めるのがおすすめです。

 

また、手向神社側の駐車場の奥には、倶利迦羅不動尊発祥の池もあります。

 

不動池

 

インドの高僧・善無畏三蔵法師が祈願したところ、池の中から黒龍(倶利迦羅不動明王)が天に昇ったという大蛇伝説の残る池。コアな参拝者にはぜひ訪れて欲しいスポットです。

 

御朱印とお守り

 

そして今回、倶利伽羅不動寺でいただいた御朱印がこちら。初穂料は300円でした。

 

現在は新型コロナ感染防止のため書き置き対応となっていますが、それでも手書きの御朱印を手にすると心が引き締まります。そのほか季節の印を押してくれるレア御朱印もあるそうで、今度はそちらの方もゲットしてみたいと思います。

 

それとこんな変わったお守りも見つけました。

 

倶利伽羅不動尊 厄病除呑札

 

こちらがそのお札。写真ではちょっと分かりづらいですが、ふせん状の薄い和紙1枚1枚に「南無倶利迦羅不動尊」と書かれています。

 

この厄病除呑札を飲むと病気が治るなどのご利益があるようですが、基本的には春先から初夏にかけてしかいただけないとのことでした。

 

そのほかにも本堂には、銀製の指輪に龍が刻印された「ゆびわ守」など、たくさんのお守りが並べられています。

 

 

以上、ご利益スポット満載な倶利伽羅不動寺の参拝レポートはこれにておしまい!

 

年始(1月1日〜8日)には初護摩法も実施されるので、興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

 

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倶利伽羅不動寺 山頂本堂
クリカラフドウジ サンチョウホンドウ
石川県河北郡津幡町倶利伽羅リ-2
TEL.076-288-1451
参拝時間/9:00〜17:00(境内は自由参拝)
駐車場/あり
※こちらの情報は取材時点のものです。

 

 

(取材・文/ヨシヲカダイスケ、撮影/林 賢一郎)

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