トラブル続きでまいってます…|裕子の艶言葉 #19
酒も入れば心も開く。お酒の席で老若男女の心の声に耳を傾けてきた裕子さんの、酸いも甘いも知り尽くした人生談義。
トラブルはその人を強くしてくれます。あたしの場合は出産時の60時間の陣痛の挙句救急車で搬送されて緊急帝王切開と言う大難産を思い出すと、骨折して約2ヶ月松葉杖で仕事したときも、ひとりきりの自宅で高熱が出てまさに奥歯がガタガタいってたときも、重度の捻挫で人生2度目の松葉杖での出勤だったときも乗り越えられました。(レアに〆た鯖に当たったときのみ陣痛に匹敵する痛みでした。恐るべしアニサキス)
闇を抱えた10代、自分を見失っていた20代、経験と知性が色気だと思うようになってきた30代、愛し合うことに余裕を感じ出し早く余生を楽しみたいと願うようになった40歳なう。
振り返るとトラブル続きのジェットコースターに乗っているような気持ちで生きてきましたが、それすらも今の自分を作り上げた最強の度胸試し。
ついつい人にお世話を焼いてあげてしまい、飼い犬に手を噛まれるようなトラブルに合うことが多い方もおります。
それはただ単に見返りを求めて、打算で優しくしている場合が多いです。
「あんなにしてあげたのに」「あなたのためを思って」
結局のところ、それは自分自身の欲。
「良い人に思われたいから、断れない」も、人目を気にした欲。
いずれにせよ、自分と大切な人を守るために、そんな欲を断ち切って断る勇気も必要かもしれませんね。
しかしトラブルが多い人程たくましく強くなります。
自分の欲が生み出したトラブル、ツメの甘さが招いたトラブル、それらの弱さをキチンと冷静に理解できていればグンと人間力が上がります。
そしてなにより、人の痛みが分かります。
飼い犬に噛まれた手も、キチンと過去の傷となります。
しかし噛み付くよりも、優しく傷を舐めてあげられる人でありたいものですね。
艶小噺
いろんな事件は起きますが、昨年末…なんと恐ろしいことに免許の更新に行っていないことに気がつき、2か月かけて免許の再取得に挑みました。
ゴールド免許から、まさかの無免許…
思い込みは怖い…と、自分のツメの甘さや
「更新のハガキは届くもの!」という他力本願に気が付いた次第でございます。
免許再取得、乗れない車の車検、賃貸契約の更新、iPhoneの不具合にて緊急機種変更、等がその2か月で一気に押し寄せました。
でも、どれもこれもトラブルではなくあたしの中ではハプニング。
人生全てネタ作り。
最後には笑って語るのが裕子流。
◯金沢繁華街の蝶に効く【艶言葉】
執筆者プロフィール
裕子
夜の街に勤めて20年、現在は金沢屈指の名店クラブに在籍。その傍ら産業カウンセラーとしてメンタルケアの活動をしながら心理学、傾聴などを学び続けている。また、サンキャッチャーブランド「LimaBlue」を手がける作家としても活躍中
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