空気は読むもの?|裕子の艶言葉 #26
酒も入れば心も開く。お酒の席で老若男女の心の声に耳を傾けてきた裕子さんの、酸いも甘いも知り尽くした人生談義。
KYなんて言葉が数年前に流行ったように、空気を読む読まないは日本における大人のコミュニケーションとしては大切な事柄のひとつになっております。
空気が読めない人がいると、自分中心のノリと欲求だけでズバリ!とデリカシーのない思ったことを遠慮なく発言。
周りはシーン…なんてことはよくある風景。
逆にきっと空気が読める人っていうのは、会話の端々はもちろん、お相手の顔色の変化を見逃さない、非言語のコミュニケーション能力の高い方。
非言語のコミュニケーションというのは、態度、しぐさ、表情などの、言葉や文章以外のコミュニケーションのこと。自分を表現するための服装や相手との距離も含まれます。
言葉でいくら繕っても非言語コミュニケーションによって心の中で思っている事が浮き彫りになってしまうもの。
それを読み取る力が強い、そういう方はいわゆる痒いところに手が届く「気がきく人」。
「気がきく人」はむやみやたらに自分の欲求だけで爆弾発言をして空気を凍らせません。
口は災いの元ともいいますのでデリカシーのない発言はもちろん、怒りに任せて感情的に振る舞うなんて、もってのほか。
日本における大人のマナーとして、言いたいことをいったんグッと飲み込む技術を身につける事も大人の嗜みの一つかと。
そして本当に空気の読めないお方は、ご自身が空気が読めない本人だとは気が付いていないため「あたしって空気読めないかも…」と気にかけている方は、すでに十分に空気が読めておりますよ。
迷ったら、黙る。
実践してみてくださいませ。
ちなみにあたしは、新しい風を感じるので、空気を凍らせるくらいの発言力のある方も好きですよ♡
特に、お酒の席で♡
艶小噺
繁華街の時短要請によりお休みがたくさんありましたので、2週間、美味しいおうちご飯で埋め尽くしておりました。
ファストフード大好きな皆さんにはお馴染みのこのソースを食卓に持ってくればあらあら、不思議。
脳汁ぶしゃー。
丁寧に作った晩ご飯が一気にジャンクになって、
おもしろくて美味しいです。
◯金沢繁華街の蝶に効く【艶言葉】
執筆者プロフィール
裕子
夜の街に勤めて20年、現在は金沢屈指の名店クラブに在籍。その傍ら産業カウンセラーとしてメンタルケアの活動をしながら心理学、傾聴などを学び続けている。また、サンキャッチャーブランド「LimaBlue」を手がける作家としても活躍中
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