Kan Sanoの音楽的ライフ【観ずる日々】第20回:作曲とSNSとSwitchとだし麺
新世代のトラックメーカーとして注目を集める金沢市出身アーティストKan Sanoの音楽的ライフをちょっと覗き見。
いよいよ書くことがなくなってきた。以前から平々凡々な暮らしだがコロナ禍で更に退屈を極めてしまい、わざわざ書くような出来事がもう何ひとつない。自分にはつくづく仕事(つまり音楽)しかないのだと痛感する。
これを書いているGWも結局休日返上で毎日作曲している。作曲活動はオンオフの切り替えが難しい。買い物に行っても食事をしても、どこで何をしていても曲のことを考えてしまう。それくらい没頭しないと曲は作れないから仕方のないことだが、休日にしっかり休めないことには少々うんざりしてしまう。身体は動かしていないのに頭が常にフル回転な感じ。ライブや撮影の日に緊張性の頭痛が酷くなる原因もそういうことなのだろうか。脳科学者によると、脳を完全に休ませるためには、スマホは絶対見てはいけないらしい。日々SlackとSNSに束縛されている僕には到底無理な話だ。多分スマホ依存症だと思う。
昨年からずっと欲しかったNintendo Switchを最近ようやく買った。マリオカートで飛ばしまくっていると多少気分がスッキリする。今はマリオの3Dワールドが毎晩の楽しみだ。こんなにハマるのなら、もっと早く始めればよかったと思った。
「マツコの知らない世界」で紹介されていた袋麺の「だし麺」がとても美味しい。ラーメン屋で食べるラーメンより家で食べるだし麺の方が今は好きだ。長く続く自粛生活の救世主になっている。お気に入りを見つけるとそればかりリピートして、最終的に飽きてしまいがちだ。そうならないように、だし麺との関係はくれぐれも慎重に築いていきたい。10種類のだし麺が味わえるお試しパックがあり、これがひとつ残らずどれも本当に美味しくてビビる。だし麺のCM音楽が必要なら是非僕に書かせて欲しい。このスープのためならどれだけでも優雅なメロディが浮かぶ。結局仕事か。
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◯Kan Sanoの音楽的ライフコラム【観ずる日々】
執筆者プロフィール
Kan Sano
石川県金沢市生まれ。キーボーディスト/トラックメイカー/プロデューサー 。バークリー音楽大学ピアノ専攻ジャズ作曲科卒業。FUJI ROCK FESTIVAL、RISING SUN ROCK FESTIVAL、ジャイルス・ピーターソン主催 World Wide Festival(フランス)など世界中の大型フェスに出演。 2019年アルバム『Ghost Notes』をリリース。テレビ朝日「関ジャム 完全燃SHOW」への出演でも注目を集めている。