お酒が弱くてお酒の場が苦手…|裕子の艶言葉 #04
あたしは18年近くお酒に携わる仕事をしておりますが、シラフで接客させていただくことほど難しいことはないと思っております。
初めて勤めたお店のママの言葉が今でも印象的。
「お酒を飲まずに酔ったフリして接客するのがプロのホステスだ」と。
酔っ払ってしまえば楽なんです。
酒のせいにしてしまえば、言い訳がつくんです。
クラブやラウンジはお酒を提供するお店ですが、一滴も召し上がれない方がご来店されることもあります。
ご接待にてキチンとお付き合いをしながらも盛り下げずに上手にお酒を断る勇気に、あたしはいつも心で拍手します。
ノンアルコールでも接客してるホステスさんもたくさんおります。
酔わなきゃお喋りできないあたしとは違って、心配りのできる芯の強いホステスさんだと尊敬致します。
お酒を嗜めるのは大人の楽しみ。
しかし、食べ物に好き嫌いがあるように、アルコールにも好き嫌いがあるかと思いますのでご無理は禁物。
酔わずに一緒にその空気感を楽しめる方は、ワンランク上の大人の楽しみ方を知っている強くて優しい方かと思います。
ちなみにあたしはイケる口ですので
あたしにたらふく飲ませてくださる方を 随時募集中。
好きな言葉は「好きなモノ飲んでいいよ」です♡
今日の艶言葉
嗜好品の好き嫌いは
本人に委ねましょう。
下戸ゲコ。
◯金沢繁華街の蝶に効く【艶言葉】
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執筆者プロフィール
裕子
夜の街に勤めて20年、現在は金沢屈指の名店クラブに在籍。その傍ら産業カウンセラーとしてメンタルケアの活動をしながら心理学、傾聴などを学び続けている。また、サンキャッチャーブランド「LimaBlue」を手がける作家としても活躍中
インスタグラム:@yu_column
インスタグラム:@limabluesuncatcher
フェイスブック:@LimaBlue
※こちらの記事は、2018年月1月末発行の『BonNo』vol.78に掲載されたものです。