ショック!!|裕子の艶言葉 #36
酒も入れば心も開く。お酒の席で老若男女の心の声に耳を傾けてきた裕子さんの、酸いも甘いも知り尽くした人生談義。
人間関係を形成していくと少なからずショックを受けることがあります。
それは「期待をし過ぎていること」から来ることが大変に多いです。大変に、大変に多いです。いや、ほぼ、それです。ほぼほぼ、それです。
髪の毛切ったし、可愛いって褒めてもらえるはず。
あの人のお誕生日のお祝いしたんだから、自分も祝ってもらえるはず。
あたしが会いたいんだから、あっちも会いたいって言ってくれるはず。
辛いとき、友達だから優しい言葉をかけてくれるはず。
あれだけお世話したから、こっちが困ったら何も言わずとも助けてくれるはず。
努力したんだから、報われるはず。
全ては期待と甘え。
甘えて良い人は、家族レベルの無償の愛情のある人にだけ。
期待して良いのは、意志を強く持った、たった今からの自分だけ。
友達と言えども、甘え過ぎてはいけません。
お世話したことのある人だからといって、甘い蜜を求めてはいけません。
恋人だとて、思い通りにはなりません。
そこで何も返ってこなくてショックを受ける、ということ自体、見返りを求めている証拠。
何かが返ってくるのは、自然の摂理。
自然の摂理というのは、因果応報。
良いことも悪いことも返ってくるし循環している。
見返りやお返し求めて行動すると、ショックを受けることが多いです。
しかし、そんなショックをも受け止めて、笑い話にできれば万々歳。失敗談を笑い話にすると心の傷も昇華出来ます。
あー。最近、娘がハマっているプリンを色んな種類買っていってあげたから、たまには洗い物でもしてくれるかなー。冬休みにキラキラのネイルのクリスマスプレゼントしてあげたし肩でも揉んでくれるかなーー。ベッドも買ってあげたし学校遅刻せずに通ってくれるかなーーー。
どれもこれもしてくれなかったら、仕事でお客様への笑い話にして、酒のアテにさせていただきます♡
艶小噺
年末、ついに届いた黄金に輝くブドウのソムリエバッジ。
シリアルナンバー入りのズッシリと重たいバッジには、重量だけではない重さがプラスされて、それはそれは緊張感を醸し出しております。
一生勉強、一生青春。
相田みつをさんの好きな言葉です。
2022年も、美味しいワインでお勉強させていただきたいと思います。
今年も生意気駄文コラム「艶言葉」を、どうぞよろしくお願い致します!
◯金沢繁華街の蝶に効く【艶言葉】
執筆者プロフィール
裕子
夜の街に勤めて20年、現在は金沢屈指の名店クラブに在籍。その傍ら産業カウンセラーとしてメンタルケアの活動をしながら心理学、傾聴などを学び続けている。また、サンキャッチャーブランド「LimaBlue」を手がける作家としても活躍中
インスタグラム:@yu_column
インスタグラム:@limabluesuncatcher
フェイスブック:@LimaBlue