好きなタイプ、理想のタイプ|裕子の艶言葉 #37
酒も入れば心も開く。お酒の席で老若男女の心の声に耳を傾けてきた裕子さんの、酸いも甘いも知り尽くした人生談義。
ホステス業をしておりますと「好きなタイプは?」「芸能人だと誰がタイプ?」という話題に非常に頻繁になります。きっとこの二十数年間、何千回、何万回としてきたことかと思います。
恋人がいるかいないかについては、18歳のときに習ったホステスのセオリー通りに、実際に恋人がいてもいなくても「彼氏はいません!」と答えることができるのに、好きなタイプについて聞かれると、どうしても適当に答えることができないのです。
結局「フィーリングですかね…」とか「…匂いです」と神妙に答えて、ポップな回答を望んでいるお客様を困惑させるばかり。
40歳を超えた今も、好きなタイプの芸能人を聞かれれば「カズレーザーさんです」と答え、おもしろくない冗談かと思われて苦笑いされたり「ラーメンズの小林賢太郎さんです」と答えて、誰か分からない様子で首をかしげられたりしている始末です。
そんな風に殿方を困惑させることが多いホステスですが、必ず盛り上がるとっておきの恋愛心理テストがございます。
その心理テスト、もちろんお遊びの範疇ですがかなり的を得ているんです。
ご興味のある方は、あたしに会ったら心理テストをおねだりしてくださいね。
ちなみにあたしの好きなタイプは「メンタルが健全な人、SNSに依存しない人、食と笑いのセンスが合う人」です。
この繊細な豆腐メンタルの自分よりストレス耐性が強くて支えてくれる人でないと、確実に潰れます。
SNSに過度に依存をしている方も豆腐メンタルさんなので、これまた共倒れ。なんなら恋人同士お互いの投稿を見ては「誰といるの?」「このコメントしてくる人は誰なの?」とおもしろくない気分になることも多くなります。
食と笑いは生きるためのエネルギー。そこが合わないと人生をかけたサバイバルはできません。
夜中寝ているときにひどく咳き込んだりしたとき「大丈夫?」と起きて声をかけてくれる人は、ストレス耐性が強くて優しい人なので、大切にしてくれます。
(過去に逆に夜中の咳をうるさがられて布団をかぶられた経験あり)
無防備なとき、その人のそのものが出ます。
あなたの好きなタイプは、なんですか?
一緒に恋愛心理テストしながら乾杯しましょう♡
艶小噺
おばあちゃんちにあったけども、マッチで直接火を付ける姿が怖くて自分でつけられなかった石油ストーブ。
でも、格段に暖かくてウトウト眠気を誘う石油ストーブ。
おばあちゃんちで見たストーブの上でヤカンでお湯を沸かしたり、干し芋焼いたりすることに憧れた石油ストーブ。
ファンヒーターやエアコンの風が苦手だから使ってみたいな、と思ったときは娘がまだまだ小さいから危なくて使えなかった石油ストーブ。
この度、家にお迎えしました。
暖かいです。めちゃくちゃ暖かいです。
部屋全体が丸っと暖かくなります。
ただしお正月の間、暖かくて嬉しくて起きてる間中つけて暖をとっていたのですが、もの凄く早い灯油の減り。
高騰している灯油を買いに行く方が良いのか、乾燥と風を我慢してエアコン中心にした方が良いのか悩んでいるうちに春が来そうです。
◯金沢繁華街の蝶に効く【艶言葉】
執筆者プロフィール
裕子
夜の街に勤めて20年、現在は金沢屈指の名店クラブに在籍。その傍ら産業カウンセラーとしてメンタルケアの活動をしながら心理学、傾聴などを学び続けている。また、サンキャッチャーブランド「LimaBlue」を手がける作家としても活躍中
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