寂しさと切なさと心強さと|裕子の艶言葉 #41
酒も入れば心も開く。お酒の席で老若男女の心の声に耳を傾けてきた裕子さんの、酸いも甘いも知り尽くした人生談義。
恋人や家族をかえりみなくなる程のめりこむ、良くないとされる習慣。
時間を忘れるほど打ち込むギャンブル、毎回正体を無くすほどの飲酒、当たり前の様に習慣化された不倫や浮気。
過度にドーパミンが出て気持ち良くなり、アドレナリンが出てその時だけはパワーが湧いたような気になる。
それらは全て、極めて悪い習慣を依存的に継続させてしまう、沼。
その沼は深く、気がつけば足をとられ、抜け出すのが困難になります。
アルコール依存症、買い物依存症、人間関係における共依存、何かしら良くない依存症に陥る人には孤独感の強い人が多いです。
孤独感とは、寂しさ。
過度な寂しさは、悪癖を生み出します。
しかしそれと同時に、クリエイティブな物も生み出されます。
アーティストや小説家から何か壮大な作品が生み出されるとき、その人の悲しみや寂しさから生まれることが非常に多いです。
なので、孤独感や寂しさが絶対的な悪なのではありません。
人間は、生きている限りみんな孤独です。
孤独とは無縁に見える大家族のお母さんですら「理解されていない」という寂しさを抱えて生きている人も居ます。
人間は、どこかに寂しさを孕んで、生きていきます。
孤独を前提に生まれ、死んでいくのです。
友達が多いからといって、幸せな訳ではありません。
しかし、その寂しさを埋めるためには、良い趣味があるのは特効薬です。
(ここで言う良い趣味とは、他人や環境に対する迷惑行為ではなく健康的な趣味)
趣味を通じての友達やコミュニティができると、それは活力になります。
下手をすると、毒親と言われる家族を持っているよりも、趣味を通じての友達関係は心強い支えになります。
どんどん歳を重ねていくと、若い頃のような見栄や嘘を重ねた友達関係がわずらわしくなり、シンプルなお付き合いがもの凄く、大切になります。
そのためにも、嘘が必要無い、純粋な趣味を通じたお友達は非常にありがたい存在となります。
それに気がついたらもう、孤独感とはお友達。
きっと、その友達は、死ぬまであなたの支えになっていく事でしょう。
ちなみにあたしはワインとお友達になりたくて、日々、仲良くしてます♡ワイン友達、随時募集中です♡
艶小噺
グッと上がる湿度、気がつけば履かなくなった部屋履きソックス。
寝ている時の毛布が少し暑苦しくなってくる。
初夏。
暑くなってくると、爽やかに香るバジルソースが恋しくなります。
しかし、バジルを大量に購入するのも惜しまれ、何より我が家にはブレンダーもフードプロセッサーも無い…。
という事で、気になっていた「イタリア生まれ金沢育ち」がキャッチコピーの「欧風惣菜専門店Oisiideli(オイシイデリ)」さんのバジルソースを購入。
バケットにぬりたくって焼いてみる。
ぐはぁああ!お店の味!
焼いたチキンとブロッコリーや、里芋に混ぜ込んでみる。
ぬはぁああ!プロの味!
娘も大絶賛。
口の肥えたJKの好物レシピが増えました。
自分で作れないものは、プロにお任せする派です。
◯金沢繁華街の蝶に効く【艶言葉】
執筆者プロフィール
裕子
夜の街に勤めて20年、現在は金沢屈指の名店クラブに在籍。その傍ら産業カウンセラーとしてメンタルケアの活動をしながら心理学、傾聴などを学び続けている。また、サンキャッチャーブランド「LimaBlue」を手がける作家としても活躍中
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