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Kan Sanoの音楽的ライフ【観ずる日々】第48回:夏が終わる

金沢市出身のキーボーディスト/プロデューサー・Kan Sanoが綴るエッセイ。新世代のトラックメーカーとして支持されるアーティストの音楽的ライフを覗いてみよう!

 

月もあっという間に過ぎてしまった。忙しくても、暇でも、どちらにしても月日はあっという間に過ぎていく。昔から何をするにも時間がかかる性分だ。焦燥がそう感じさせるだけなのだろうか?よく分からない。

 

今年は月日が過ぎるスピードに対して、自分が全く追いついていないし、ほぼ止まっているような感じだ。それでも多少は進めていると思うが、そのスピードがあまりにゆっくり過ぎるので、ちゃんと進めているのか時々分からなくなる。

 

Twitterの音声ツイートで「若者のすべて」のピアノの弾き語りをワンコーラス歌ってみた。検索したら昨年の夏にも同じツイートが残っていたが、微妙に今の歌い方と違っていて、一年という時間の長さを実感した。

 

2022 ver

 

2023 ver

 

最近は徐々に自分自身の未来について以前ほど期待が無くなってきていて、それよりも他者に影響を与えること、自分の影響を受けた他者の変化や成長、その可能性に興味がある。人にポジティブな影響を与えられると嬉しい。他者を突き詰めていくとその対象は地球になる。

 

いま環境問題が気になり始めている。自分よりも他者に興味があるのは、歳を取った証なのだろうか。

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