Kan Sanoの音楽的ライフ【観ずる日々】第52回:2023→2024
クリスマスイブに発熱してしまい、数日間ずっと寝込んでいた。
毎年12月は風邪を引く確率が高いのでかなり気をつけてはいるが、人が集まる場所に行くとどうしても体調を崩してしまう。僕の風邪は必ずと言っていいほど喉から来るので、年末はいつも以上に喉のケアに努めていたが、2日連続の忘年会は引きこもり系ミュージシャンの喉には相当な負担だったらしい。まわりでとにかく風邪やらインフルエンザやら流行りまくっていたし、12月頭から嫌な予感はしていた。来年の12月をどう乗り切るか、改めて今から対策を考えておかないと、結局同じことを毎年繰り返している。
12月29日、熱が下がり気力も戻ったので、喉の痛みと鼻水を若干残しつつ車で地元の金沢に帰省。8時間のドライブが年々体力的にしんどくなってきている。とは言え運転は楽しいし、メンタルには良い気がする。元旦は例年通り実家近くにある神社で初詣。毎年地味に楽しみにしている辛口百円おみくじ。今年は「小吉」だった。
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おみくじに短い詩が書いてあるので意味を調べてみると、Yahoo知恵袋のベストアンサーに良い解説があった。
「絶好調のはずのあなたの運勢だが、思わぬところから問題が生じていったんは不調に陥る。しかしそれも長くは続かず、雲間から再び満月が覗くのと同じように、あなたの運勢もいずれ回復するだろう」
まさに一昨年から続く今の自分のことだと思った。
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初詣のあと10代の頃から馴染みのある隣町のミスドに寄ってカフェインレスのカフェオレを飲んでいた時、突然大きな地震がやってきた。過去にも2度大きな震災を経験してきたし、頭の中はわりと冷静だったが、店内のライトがごっそり落ちたりして久々になかなか恐怖を感じる強い揺れだった。そのあと余震が何度も何度も続いていて、その揺れも結構大きい。数日経った今もまだ余震が続いている。身体が余震にナーバスになっているこの感覚は阪神大震災直後の頃を思い出す。
2月末に閉店する金沢のオヨヨ書林せせらぎ通り店で最後にもう一度演奏したいと考えていたので、急遽インスタライブで投げ銭を能登半島地震の支援募金に充てる形でソロピアノライブをさせてもらった。誰もいない古本屋でピアノを弾くのは心地よい時間だった。オヨヨ書林には古本に囲まれた空間特有のリラックスできるムードがあり、本に囲まれてピアノを弾くのがいつも好きだった。店長の佐々木さんの誠実で穏やかな人柄もあの空間を作る重要な要素だったと思う。
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UAさん曰く、2024年は「変化」と「成長」を誘う年になるそうだ。「変化」と「成長」。まさしく今、自分自身に求めていること。まだまだ難しい状況が続きそうだけど、以前よりメンタルは良くなってきているし、困難なことも楽しみながら次に進んでいきたい。