落ち込みやすけりゃ、ごはんを変えよう|裕子の艶言葉 #65
酒が入れば心も開く。金沢屈指の名門クラブに在籍し、現在は木倉町でワインバーを経営する裕子さんの酸いも甘いも知り尽くした人生談義。酒席で老若男女の心の声に耳を傾けてきた夜の蝶ならではの言葉は、まるで美酒のごとく身体の奥まで沁みわたります。
有名過ぎるのでご存じの方も多いとは思いますが、腸内環境の状態が肉体はもちろんメンタルにも大きく作用します。後述しますが、なんなら人間関係にも作用すると睨んでおります。
何度かコラムでもお伝えしている当方の実話なのですが、コロナ禍に食っちゃ寝しすぎてなんと10キロの激太り。謎の湿疹、蕁麻疹、皮膚トラブルや悪さする菌の増殖を感じて、終いには一晩中涙を流す悪質な膀胱炎と血尿で病院へ。原因が分かり「これはマズイ…」と減量を決意。軽いトレーニングは継続しつつ、さらにプロの指導の元、食事療法を学び出してからグングンと減量が加速、2ヶ月で6キロ、そしてなんと7ヶ月でトータル10キロ減量に成功。もともと別に痩せてないし、ただ単に元に戻っただけなのですが、なにせみるみると健康を取り戻したのが一番の収穫でした。
明らかなる腸内環境の改善がなされ、気持ちもハツラツとして元気に。食べた物で心身が作られる事を体感。しっかりと一度乱れに乱れたがゆえに、真実の言葉を語れます。
眠くて起き上がれない人、怠くてやる気が起きない人は梅干しを。逆に、ギッギギッギと神経が立ち、眠れない人は白い野菜をたっぷりと。トレーニングする方が増えてタンパク質流行りですが、お肉ばかりだと確実に血液が酸化します。たくさんの野菜で身体の中身を洗い流してください。
本当に、その人の体質によるので無責任なアドバイスは出来ないのですが、こういう誰にでも共通してお伝えできることはあります。人間の身体にはたくさんの常在菌が居ます。良いバランスで菌が守ってくれていると良いのですが、腐敗してくると悪い菌が集まって増殖します。
うまくお伝え出来ないのですが、その人が纏っているその菌達が、その人の匂いだったり、フェロモン的なモノだったり、スピリチュアルぽく言う波動的なエネルギーやオーラ的なモノに例えられるのでは無いか…と個人的に睨んでおります。
類は友を呼ぶ、なので人間関係にも大きく作用すると思います。
肉体を大地だとするならば、良い花を咲かせるためには循環する良い水、風、栄養が不可欠。花が咲くのかカビが生えるのか。本当に本人次第。心や身体が健やかになり、人間関係も変化させ(嫌なことも断れるようになるし、良いモノに鼻も効き出す)人生が豊かになる一番の近道は、質の良い食事。もちろんあたしもジャンクフードも外食も大好きだししっかりといただきます。その代わりそういう場合には、出来る限りのケアをします(その割にはワガママボディだとは言わないで…)。
ちなみにワインは最古の発酵飲料のひとつと言われております。Sankakuへ、乾杯しに来てくださいね。
艶小噺
髪を、切りました。10年ぶりにボブに。かなりバッサリと行きました。
振り返れば人生、短いヘアスタイルの方が多かったので、かなりスッと馴染んでかなり身軽に。
インディアンが長髪なのは猫のヒゲのような第六感のアンテナの役割を果たす、と言うのは有名な話です。お侍さんやフラダンサー、ドレッドにもそう言う逸話があるとの噂。
ピンピンに立っていたあたしのアンテナ、少し鈍るくらいがちょうどいいのです。