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人間の生きる目的は?|裕子の艶言葉 #68

酒が入れば心も開く。金沢屈指の名門クラブに在籍し、現在は木倉町でワインバーを経営する裕子さんの酸いも甘いも知り尽くした人生談義。酒席で老若男女の心の声に耳を傾けてきた夜の蝶ならではの言葉は、まるで美酒のごとく身体の奥まで沁みわたります。

 

人間が人間として産まれてきて、生きる目的のひとつに「本当の自分を、生きる」があると、心理学業界では言われております。

 

他人の批判、批評をするのは、もの凄く簡単なんです。でも自分と向き合って、自分を知る事はものすごく難しいことなんです。自分が自分でいられず、満たされぬまま大人になってしまった人達は、他人の容姿や家庭環境、金銭事情に口出ししたり、憶測でおもしろおかしく勝手に噂話をします。

 

本当は、そんな他人のことはあなたには関係ないのに…。

 

それでも他人の批判や噂話をして人から注目を浴び、自分を満足させようとするんです。幼少期、あまり褒められず育ったり、自分のナルシシズムを満たしてあげられないまま成長すると、その様な傾向で大人になっていきます。幼少期にしっかりと褒められて、しっかりとナルシシズムを満たしてもらえることは重要なのです。子育て真っ最中の方は、しっかりと子供の欲求を受け止めてあげて欲しいです。

 

そうやって満たされないまま大人になると、執着体質になります。執着体質の人は、物を溜め込みます。コレクションと言う名のもとに、溜め込みます。過去も溜め込みます。過去ばかり振り返ります。年長者に敬意が無いので、自分が老いる事によりどんどん自分に劣等感を抱えます。称号が欲しくて、資格ばかり取ったり勝負事で人と競って勝つ事にこだわります。人へ期待します。人へ期待しては「こんなにしてやったのに裏切られた」と文句になります。

 

では、そんな風に歳を重ねてしまった方々は、どうしたら良いのか。ぜひ、自分らしく生きるために自分の良い所探しをしてください。そしてそれを、他人に褒めてもらったりSNSでいいねを貰うのでは無く、自分でたっぷり褒めてあげてください。評価は他人に任せてはいけません。自分が自分を1番に愛してください。

 

白熊は南国では暮らしません。ニワトリは、鳥だけど飛びません。カバって、意外とめちゃくちゃ速く走れるんです。適材適所、その人の性質があります。それなのに「この白熊は南国生きないなんて何事だ!」「鳥なのに飛べないニワトリに価値が無い!」「あんなデカいカバが速く走れる訳が無い!」と言う人はなかなかいませんよね?

 

人間も、同じです。

 

本当の自分を、生きる。

 

そんな本当の自分に迷ったら、ぜひSankakuへご相談にいらしてくださいね。一緒に自分らしさ探しましょうね。

 

艶小噺

一夜限りの「元気酒場スナックうしちゅ」を、大盛況のうちに無事終了することが出来ました。

 

能登と金沢が繋がり、ひとつになった夜。

 

ご来場いただいたお客様、ご支援いただいたスポンサーの方々、宇出津と金沢のスタッフ達に心より感謝申し上げます。

 

 

 

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