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アゲ系&ユル系、どちらが好み?|裕子の艶言葉 #72

酒が入れば心も開く。金沢屈指の名門クラブに在籍し、現在は木倉町でワインバーを経営する裕子さんの酸いも甘いも知り尽くした人生談義。酒席で老若男女の心の声に耳を傾けてきた夜の蝶ならではの言葉は、まるで美酒のごとく身体の奥まで沁みわたります。

 

◯◯が効く‼◯◯はNG行動‼などとあふれる情報。気疲れする人間関係。口を開けばコンプラコンプラ、◯◯ハラスメント。複雑になるお金の仕組み、敏感過ぎても鈍感過ぎても何かの病気と言われる時代。生きづらいと思っている方は大変に多いと思います。

 

そんなあたしも「ただ、産まれて、生きて、死ぬだけなのにどうして人間はこんなに苦悩するの?」と言う少女の頃の答えをずっと探し求め、心理学、宗教、スピリチュアル、自然など、いろんな中に答えを少しずつ見つけてきた人生かの様に思います。

 

自分の中ではもうある種の答えが出ているし、そこを追い求めても仕方ないとの結論に至ったので、その答え探しは必要では無くなりましたが、ずっと奇妙な人間の仕組みには興味が尽きません。そして、どうしたらそんな世の中を大変に感じる方達が癒されてくれるのか?笑ってくれるのか?そんな事をいつも考えております。

 

食事療法の先生とのレッスンにて「何のためにバーをやっているの?バーなのに食事療法を学んでどうしたいの?」と、珍友110整体からは「何のために整体やトレーニングのお店をしているの?」との問いがありました。あたしの答えは…

 

「自分にとってのお酒の場は、人が癒されるため。お酒を飲むだけならば家でも飲める、なんなら家で飲めばとても安く飲める。しかしそうでは無く、誰かと会話したり笑顔になったり、一人では無い安心感や雰囲気を気持ちよく感じていただく事により癒しの場になる。その際にコミュニケーションのひとつとして、健康的な食事の提案やワインに合うおつまみの提案が出来たら良いと思っている」でした。

 

珍友110整体も、同じく。「健康によって癒しの場を提供したい」との事でした。世の中、数多の癒しの形があります。マッサージ、スポーツ、占い、カラオケ、お風呂、食事、睡眠、お酒、タバコ、踊り、旅行、その人にとっての癒しがそれぞれにあるはずです。

 

癒しの形には2種類、快楽の刺激と興奮を感じる「アゲアゲ系」の癒しと、沈静の安心感を感じる「ユルユル系」の癒しがあります。前者はお酒を飲んだ高揚感や、ギャンブルや勝負の報酬によるアップダウン、性的な行為による興奮が挙げられます。後者は、入眠直前や温泉に入った時の様な心地良さ、好きな人に抱きしめられる喜び、お気に入りの毛布に潜り込む気持ち良さ等が思い付きます。

 

人間が癒されるための大切な幸せホルモンが分泌されるので、どちらも必要。アゲアゲ系のホルモンが出なさ過ぎるがゆえに刺激を求め過ぎて過食や過度な性行為に走る事も。逆にユルユル系のホルモンを出し過ぎてしまうと起き上がれなくなったり、感情のコントロールが効かず涙が止まらなかなったり不安が付きまとったりします。どちらかに偏り過ぎる事なく天秤の様に、常にそのバランスを俯瞰的に見る事が理想的ですよね。しかしストレスの多い生活では、なかなかそうはいかないもの。自分の癒しは、小さな心の自分が知っているはずです。

 

あたしの場合は仕事柄、とにかく常にアゲアゲ系幸せホルモンが出過ぎてしまうので、癒しのためには逆に一人になってユルユル湯船。ユルユル本を読み、ユルユル美味しいモノを食べて、とにかくユルユル眠る。そうやってバランスを保っております。逆にユルユルし過ぎている場合は、カラオケでアゲアゲになったり、適度な勝負事やスポーツでアゲアゲになったりして活力を湧かせてみては?

 

そんな自分の癒しが見つけにくい方はぜひ、Sankakuへお越しくださいませね。癒しになれるお手伝い、させてください。

 

艶小噺

人生初の広島へ。絶品のお好み焼きも食べ、穴子も食べ、呉の屋台も行き、尾道ラーメンをハシゴ。平家ゆかりの宮島も行き、自分のルーツを垣間見た様な気持ちになりました。広島の名物を平らげて大満喫旅です。

 

旅行は良いです。その土地の文化を味わう事が出来ます。知らない歴史を知る事ができます。新しい出逢いだらけです。人生の大きなアゲアゲ系でもありユルユル系の癒しです。

 

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