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もう年末!掃除や片付けに時間が取れない人へ|カネノミホの散らかった部屋でよむコラム #41

掃除はめんどくさい!家事もズボラな元片付け苦手人間という整理収納アドバイザーのカネノミホが、毎日をラクに過ごす片付けのヒントを教えます。

 

気づけばもう年末。

毎年のことながら、「掃除や片付けをしなきゃ…」と、つい気持ちが重くなりますよね。

 

「やる気はあるのに、時間がない!」

 

その気持ち、よくわかります(何を隠そう私も同じ笑)。実はこれは、多くの方に共通するリアルな悩み。仕事、育児、介護、家事…毎日が慌ただしく、24時間じゃ足りない日もあります。

 

そこでオススメしたいのが、「全部はやらない」片付け術。

 

時間がないからこそ効果が出やすい、“最小時間”ד最大効果”の整理収納術をご紹介します。

① 優先すべきは「使う頻度」と「目につく場所」

「どこから片付ければいい?」という質問をよく受けますが、答えはとてもシンプル。

 

  • 毎日使う場所
  • よく目に入る場所

 

たとえば…

 

  • キッチンの作業スペース
  • 洗面所のごちゃついた一角
  • リビングテーブルやテレビ台の上
  • 家族が使う文房具・日用品ボックス
  • 玄関や下駄箱の上

 

特に“目につく場所”は、少し整えるだけでも精神的な効果が大きく、日々のストレスがぐっと軽くなります。

 

逆に、月に1回触るかどうかの押し入れ、物置、書類の山は後回しでOK!

「今見えているところを整える」という気持ちで十分です。まずは1カ所!5分から始めてみましょう。

②「時間があるときにやろう」は永遠に来ない

真面目な人ほど「まとまった時間ができたら片付けよう」と考えがちですが、実際には一夜漬けのようにまとめてやる羽目になることも。

 

そこでオススメなのが、毎日のルーティンに1カ所だけの片付けを組み込む方法です。

 

たとえば…

 

  • 歯磨き中に洗面台下のストックをチェック
  • レンジのチン♪を待つ間にキッチンをプチ掃除
  • ごはんが炊けるまでの時間に引き出しを見直す
  • 冷蔵庫を開けたついでに庫内やパッキンをひと拭き
  • テレビを見ながら、テレビ台やコンセント周りのホコリ取り
  • 新聞や宅配物を取りに行くついでに玄関収納をチェック

 

1日10分の“小片付け”でも、積み重ねると大きな変化に。スキマ時間を活用することで、無理なく続けられます。

 

③ 家族を巻き込めば効果も倍増

片付けと掃除の最強時短テクニック、それは「ひとりでやらない」こと。

 

家族に役割を分担すると、単に時短になるだけでなく、家全体の片付け意識も自然と高まります。

 

一緒に取り組むのが難しければ、

 

  • 子どもには「自分のおもちゃゾーン」
  • パートナーには「カバン&文具コーナー」
  • 料理担当には「冷蔵庫の中」
  • 全員で使う「靴箱」は各自で担当

 

といった形で“担当制”にしてしまうのもおすすめ。子どもたちの自主性も育つはずです。担当はあみだくじで決めてもいいですし、「〇〇までに終わらせよう」と期限を設けると取り組みやすくなります。

④ ゴールは、「キレイにすること」だけじゃない

部屋が整えば気持ちがスッキリしますが、片付けの本当の目的は暮らしをラクに、快適にすること。この時期は特に、年末年始を大切な人たちと気持ちよく過ごすための準備でもあります。

 

もし片付けが原因で家族とケンカ続きになってしまうなら、思い切って「やらない」選択や、プロにお願いする方法だって十分アリです。

 

  • よく目につく1カ所が整えば、朝のイライラが減るかも。
  • 全員が靴の場所を把握していれば、出発前のバタバタがなくなるかも。
  • 「どこにしまったっけ?」が減れば、時間に余裕が生まれるかも。

 

片付けとは、“時間”と“心のゆとり”をつくるための手段。

 

だからこそ完璧を目指す必要はありません。理想の100点を追い続けるより、10点を積み重ねる方が確実に暮らしは変わります。

 

まずは、よく目につく・よく使うのに使いにくい1カ所を、5〜10分で整えてみてください。その瞬間から、きっと何かが変わるはず。

 

そして、2026年がみなさまにとって、心地よい一年になりますように☆

 

 

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