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ランドセルラックは必要?入学前に知りたい「片付けられる子」の育て方|カネノミホの散らかった部屋でよむコラム #44

  • 掃除はめんどくさい!家事もズボラな元片付け苦手人間という整理収納アドバイザーのカネノミホが、毎日をラクに過ごす片付けのヒントを教えます。

 

小学校入学。ランドセル、学用品、生活リズムの変化…。ワクワクと同時に、不安も出てくる時期ですね。

 

「ちゃんと学校に行けるかな」
「忘れ物ばかりしないかな」
「準備や片付け、できるようになるのかな」

 

そして入学前後によくいただくご質問がこちらです。

 

「ランドセル(制服)ラックは必要ですか?」
「学習机は買ったほうがいいですか?」

 

まず前提として、「小学生になったから」といって、急に何でもできるようになるわけではありません。

 

・ランドセルラックを買った
・制服ラックを用意した
・子ども部屋に学習机も用意した

 

…それなのに、うちの子は片付けられない。問題は、片付けが苦手なことではなく、「子どもに合った仕組み」になっていないことです。

 

今回は、そんなお困りをヒントに「片付けられる子」の育て方をお伝えします。

①ラックを買っても、片付けられるようにはならない

ラックがあるのに、ランドセルは床、上着はソファ、帽子はどこかへ…。子どもの帰宅後の動作は、とてもシンプルです。

 

① 帰ってくる
② 疲れている
③ 早く楽になりたい(遊びたい)

 

「帰ってくる→置く」までの動線が長すぎると、後回しになってしまいます。だから収納は「掛ける・置く・入れる」だけにするのがポイント。

 

  • ランドセル:棚にしまう → 置くだけ
  • 上着・帽子:ハンガー → フックに掛けるだけ
  • 連絡袋・お便り:引き出し → カゴに入れるだけ

 

ワンアクションで終わる収納が正解です。高すぎない、遠すぎない収納場所も大切。

 

帰宅してランドセルを背負ったままリビングまで来る子なら、玄関からリビングまでの動線上に収納場所をつくりましょう。

②子ども部屋=勉強する場所、ではない

「勉強机は子ども部屋に」これもよくある固定観念です。実際には、普段使わない2階の部屋に机を置いても、勉強しない子がほとんど。特に入学直後は、

 

  • まだ一人で集中するのが難しい
  • 親の気配があるほうが安心

 

という子も多いのです。だから最初はリビング学習でOK。その方が、子どもの姿勢やえんぴつの持ち方も確認できるのでおすすめです。

 

勉強机は、必要になったときに買っても遅くありません。

③朝の支度がラクになる収納は「動線」が命

「忘れ物ない?」
「ないよー」

 

と言ったのに、教科書や文房具が机に置きっぱなし…。

 

  • ランドセル
  • 筆箱
  • 連絡袋
  • 給食袋
  • ハンカチ・ティッシュ

 

前日の夜に準備できれば、朝は確認するだけです。

 

おすすめは「朝使うモノを一か所にまとめる」こと。そして、それらを玄関までの動線上にまとめます。忘れ物も、親のイライラも激減します。

④すぐ買い与えるのは逆効果

「えんぴつない!」
「消しゴムなくした!」

 

忙しい朝、つい「もう、また?じゃあ買ってこようか」となりがちです。でも実はこれ、モノの管理を学ぶチャンス。

 

今の時代、何でもすぐ買えますが、買う → モノが増える → 散らかる → 見つからない → また買う、という悪循環に陥ることもあります。

 

  • 昨日どこで使った?
  • どこに戻すんだっけ?

 

一緒に探し、戻す場所を確認する。これが「管理する力」につながります。そもそも「これどこ?」と聞かれる時点で、モノの場所を覚えていないサイン。家族が把握できない収納は、存在しないのと同じです。

 

モノの管理が苦手な人には、「定位置」を提案してもらう方法もおすすめです。

⑤小学校入学は、自立の練習の始まり

片付けはしつけではなく、「自分で生活を回す力」を育てるもの。成功体験の積み重ねです。きれいにすることより、「自分で戻せた」経験を増やしてあげてください。

 

だからこそ大切なのが、「できるようになるまで待つ」ではなく「どうしたらできるか」を考えてあげること。そのためにはルールも必要です。

 

  • 準備や片付けのタイミングを決める

(宿題の後・おやつや食事の前後・寝る前など)

  • 帰ってきたら、すぐにお知らせを出す
  • 収納ケースは浅いもの、フタなし
  • ラベルはオシャレさよりわかりやすさ

(英語表記はNG)

  • ラベルなしの場合は、半透明のケースを使う

 

「準備」や「片付け」が習慣になるまでは、「準備した?」「やっておきなさい」と言うだけでなく、一緒にできるまでサポートしてあげましょう。

 

準備しやすい方法を一緒に考えるのも大切です。仕組みができれば、あとは親は見守るだけ。ときには小さな失敗をさせることも必要。失敗から気づくことで、忘れ物にも気をつけられるようになります。

 

最後に。片付け=きれいにすることではありません。大事なのは、子どもが自分で戻せるかどうか。

 

普段からモノの定位置が決まっていて、「出したら戻す」習慣があれば、探し物も激減します。

 

完璧にできなくて大丈夫。失敗して、やり直して、覚えていく。それこそが、片付けられる子への一番の近道です。

 

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