うまく物事が進まないんです|裕子の艶言葉 #14
酒も入れば心も開く。お酒の席で老若男女の心の声に耳を傾けてきた裕子さんの、酸いも甘いも知り尽くした人生談義。
物事がうまく進まないと
誰かの(何かの)せいにしたくなる。
誰かの(何かの)せいにするってことは
誰かに(何かに)責任を負わせたくなる。
誰かのせいにしたいときは、自分では決めたくなくなる。
自分で決断したと見せかけて、もしくは相手に決定を委ねてると見せかけて、実は相手に責任を感じさせている。
「何食べたい?」
「何でもいいよ」
って言う人ほど、何でもよくないみたいに。
相手に選択肢を出してもらって、美味しくなかったり予約取れなかったりしたら結局、相手のせいにできる。
「どっちの洋服がいい?」の質問をするけど本当はどちらか決まっている女のように。
自分の決まっている意見と違ったら「センスがない」「趣味が合わない」と相手に失望するか、自分の意見に自信がなくなって相手に言われた方を購入して、後悔して、結果相手のせいになる。
誰かのせいにすると楽なんです。
「だって」「でも」が出たら誰かのせいにしてるんです。
誰かのせいにすれば言い訳ができるんです。
やりたくないことへ、やらなくて良い言い訳をそうやって探すんです。
自分は悪くない!と正義を振りかざして攻撃する理由になるから人を責められるネタを探すんです。
どうして人を責めるの?攻撃するの?
八つ当たりなんです。
ストレス発散なんです。
自分を見て欲しいんです。
悪くないよ、頑張ったね、って言って欲しいんです。
自分の心がどうしたいのか。
自分の体は、何に反応するのか。
誰と居る時の自分が好きか。
自分にとって後ろめたくないか。
あたしは何かを選択するときには、そういったことをバロメーターにしております。
てめーの責任は、てめーで取りたいので♡
艶小噺
新型コロナ騒動でいくつかのイベントや旅行が中止に。春の風が吹いているのに、自粛ムードの閉塞感はまだ続きそうですね。
しかしそんな中、夏の楽しい予定をいくつか立てました。
もちろん、万が一行けなくなる事も想定しつつ。
少しでも心踊る楽しい計画を立てて、乗り切りましょうね。
(それにしても………ちくしょー!!コロナのせいだー!コロナのバカやろー!!旅行もイベントも中止だし、片町は静かなムードだぞー!!!!)
なんちゃって。
はい。もちろんコロナウイルスはもちろん悪くないです。
ウイルスだって生きようと必死なんですものね。
むしろ増えすぎている人間そのものが、地球にとってのウイルスになってきているのかもしれませんね。
◯金沢繁華街の蝶に効く【艶言葉】
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執筆者プロフィール
裕子
夜の街に勤めて20年、現在は金沢屈指の名店クラブに在籍。その傍ら産業カウンセラーとしてメンタルケアの活動をしながら心理学、傾聴などを学び続けている。また、サンキャッチャーブランド「LimaBlue」を手がける作家としても活躍中
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