オンライン近況報告会「最近どうけ?」飲食店編
しばらくご無沙汰していたあの人に「最近どうけ?」と連絡。
それぞれの業界で、アフターコロナ時代について頭を悩ませ、知恵を絞っている今日この頃。いろんな業界の実情が知りたいので、コロナ禍中の過ごし方やこれからの対策を、各業種の方々にインタビュー。お互いの現状をシェアして、今後の苦しい現状をみんなで乗り越えよう!
今回は『飲食店』編です。
テイクアウトへの切り替えに、店内での3密回避にと、飲食店はそれこそ急速な変化と対策が求められた業種。まだまだ渦中、日々工夫をしながら営業する店主の皆さんにお話を伺いました。
おーい、飲食店の店主さんたち、最近どうけー?
農家レストラン 開元 [石川県・輪島市]
■どんなお店ですか?
棟近さん:「のと115」って知っていますか?厚さ・香り・歯ごたえ抜群の原木椎茸で、奥能登でひとつひとつ、丁寧に作られています。『開元』では、2万本を超えるほだ木で「のと115」を栽培しながら、その椎茸を使った料理をご提供しています。
■コロナ禍どうだった?
棟近さん:ゴールデンウィークは、他県からのお客様が多く来られることが予想されたので、営業をお休みしました。火曜の定休日に加えて、月曜日も定休日とし、メニューやスタッフを減らしながら、地元の方を対象とした営業をしていました。
■個人的にはどんなすごし方してた?
棟近さん:クロスバイクで近所をサイクリングしたり、ミシンでマスクを作ったりしてすごしていました。
■これから予定していることは?
棟近さん:能登の食材をまるごと使った「のと115」の玄米雑炊を新しく販売しています。フリーズドライで簡単に召し上がれますよ。今後は開元のホームページも新しくして、干し椎茸の通信販売もできるようにする予定です。
■読者にひとことコメントを!
棟近さん:インスタグラムでは、新メニューの情報などを更新していますので、ぜひフォローしてくださるとうれしいです!
以上、輪島市『農家レストラン 開元』の棟近さんからでした!
お次は金沢市へ。
スミカグラス [石川県・金沢市]
石川県金沢市鞍月5-74
TEL. 076-287-3859
HP:https://www.cloud-cop.com
SNS:sumikagurasu_herbs(Instagram)
答えてくれたのは…
高木千春さん
飲食素人で店を始めて7年の店長です。『スミカグラス』SNSの中の人。ハーバリストでもあります。山と古いものと、ねこが好き。
■どんなお店ですか?
高木さん: 和風の外観に洋風の店内、お母さんのおうちご飯とハーブティー、喫茶店のスイーツ、雑貨の販売。いろんなものが不思議にミックスされつつ、なぜか居心地良くすごせるカフェです。
■コロナ禍どうだった?
高木さん:休業やテイクアウトはせずに、普段の4分の1まで席数を絞って、ランチのみの時短営業にしていました。店内が静かで寂しかったので、SNSには特に力を入れてお店情報の配信をしましたね。
■個人的にはどんなすごし方してた?
高木さん:手作りマスクを作ったのをきっかけに、ひたすら何か作ってました。店で使うコースターとか、ビーズアクセサリーなど。元々ものづくりが好きだったから、眠っていた自分が目覚めた感じでした。
■これから予定していることは?
高木さん:空気清浄機を9台置いて、席は以前の3分の1に減らして3密にならないようにしています。おうち時間の充実って大事だと思ったので、雑貨の販売をもっと充実させていきたいです。ウェブショップの開設も予定してますよ。
■読者にひとことコメントを!
高木さん:落ち着かない日々がしばらく続きそうですが、心穏やかに。めげそうなときはぜひ、ひと息つきにいらしてくださいね。
以上、金沢市『スミカグラス』の高木さんからでした!
お次はこちら!
坂の上ベーカリー [石川県・金沢市]
答えてくれたのは…
若井夏輝さん
坂の上ベーカリー店主の若井夏輝です。小麦アレルギーながらもパン愛が止まらず、今年の3月、金沢市寺町にパン屋をオープンしました!
■どんなお店ですか?
若井さん:朝7時から焼きたてパンが食べられる街のベーカリーです。約20種類のパンが次々と焼き上がり、ショーケースを彩ります。〈茶菓工房 たろう〉の粒あんを使用した「たろうのあんぱん」や季節を感じる自家製ジャムぱんが人気です!
■コロナ禍どうだった?
若井さん:日常の食事を提供するために営業を続けました。今日まで営業を続けていくなかで、電解次亜水を導入したり、スタッフのマスクを確保するために走り回ったりと、今すべき事は何か、日々思考を巡らせていました。
■個人的にはどんなすごし方してた?
若井さん:休日を利用して、より良いコロナ対策がないかを調べたり、飲食業や様々な業種の先輩方と、今だからすべき事や自分たちが提供できる価値について話し、自粛期間中のイベント開催に向けて準備を進めていました。
■これから予定していることは?
若井さん:今は、これから発表する沢山の取り組みに向けて動き出しているところです。1つ例を挙げると、青空の下、野外で行うパン教室です。「青空ぱん教室」は、今後実現させたい取り組みです!
■読者にひとことコメントを!
若井さん:最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!皆さまにこれからも、パンと共にある暮らしをお届けします。
以上、金沢市『坂の上ベーカリー』の若井さんでした!
お次は加賀市へ。
和酒 BAR 縁がわ[石川県・加賀市]
石川県加賀市山中温泉南町ロ-82
TEL.0761-71-0059
HP:https://www.facebook.com/washubarengawa(Facebook)
SNS:yamanakaonsen_washubar_engawa (Instagram)
答えてくれたのは…
下木雄介さん
和酒BAR縁がわ店主。1984年、石川県加賀市山代温泉生まれ。2013年に石川県初となる酒匠を取得。2014年『和酒BAR縁がわ』を開業しました。
■どんなお店ですか?
下木さん: 『和酒BAR縁がわ』は、加賀市山中温泉ゆげ街道、その通り沿いから少し脇道に入り長谷部神社の向かいにあります。石川県内の日本酒をメインに揃えた、店内は11坪、客席9席の、古民家を再利用した小さなお店です。
■コロナ禍どうだった?
下木さん:4月から3ヶ月間営業をお休みしました。コロナ対策店舗にするため「外で日本酒を呑むと美味しいね作戦」「店内スカスカ穴あけ作戦」などと題して、店内をちょこちょこと改装していました。これが大変でした(笑)。また、アフターコロナに向けて、日本酒提供表現の修行に取り組んでいました。
■個人的にはどんなすごし方してた?
下木さん:充実した休業期間にすることができました。ミュージックカフェに行き、その場でDJが選曲した音楽に日本酒を合わせたり、友人の料理人と「日本酒×料理」インプロヴィゼーションマリアージュの修行をしました。また、飲食店として提供表現に付加価値は生まれないのか?ということを模索していました。
■これから予定していることは?
下木さん:どんな時代でも、安心して美味しい日本酒を提供できるように頑張ります。2022年9月には厨房を増設する予定です。
■読者にひとことコメントを!
下木さん:お元気ですか?僕は元気です。また、山中温泉にて美味しい日本酒をご用意して心よりお待ち致しております。
以上、加賀市『和酒BAR 縁がわ』の下木さんからでした!
みなさん、ご協力ありがとうございました!!!! 次回の報告会もお楽しみに。
答えてくれたのは…
棟近里美さん
1年前に白山市から輪島市へと移住。正社員退職後は、カフェや山小屋で働いていました。現在は開元で「のと115」を使ったメニューを作っています。