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嫉妬しちゃう人たち|裕子の艶言葉 #29

金沢繁華街の蝶に聞く!【裕子の艶言葉】
酒も入れば心も開く。お酒の席で老若男女の心の声に耳を傾けてきた裕子さんの、酸いも甘いも知り尽くした人生談義。

 

男女間ではない人間関係の嫉妬。これもまた、人間付き合いや競争社会の中では切っても切れない嫉み(そねみ)と妬み(ねたみ)…。

 

職場で自分より目立って昇格する同僚。
自分よりもいつも男性からチヤホヤされる女友達。
ゴルフのスコアで勝てたことのない会社の後輩。
SNSのフォロワーがどんどん伸びる同級生。
スタイル良くて顔も良い、可愛い赤ちゃんに素敵な旦那様までいる旧友。

 

色んな嫉妬の種類があるとは思いますが、今はSNSで簡単に垣間見れてしまう周りの人達の生活に、心を脅かされる方も多いかと思います。

 

男性が男性を嫉妬の塊でチクチクと意地悪言うのを見てるのは、その男性をもの凄く小さく見せるモノ。

 

女性が嫉妬でギャーギャー言うのは20代まで。
30歳も過ぎて騒ぎ立てるのは器と知性が問われるというモノ。

 

他人と比較するからこそ生まれる嫉妬。
己を知らないからこそ溢れる傲慢。

 

己の長所も短所もどちらも理解できていれば、人を妬む様な傲慢さはなくなります。
だから自分と向き合う時間て大切なんです。
ひとりの時間も大切なんです。

 

そうなれるためには、経験と知性が培われる「老成」が大きなひとつの鍵にもなります。
言い換えれば、人間の「熟成」。時間をかけて熟れていくのです。
しかし、腐敗と発酵は違います。
良い環境や人間関係が、その人自身を腐敗させていくのか発酵させてくれるのかの大きな要因になります。

 

そしてそれはなんとラッキーなことに、自分で選び取れるのです。

 

ライバルは高め合う良き友。
そう認められない相手ならば、嫉妬している時点で負けているので、早めに降参して「今までの自分自身」をライバルにしちゃいましょうね。

 

風にしなる柳のように、そこに吹く風を受け止めていきたいものです。

 

ちなみにあたしは「出る杭は打たれなくなるまで出てやろう」がモットーですので、ごめんあそばせ♡

 

艶小噺

世界最大の草食動物、ゾウが好きです。

大きくて強い。もの凄く賢くて、チームを大切にする。情深くて、仲間が亡くなるとお葬式をするんですよ。

そんなゾウをリクエストして、素敵なイラストを描いてもらいました。

サラッとこんなイラストを描けるなんて、憧れます。

 

 

 

 

◯金沢繁華街の蝶に効く【艶言葉】

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執筆者プロフィール

裕子
夜の街に勤めて20年、現在は金沢屈指の名店クラブに在籍。その傍ら産業カウンセラーとしてメンタルケアの活動をしながら心理学、傾聴などを学び続けている。また、サンキャッチャーブランド「LimaBlue」を手がける作家としても活躍中

インスタグラム:@yu_column
インスタグラム:@limabluesuncatcher
フェイスブック:@LimaBlue

 

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