無人島のサバイバル、あなたは誰と過ごす?|裕子の艶言葉 #31
酒も入れば心も開く。お酒の席で老若男女の心の声に耳を傾けてきた裕子さんの、酸いも甘いも知り尽くした人生談義。
この人と居ると、なんだか元気が出る。
この人と居ると、ホッとする。
そんな人に、会いたいですよね。
そんな人と一緒に過ごしたいですよね。
ツライときにわざわざ、皮肉を言ってくる人や、痛い所を突いてくる人、暑苦しく語ってくる人には会いたくないですよね。
調子の良いときも、同じ空気感で、楽しく過ごせる人に会いたいですよね。
コロナ禍のなか、やっと人との距離感を掴めた人も多いと思います。
今まで嫌でも断れなかった誘いを「コロナが落ち着いたら〜」と断れるようになり、しんどい集まりに行かなくてよくなり、「体調が悪い」と言えば学校も休みやすくなりました。
ある意味、本当に一緒に時間を過ごしたい人が厳選された、と言う方も多いと思います。
マスクする派、しない派。ワクチン絶対打つべき派、ワクチンは絶対ダメ派。コロナに過敏過ぎる人、コロナを軽んじ過ぎる人。
いずれかに過度に偏りすぎると、この相反する相手とは、家族だとて一緒に暮らすことすら難しいのでは、と感じます。
世界を震撼させているコロナ騒動にて、命に対する価値観、衛生観念、お金との付き合い方、そういう色んなことが、露呈してきた気がします。
ホステス業でのルールで「野球、政治、宗教の話はご法度」というものがあります。思想が強く反映され、特にお酒が入ると人が熱くなる対象だからです。
これに今後は「ワクチン」「コロナ」の話も追加するかもしれませんね。
そのくらいセンシティブな話題になってきています。
その辺りの価値観が合わない人とは、話していてもザワザワとします。心のザワザワは、何かの警報なので、見過ごさずに観察したい部分です。
もちろんその警報は、相手がNGなだけではなく、自分の痛い所を突かれた、という意味も含まれます。
ちなみにあたしは、自分の知らないことや、自信を持って語れないことにはニュートラルでありたいと思っておりますので、分からない分野の会話には参加しないようにしております。
なによりも、自分の動物的な感覚、直観を凄く信頼しております。
猫が威嚇する様に。犬が吠える様に。
危機管理能力が高い人は、危険信号がすぐに出ます。なので、とても用心深く、不安症。
不安が強くネガティブなのは、ダメなことではありません。サバイバルで生き抜くにはとても大切な才能。
「無人島でサバイバルするとしたら、この人と生きていける?」
よく、自分にも問う質問です。
どこで誰と一緒に過ごすか、それも動物的な感覚に委ねております。
あたしが吠えたり逃げたりしたときは、そこは、自分にとって危険なサイン。
ぜひ、皆様も、研ぎ澄ませてみてくださいね。
イラスト:rakugakizz(Instagram/@rakugakizz)
艶小噺
口の中は、露出した内臓。
と思っておりますので、定期的なクリーニングはもちろん、歯磨き粉もこだわりがあり、自分の感覚にフィットした物を使いたい。
ここ数年、タイヘ定期的に行く方にお願いして、タイの歯磨き粉を使用しておりました。それがコロナ禍により手元に無くなり…
浮気もしてみましたが、やっぱり体が忘れられない!ヨリを戻したい…!
って事で、タイで買えば300円ほど、日本で買えば高級になってしまう歯磨き粉「デンティス」と、元サヤにおさまりました。
皆さんの歯磨き粉事情が、気になります。
◯金沢繁華街の蝶に効く【艶言葉】
執筆者プロフィール
裕子
夜の街に勤めて20年、現在は金沢屈指の名店クラブに在籍。その傍ら産業カウンセラーとしてメンタルケアの活動をしながら心理学、傾聴などを学び続けている。また、サンキャッチャーブランド「LimaBlue」を手がける作家としても活躍中
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