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良い所探しと悪い所探し|裕子の艶言葉 #32

金沢繁華街の蝶に聞く!【裕子の艶言葉】
酒も入れば心も開く。お酒の席で老若男女の心の声に耳を傾けてきた裕子さんの、酸いも甘いも知り尽くした人生談義。

先日、とあるテレビでアンミカさんが「奥さんのこと、褒めますか?みなさん!」という質問をし、芸人の方々がフリーズする…というやり取りを観ました。

 

「私は旦那様はもちろん褒めるし、世の中の物事の全ての良い所を褒められる!」とアンミカさん。ただ、たまたまそこにあった何でもない白いおしぼりを瞬時に褒めちぎるアンミカさんにはビックリ!圧巻のエンターテイメント!芸人さん達も「これはすごい!」とうなっておりました。

 

人の良いところを見つける。これは素晴らしい才能です。

 

しかし、人の良いところを見つけるのと、人の悪いところを見つけるの、これは表裏一体で同じこと。

どう表現するか、の違いなだけなのです。

 

もちろん、ネガティブよりもポジティブな方が良い。聞いている方も気持ち良い。
しかし、ネガティブな指摘ができる人というのは、クリエイティブなことを表現する才能に長けています。お笑い芸人は、自分や他人のネガティブな部分を笑いに変えられます。人の失敗談は、だいたい、すべらなくて、おもしろいのです。

 

風刺画を描く方々も、ネガティブな部分を誇張して描くから興味をそそられるのです。
似顔絵がとても上手な同級生に「似顔絵を描くコツは?」と聞くと「その人の顔の短所を大げさに描くこと」と言っており、とても納得しました。

 

笑いに変わりやすい、ネガティブな物差し。
お酒の席で、サービス精神が発動し過ぎて、誰かを傷つけるようなことにならないように、注意したいものです…(気をつけます…)

 

さて。旦那様方、奥様のこと、褒めてますか?
奥様達、旦那様を、褒めてますか?

 

今までの自分自身の恋人遍歴を振り返ると、深いお付き合いをした良い思い出の方々は皆、よく褒めてくださりました。褒めて、認めてくださりました。
なので、気持ちもウキウキとして、良いお付き合いができていたかと思います。
逆に「もっと痩せろ」「化粧しろ」等と見た目だけの価値観を押し付けられて貶されると、心がズンズンと落ち込み、気持ちが離れていきますよね。

 

あたしは、好きな人、好きな物のことは、とってもよく褒めます。
しかしそれはただ盲目なだけではなく、ネガティブな指摘もできます。できますが、ここぞ!っていう時にしか言いません。
なるべく、ここぞ!になっては欲しくないですけれどもね。

 

イラスト:rakugakizz(Instagram/@rakugakizz

 

艶小噺

実家に暮らしていた時代から使っていた某有名キッチンスポンジ。そのスポンジの強いジャリジャリの面でうっかり大切なグラスに傷をいかせてから使うのを躊躇うようになりそこからは、スポンジ難民。

 

理想としては

 

・柔らかい
・でもしっかり油取ってくれる
・抗菌加工
・水切れが良い←一番重要

 

変に硬い面は要らず、柔らか過ぎるヘナチョコは話にならず、真ん中にウレタンみたいなのも要らず…

モシャモシャだけのスポンジもあるが、それは穴が大き過ぎて荒すぎる…

 

そんな長年の難民の末に出会った亀の子スポンジ。

 

ガシッとフライパンの油も絡め取ってくれ、大切なワイングラスも優しく洗いあげてくれる。
何より、洗い物終えたら水切れ抜群!

 

キモチイイ…

 

夏限定の「スイカ」と「オーシャン」を滑り込みGET。

季節のお楽しみも、たまりません。

 

 

 

 

 

◯金沢繁華街の蝶に効く【艶言葉】

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執筆者プロフィール

裕子
夜の街に勤めて20年、現在は金沢屈指の名店クラブに在籍。その傍ら産業カウンセラーとしてメンタルケアの活動をしながら心理学、傾聴などを学び続けている。また、サンキャッチャーブランド「LimaBlue」を手がける作家としても活躍中

インスタグラム:@yu_column
インスタグラム:@limabluesuncatcher
フェイスブック:@LimaBlue

 

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