Kan Sanoの音楽的ライフ【観ずる日々】第33回:ツアー
新世代のトラックメーカーとして注目を集める金沢市出身アーティストKan Sanoの音楽的ライフをちょっと覗き見。
アルバムのツアーがいよいよ始まる。これを書いている時点ではまだ最終リハーサルを終えていないが、素晴らしいバンドメンバーとスタッフのおかげで良い内容になりそうだ。
一番の問題は自分の体力だ。ライブパフォーマンスは体力を使う。中でもバンド編成のワンマンはライブ後の疲労が半端ないので翌日は何もできない。立ってピアノを弾きながら歌い、バンドの演奏を大音量で浴びながらお客さんの視線も浴びる。普段家にひきこもっている僕にとっては刺激的で非日常的な行為だ。だからこそライブ後は充実感もたっぷり味わえる。というか、疲労感が充実感にもつながっている気がする。ライブを終えたあとしっかり疲れている方がライブをやった実感を強く持てる。やっぱりライブは最高だしやめられない。
コロナ禍で以前よりライブの本数が減り、ワンマンの数も少なくなっているので、久々にワンマンをやると疲労感も以前より強くなっている。k is sツアーの時は4日間連続で九州各地をまわったりしていたが、今の体力ではまず無理だと思う。ライブに必要な体力や集中力はライブを定期的に続けていくことでしか身に付かない。そういえば以前コラムでライブ的体力って書きましたね!
Kan Sanoの音楽的ライフ【観ずる日々】第26回:ライブ的体力の話
久々のツアーの場合、最初の1、2本はしんどいが、何本か終えるとライブ的体力が戻り始め、徐々に楽になってくる。6/4大阪、6/12東京、まずはこの2本を無事に終えたい。会場でお待ちしています!
◯Kan Sanoの音楽的ライフコラム【観ずる日々】
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執筆者プロフィール
Kan Sano
石川県金沢市生まれ。キーボーディスト/トラックメイカー/プロデューサー 。バークリー音楽大学ピアノ専攻ジャズ作曲科卒業。FUJI ROCK FESTIVAL、RISING SUN ROCK FESTIVAL、ジャイルス・ピーターソン主催 World Wide Festival(フランス)など世界中の大型フェスに出演。 2019年アルバム『Ghost Notes』をリリース。テレビ朝日「関ジャム 完全燃SHOW」への出演でも注目を集めている。