捨てたくないなら、ムリに捨てなくたって良い。|カネノミホの散らかった部屋でよむコラム #03
ミニマリストとは程遠く…
今も採寸せずに100均で収納グッズを買って失敗したり、かわいい紙袋があると取っておいてしまう、整理収納アドバイザーのカネノミホです。
「まだ使える?」
「もったいない!」
「捨てるのはちょっと…(捨てたくない)」
片付けようとすると、聞こえる自分の声。
(私も、独身の頃にはまっていたスキューバダイビングのウエットスーツなんかは、結婚、出産を経てサイズが合わなくなったいまも、クローゼットの奥で健在です)
そう!片付けの高き壁になる「捨てたくない気持ち」。
壁は、時に白山より富士山よりエベレストよりも高く挫折することも。
せっかく片付けよう!と思ったのに。
(やる気がいまいち奮わない方はこちらをチェック)
「捨てられない」「捨てたくない」から「片付けられない」の負のループから抜け出すのは至難の業。
めちゃくちゃわかります!(笑)
捨ててモノが減ったら、管理がラクになるのは事実。だけど、そう簡単に進まないものです。逆に「私、じゃんじゃん捨てられます」という方は、家族と揉めない程度にどんどん捨てちゃってください。じゃあ、捨てたくない人は?
捨てる?捨てない?の仕分けをする前に
○今よく使っているモノ
△あまり使っていないモノ
2つに分けてみるだけでも大きな一歩!空いたスペース(部屋)があるお宅なら「使ってないけど捨てられない」品々をまとめてみるのもアリです。
「やっぱり捨てた方がいいんですよね?」
「家族が捨てられないんです…」と、よく言われます。
そんな話をしてるとき、きっと頭の中には具体的に何かが思い浮かんでいるはず。
(頂きものの食器や雑貨、カバンに靴、写真や趣味のものなどなど。)
「いつかはやらなきゃ!」と思ってもすぐにお別れできないモノは、いっそ私を呼ぶ(笑)か、おうちの空きスペース(通称:宝の持ち腐れ)にポイッ。
いくら記憶力に自信があったって、私たちは所詮どこに、何を、どれだけ持っていたかまで覚えていられないので、1年以内に見返す機会を作れたらOKとしましょう。
捨てたくないなら、捨てられない自分を認めて「捨てなくたっていいじゃん!」と楽に構えること。大切なのは、おうちの中で大事な人と過ごす幸せで有意義な時間。「使わないけど、捨てられない…」と悩む時間がもったいないですよ。
片付けは、一生付き合うもの。どうせやるなら、楽しく行きましょう。
家の中で、捨てられるものを探す、なんてやめて「使いたいもの、好きなものを見つける宝さがし」と思って。
「捨てる」ばかりに囚われず、毎日をウキウキさせてくれる「宝さがし」がポイントです。
クローゼットで「宝探し」をするなら
①今日はトップス、明日(次回)はワンピース…と日毎に仕分けるジャンルを決め、その日の分だけ一旦出す。
②鏡の前で合わせながら「似合う!」「着たい!」「好き!」な服だけを色別にクローゼットに戻す。
これだけ。
クローゼットがいい感じに埋まるころには、今ではもうテンションが上がらない服達が足元に残るはず。中には「これ何で取ってたんだっけ?」「やっぱりこれ、着ないわ」ってものにきっと出会うはず。そして捨てられないものは、クローゼット以外の空きスペースへ移動。
左:Before→右:After。夫婦2人のクローゼットで「宝さがし」を実践。今日着たい服を選んで、サッと取り出せるって何気ないことだけどステキ。
日々の生活では、よく使うものが使いやすいことが大切!
・見やすい◎
・出しやすい◎
・戻しやすい◎
捨てなくても、今よく使うもの、使いたいものだけが手に届く場所にあるだけで、気持ちがスッキリ軽やかになりますよ。
○お知らせ
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