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Kan Sanoの音楽的ライフ【観ずる日々】第36回:好きやき

新世代のトラックメーカーとして人気を集める、金沢市出身のアーティスト・Kan Sanoの音楽的ライフをちょっと覗き見。

 

今月は久々にライブが多くて、ほぼ毎週末どこかで演奏する。
すべて地方のイベントで、東京が一本もない。

このスケジュール感はコロナ前を思い出す。ライブ活動はとにかく体力を使う。身体が肝心だ。

移動がとにかく疲れる。車、電車、飛行機、どの移動手段も結局は疲れるけど、3時間の車より1時間の飛行機の方がしんどい気がする。人間自身の力を超えた非現実的なスピードで移動すると、身体への負担があると聞いたことがある。なんとなく分かる気がする。

 

バンドセットで演奏する時はバンドメンバーがいるから楽しいが、ソロで出演する時は移動も一人なので寂しい。先月は高知と広島に一人で行ってきたが、あまりの寂しさに、本番前に一人焼肉デビューしてしまった。意外と平気だった。土佐弁では「好き」は「好きやき」と言うらしい。

 

ツアーやフェスで地方に行くと必ず、レコードショップに寄ってしまう。今回は更にインスタで情報収集しておススメのお店を色々教えてもらったので、古着屋やセレクトショップにもたくさん行ってきた。地方に行くと買い物がしたくなるのは、なんでだろう…。

 

先日は金沢に一人で行ってきた。ライブではなくいま準備中のあるプロジェクトのため。コロナが心配なので、念のため実家ではなくホテルに泊まった。地元に帰ってホテルに泊まるのはなんか変な気分だ。夏休みが終わった平日の香林坊は驚くほど人が少なく、のんびりしていて、10代の頃すごした金沢をちょっと思い出した。

 

 

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公式HP:Kan Sano official web site
Instagram:@k.an.s.an.o
Twitter:@kansano
YouTube:Kan Sano

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