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MOcA Diary ③:2022年全米1位のレコードぜんぶ買ってみた!〜上半期編〜

MOcA Diary【カレーってからいですか】
石引のカレーマスター・モカさんが、カレーを仕込むかたわらお送りする、ゆるコラム。押し入れに眠るレコードをひっぱり出して昭和の名曲や知られざる新曲をディグります。

きっかけは2020年にBTS「DYNAMITE」がビルボードチャートHOT100で1位(アジア圏の楽曲として1963年の坂本九「上を向いて歩こう(SUKIYAKI)」以来57年ぶり、韓国人としては史上初)、すなわち全米1位になったこと。

 

それ以来、初めてちゃんとBTSおよびK-POPと向き合うようになったと同時に「なんで韓国のアイドルが全米1位になったのか?」を調べるようになって、更に「そういえば今の全米1位って誰のどんな曲なんだろう?」と、自称音楽好きなくせに今更ながら全米1位を毎週チェックして、知らなかったものはプロフィールやキャリアを検索してみるようになりました。今まで全米1位はおろか、オリコン1位からもほど遠い音楽を聞いてきたので中学生に戻ったかのよう。

 

よし!じゃあ今年はもう一歩踏み込んで、全米1位の楽曲のアナログ盤が発売されていたら好きだろうが好きじゃなかろうが全部買ってレコードで聞こう!というよく分からないルールを自分に課して、この2022年を過ごしてきました。そんなわけで今年の全米1位レコードをカウントダウン!

 

というか全部1位なのでカウントダウンもアップもないけど。

 

①Mariah Carry:All I Want For Christmas Is You

期間:2021年12月20日〜2022年1月3日 (3週)

 

 

えっ!今年最初のレコードはこれですか!正月からいきなりマライヤキャリーのクリスマス!試練!くじけそう。これ買わなくちゃだめですか・・・そんなわけで僕が高校3年生だった1994年に放送された山口智子主演のトレンディードラマ「29歳のクリスマス」の主題歌を46歳になって買いました。だって全米1位のレコードは全部買うというルールなんで・・・この曲は当時日本でもバカ売れしたせいかよくブックオフやリサイクルショップでも見かけたなぁ。それが30年経って今だに全米1位になるのは凄い。山下達郎「クリスマス・イブ」みたいなもんか。しかし「周りは華やかな雰囲気のクリスマスイブの夜に雨の中で好きな人が来るのを待ってるけどおそらく無視されたであろう孤独な達郎」と違って、マライヤキャリーはタイトルそのまま「All I Want For Christmas Is You(クリスマスに欲しいのはあなただけ)」の一点張り。歌詞も「あなたが欲しいだけなの!あたしの願いを叶えて!必要なものはひとつだけ!プレゼントなんてどうでもいい!サンタクロースはあたしを幸せにしない!あたしはクリスマスに多くを望んではいないの!あなたが欲しいだけなの!強く抱きしめて!あたしはただあなたを自分のものにしたい!今年のクリスマスは多くを求めない!クリスマスに欲しいのはあなただけ!(要約)」と、YES以外の返事を許さない大栄翔ばりの突き押しの圧力で、お相手も婚姻届に実印を押すしかない土俵際まで追い詰められています。曲の最初から最後までフックだらけの興奮剤のようなテンション。マライヤも「ヘイ達郎、待ってるだけじゃダメよ。押して押して押しかけなさい!」と言ってそうです。これがアメリカのナンバーワンクリスマスソング!この曲だけで印税が毎年1億円入るとか・・・

 

②Adele:Easy On Me

期間:2021年10月25日〜12月13日・2022年1月10日〜1月24日(計10週)

 

 

2008年のデビューアルバム「19」は全英初登場1位、2012年のセカンド「21」は全世界で3000万枚以上のセールス、2015年のサード「25」はアメリカとイギリスで2015年に最も売れたアルバム、そして「25」はイギリスでの歴代アルバムセールスがクイーン、ビートルズ、アバに続く4位、グラミー賞を15回も受賞している世界でいちばん有名なイギリス人歌手。なのにご縁が無く恥ずかしながら今まで1曲も聞いたことありませんでした・・・。調べたら、この曲が収録されてる最新作「30」はなかなかヘヴィーな内容みたい。幼い頃に出ていって絶縁していた父親との和解と死別、夫と離婚してアデル自信が父親にされたことと同じ思いを息子にさせ傷つけたことへの後悔と懺悔、本人も心身を病んだことへのセラピーのようなアルバム。故・アントニオ猪木に「スキャンダルを興行に結びつけない奴は経営者として失格」という名言があります。自分の失敗や傷と向き合って身を削って表現や作品に昇華して、大衆を感動させてこそアーティスト。うーん、当たり前だけど僕ごときの人生じゃ大した歌にもならねえな、と。この曲も30歳で離婚に至ったときの状況や心境を息子に正直に告白して、その上で「Easy On Me(そんな私だけど優しくして、私を許して)」というもの。離婚した親が子に謝って許しを請う歌が、全米1位になるってのも凄いけど、歌詞では直接じゃなく「川」に例えられているものの、自分のことが歌われて全米に知れ渡っている別れた夫は、どんな心境かしら・・・なんでもエンタメになるのがアメリカ!

 

③Carolina Gaitan, Mauro Castillo, Adassa, Rhenzy Feliz, Diane Guerrero, Stephanie Beatriz & Encanto C:We Don’t Talk About Bruno

期間:2022年1月31日〜2月28日(4週)

 

 

ディズニー60作目の長編映画「ENCANTO(ミラベルと魔法だらけの家)」サウンドトラック。ディズニーのサントラも人生初購入。こんなルールでも作らないと買わないし、聞きません。映画は「一族全員が魔法使いのマドリガル家で、唯一魔法が使えないのをコンプレックスにしながらも必要とされようと健気に頑張るが失敗だらけ。15歳の少女ミラベルが、家が崩壊し、一族が魔法が使えなくなるという危機を救うために」・・・という内容。ミラベルの叔父ブルーノは、未来を予言できる魔法が使えるが、悪い未来ばかり予言するので周囲の評判が悪く関係もこじれたので失踪、ブルーノの話題をするのはタブーな存在になってしまったので、この曲は「We Don’t Talk About Bruno(ブルーノのことを話すな)」という歌なんですね。しかしこのレコード、全米1位を買うというルールなんで渋々買ったけど、大当たり。この映画の監督と脚本家がどちらもコロンビア出身ということもあり、コロンビア文化を徹底的に研究調査し、1900年代初頭のコロンビアをモチーフに制作されたそうで、音楽もコロンビア伝統音楽やサルサ、レゲトン、ヒップホップ、キューバ音楽など、ラテンアメリカ文化と2020年代のポップがミックスされた素晴らしいアルバムでした。ちょうどディズニープラスに加入したんで、息子(7)にこの映画を見せたら「僕このアニメの絵が嫌い。目が飛び出てて怖い」と。そう!お父さんもピクサーアニメの瞳孔が開いた眼球が苦手なんだ!話が合うな!

④Glass Animals: Heat Wave

君臨期間:2022年3月7日〜4月4日(4週)

 

 

イギリスのインディーズバンド初の全米制覇ナンバー。2020年6月に発売されたけどゆっく〜りじわじわ〜っと売れて、チャート入り59週目で年をまたいでやっと全米1位獲得というビルボード史上最長記録の遅咲き1位。それは初土俵から89場所かけて遅咲きの横綱になった、稀勢の里(現・二所ノ関親方)みたいな曲です。ちょうど発売された時期は未知の疫病・新型コロナウィルス感染症がパンデミックとなり全米も「感染したら死ぬかも」という恐怖で、みんな引きこもってた時期。この曲のMVもロックダウン真っ最中のロンドンで撮影されています。曲の内容は恋人との別離についてだけど、この鬱屈とした状況とどんよりとした曲調とMVが、コロナ禍のアメリカ人にどんぴしゃでフィットしたんでしょうか。何年か経っても「これ聞いたら2020年のロックダウン思い出すわ〜」ってなりそうです。日本で2020年を思い出す曲ってなんでしょうか。瑛人の「香水」?あ、Adoの「うっせぇわ」も流行りましたね。親に怒られてる小学生が「うっせーわ!うっせーわ!うっせーうっせーうっせーわ!」と反抗してたのを何度か見かけました。そうだ、コロナ禍ソングといえば星野源さんの「うちで踊ろう」だ。多くのミュージシャンや芸能人がコラボ動画を投稿して、バズって暗い気持ちを温めてくれてたのに最終的に安倍首相が家でくつろいでいる動画で「緊急事態に何やってんだ!」と大炎上して台無しに。あったな〜そんなこと。そして直後に再辞任してあんなことになるなんて1ミリも思ってませんでした。聞いたらなんだかどんよりする曲になってしまった「うちで踊ろう」・・・。

⑤Harry Styles:As It Was

君臨期間:2022年4月11日・4月25日〜5月2日・5月30〜6月20日・7月4日〜7月18日(計7週)

 

 

K-POPシーンを見てたら、アイドルってアスリートだなって痛感します。フィギュアスケートに似ていて全盛期は10代半ばから20代半ば。もちろんアイドルもスケーターも30代になっても継続できるけど、激しいダンスの運動量と儚い美しさには限界があります。で、ハリースタイルズってイギリスのアイドルグループ「ワン・ダイレクション」のメンバーなんですね。知らなかった。さすがにワン・ダイレクションは知ってます。「21世紀のビートルズ」と呼ばれ、デビューアルバムから4枚連続で全米1位という世界でいちばん人気のグループ。でも僕が浮世離れしすぎてて、一曲も知りません。2016年に活動休止したみたいで、どうやらそれと入れ替わるようにBTSが全米でブレイクして「ビートルズの再来」と呼ばれるほど世界でいちばん人気のグループになっているのかなと。世界一アイドルの席はひとつしかないんですね〜。これからBTSが休止期間に入るので次に席に着くのは・・・?それはいいとして、アイドルグループからソロになって自作自演アーティストとしても大ブレイクするのは大変です。マイケルジャクソンがその成功例でしょうか。日本でもKinki Kidsの堂本剛さんがもがいてます。アイドルだけじゃなく人気ロックバンドが解散して、ソロになってバンド時代より成功するのも難しいです。再結成していないのは、キャロルとBOØWYとブルーハーツくらい?あ、ワン・ダイレクションは、解散してないのか。この曲の歌詞を検索したら、ハリースタイルズの現在の恋人である女優のオリヴィア・ワイルドに捧げたラブソングだそうで、オリヴィアの別れた元夫との間にできた「2人の子ども」も歌詞も出てきたり、冒頭で子どもの声で「ハリー、僕らおやすみって言っていい?」というセリフもあり、完全に「2人の連れ子も俺になついている」アピール。サビも「君もわかってるはず、前の恋とは違う(as it was)ってことに」と「前の結婚とは違うんだ」アピールもしているので、これはもう今で言うところの「匂わせ」を超えてリスナーの鼻に直接押し付ける「嗅がせ」ソング。相手が誰か特定できるラブソングってファンはどうなんでしょうか。もしBTSがそんな歌を発表したら世界で暴動が起きそうです。そしてオリヴィアの元夫の俳優ジェイソン・サデイキスは、ラジオやテレビでこれが流れてきたらどんな気持ちかしら。アデルもそうだけどプライベートをさらけ出してエンターテイメントにするのがアメリカ!そういやこの曲a-ha -「Take On Me」にめちゃ似てるけどオマージュでしょうか。

⑥​​Jack Harlow:First Class

期間:2022年4月18日・5月16日〜5月23日(計3週)

 

 

中学生の頃に読んだ漫画で『仕事もせずに家でゴロゴロしてる息子に、父親が「お前ちゃんと働け」と言ったことで渋々働くことになり、思いついたのが「自慢話を有料で聞く」という商売。始めてみたところ、世の中には他人の自慢話ほど退屈なものはないと分かりつつも密かに自慢したい人や、自慢話があるけど誰も聞いてくれない人、承認欲求を満たしたい人がいっぱいいて商売は大成功。最後に、金持ちになった息子が父親に一言「俺も自慢していいかな・・・」』と言う短編がありました。この曲のリリックも『俺はギャングスタ。セックスは午前中にするのが好きさ。タワマンのバルコニーから街を見おろす。2019年にはまだ気軽に外出できたけど今じゃファンに追いかけ回されてる。俺のハードディスクはアツい音でいっぱい。俺と同じ日に音源をリリースするって?やめとけ。スーパースターだねと言われるけど、まあそうなんだろうな。君をファーストクラスの飛行機に乗せてやるよ。お前も俺みたいになれるさ。信じろ。』と2020年に大ブレイクした彼の自慢話。ラップは「お金を払って他人の自慢話を聞く」という部分もあります。ヒップホップの成り立ちは、貧困層のアフリカ系アメリカ人なので成功したら自慢して貧しい子どもたちに「自分もこうなりたい!なれる!」と鼓舞している部分もあるんでしょう。ジャック・ハーロウ自身は白人ラッパーなので、アフリカ系アメリカ人=ブラックカルチャーであるヒップホップに対しては「自分のものではない文化の家の中にいる客人」「人種差別の経験がどのようなものかを真に知ることはできない」という立ち位置ながらBlack Lives Matter運動を支持していて、自分の音楽がきっかけで白人リスナーにヒップホップや人種差別について考えるきっかけになればいいというモチベーションで活動しているそうです。共感するものおこがましいけど、どうやってもつきまとう「よそもの感」って分かるわ〜。

⑦Future Featuring Drake & Tems:Wait For U

期間:2022年5月9日(1週)

 

 

 

全米1位ソングを聞いていたら、自分が好んできた音楽とは違うケタ違いのスケールとグレードを感じます。特にアフリカ系アメリカ人のラップは、度を超えたラグジュアリー加減や恐ろしくマッチョ&セクシー度数の高さ、彼らの生きている非日常の壮絶さは金沢で細々と暮らしている僕には1ミリも共感できる感覚もないし、縁がなさすぎる世界でどう受け止めたらいいのか分かりません。ただただそのまま「かっけぇ!」と感じるのが正解でしょう。まさにジャック・ハーロウの言うように「自分のものではない文化の家」の中を覗いている感覚です。「この文化の家に俺も入りたい!」となってるのがジャック・ハーロウで、「この国でも俺たちの文化の家を作る!」と奮闘しているのが日本や韓国のヒップホップ。でも、どんなにヒップホップカルチャーにリスペクトを持ってラップをしても、アジア人がラップをすることに関しては「文化の盗用」だという意見もあるらしいです。少数民族やマイノリティの音楽や衣装、伝統などを他の文化圏の人間が流用することを指す文化の盗用は、例えば白人がジャマイカのドレッドヘアにするとか、シーク教のターバンを巻くとか、アメリカの女性下着ブランド名を「Kimono」にするとかと同じようにアジア人のラップを快く思ってないと。その上で「文化系のためのヒップホップ入門」「アメリカ音楽の新しい地図」著者の大和田俊之先生がインタビューで『アフリカ系の人たちがアジア系のラッパーを見る感覚は、僕ら日本人がアメリカ人の寿司職人を見る感覚と当たらずとも遠からずなんです」と発言されていて「なるほど!」となりました。アフリカ系アメリカ人がどんなに上手に寿司を握れても、日本人が作る方が美味しいという揺るぎない自信が刷り込まれている、みたいな。うーん難しいですね〜・・・。2015年のサードアルバムから、6作連続で全米1位になっている大人気ラッパー、フューチャーの新曲は、これまたデビューアルバムから8作連続全米1位を記録しているカナダ出身だけど全米ヒップホップ界を代表するラッパー、ドレイクをフィーチャリングしているので、これが余裕で全米1位にならないわけありません。リリックの内容はヘヴィーな独白だけどMVは超ラグジュアリー。しかし、この曲で大収穫だったのがもうひとりフィーチャリングされてるTems(テムズ)という、1995年生まれの女性シンガー。検索したら、ナイジェリアのオルタナティヴシーンで2018年から本格的に活動し、2020年にインディーズながらナイジェリアのApple Musicチャートで1位をゲット。それで業界で話題になったのか2021年にドレイクのアルバムに参加。ジャスティン・ビーバーとのリミックスでの共演、そしてナイジェリアのシンガーソングライター、ウィズキッドとの共演曲「Essence」はアフリカのミュージシャンとしては史上初の全米トップテン入り(9位)と人気ミュージシャンの神輿に担がれて、アメリカでのキャリアをダイナマイトスタートさせています。僕もこれをきっかけにTemsにどハマり中。これから女王になって行くんだろうけど、まだ初心というか売れっ子たちから引き出された自分の魅力を地肉にしている途中っぽいのも好きです。「熱い日差しの中で飲む冷たいジンジャーライムのような歌声」だって!これからはナイジェリアが来る!?ありがとうフューチャー!ありがとうドレイク!Temsのレコードも出してください!!(アフリカ音楽専門家のアオキシゲユキさんのコラムを参考にしました)

⑧​​Drake Featuring 21 Savage:Jimmy Cooks

期間:2022年6月27日(1週)

 

 

新たなソ連!じゃなくて試練!ウクライナ戦争の影響?原油価格の高騰からの原料費や輸送費の高騰?円安?全部が重なってなのか?このドレイクのニューアルバムが金沢のレコード屋さんに届いたときには、定価6,000円を超えてました。高っけぇ!でも、全米1位を買うって決めたんで。さて、最近は「ミニマリスト」ていう言葉を耳にします。できる限り物を持たずに、シンプルに暮らすライフスタイルを指す造語。例えば昔は、一人暮らしをするときにはテレビとビデオデッキとラジカセ、電話機、棚とか買わなきゃいけなかったけど、今はスマホ1つあれば電話、連絡、音楽、映画、読書、買い物などなど、なんでもできるので至ってシンプル。自転車もシェアサイクルがあったり服もサブスクに、食事もその日の分だけ買えば冷蔵庫も要らない、スマホと布団があれば生活できるかも?僕はその逆でマキシマリストっていうんですか。物が大好きでゴミ屋敷寸前!(片付けてはいます)。先日も、作者のSNSで発売を知って必ず買おうと決めてた本が、電子書籍のみと知って落胆しました。ウェブで連載しときながらまだ「読み物は紙」信仰があります。約8000万曲以上が聴き放題のスポティファイにも加入してるので、聞くだけならレコードを買う必要がないのに買ってしまうのは、物としてのレコードが好きだから。音質が良いとかは二の次で物として愛てます。漫画家・イラストレーターの本 秀康先生も「生演奏よりレコードの方が好き」とおっしゃってましたがその通り。本先生はレコードを愛するあまりに、私財を投げ打って7インチレコードレーベル「雷音レコード」を設立しています。尊敬!なので我々レコード愛好家にとってレコード6,000円超えは痛いんです。悪いのはプーチン?岸田?習近平?バイデン?・・・というわけで、この高級レコードはデビューからこれで8作連続全米1位を記録となった、ヒップホップ界の最重要人物のドレイクのニューアルバム。それもヒップホップじゃなくて、ほぼ全編ハウスミュージック。現在アンダーグラウンドのフロアで盛り上がっているアフリカ産ハウス、南アフリカ発祥のハウス「アマピアノ」に触発されたとのことなんで、耳が早い。ナイジェリアもだけどアフリカが来てる?!全米No.1アーティストがその座に安住せずに、ヒップホップファンにガッカリされる事を承知でハウスを取り入れるチャレンジ精神。そして、ここからアンダーグラウンドのアフリカ系ハウスのプロデューサやトラックメイカーが、全米で注目を浴びるきっかけを作っているんだろうなと。手を差し伸べて、引き上げて、お互い高みに登る・・・それが理想の親分!理想の上司!自分のことしか考えず、自分ひとりで精一杯の僕には一生できない事です。で、この曲ってハウスなんですか?

※後編は、2023年1月のコラムに続きます。

 

執筆者プロフィール

モカ
学生街のブラッスリー『JO-HOUSE 石引』2代目カレーマスター/私設公民館『じょーの箱』大家さん。もうすぐ若者ぶらずにおっさんの武器も使えるいちばん旬なとき、さみしさは昔よりも現実味おびてきたね…でも明日はくるSweet Sweet 46 Blues。

ツイッター:@MoCurry
フェイスブック:@モカ ジョーハウス
インスタグラム:@Jo_house1972 @mocurry

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