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今から始める!災害時のためにすぐできる備え|カネノミホの散らかった部屋でよむコラム #15

掃除はめんどくさい!家事もズボラな元片付け苦手人間という整理収納アドバイザーのカネノミホが、毎日をラクに過ごす片付けのヒントを教えます。

 

今年5月の石川県珠洲地震(震度6強)を現地で経験したカネノミホです。

 

いつもは理想の暮らしやラクに片付ける方法などをお伝えしていますが、そもそも「快適な暮らし」の前に「安心安全」が大切です!来月9月は防災月間。豪雨や台風など自然災害も多い今だからこそ、災害の備えについて家族と話し、備えてみませんか?

 

まずはじめに、皆さんのお家に“非常持ち出し袋”はありますか?そして、定期的に見直していますか?

 

防災グッズの種類は2つ。①他所への避難用と、②自宅避難用があります。

【他所避難用】

自宅を離れ、家族で避難所などに行く時に持って行くもの

 

持ち出し品

まだ非常持ち出し袋を準備してない方は、何を揃えるか、よりまずは準備することが大切!使っていない手持ちのリュックやカバンを準備しましょう。ネットで「非常持ち出し」と検索すればリストはどれだけでも見つかります。

 

でも大切なのは、全て揃えることではありません!気持ちはわかりますが、アレもコレも全部詰めても、重くなりすぎて結局担いで逃げられません。住んでいる場所や家族構成、年齢や性別によっても中身は変わるので、インターネット上のリスト(または市販の持ち出しセット)から

 

❌ あれば便利なもの
⭕️ ないと困るもの

 

を持ち運べる量で選びましょう。

 

食品、衛生・救急用品(携帯トイレなど)、懐中電灯・ラジオ・電池/モバイルバッテリーなどバランスよく、「自分は使わない」と思うモノは思い切って減らしましょう。個人情報のわかるもの(マイナンバーカードや免許証などのコピー)や常用薬名(1つ前のお薬手帳でも可)もあると安心です。

 

収納方法
市販の持ち出し袋は買わなくても大丈夫◎。購入する場合は肩紐が太く、担いでも痛くないものがオススメです。両手が空くものが必要なので、家で使っていないリュックや肩掛けカバンを家族の人数分(小学生以上)用意しましょう。それぞれのカバンにバランスよく、一人一人が担いで走れる重さで準備し、リュックには重いものは上、軽いものは下に詰めましょう。

 

収納場所
普段家族が長くいる場所(リビングなど)から玄関までの動線上に。逃げ出す際には、玄関に向かいながら手に取れること、家族全員が収納場所と自分が担ぐカバンを知っていることが大事です!

 

 

首相官邸ホームページ(https://www.kantei.go.jp/jp/headline/bousai/sonae.html

【自宅避難用】

停電や断水、買い物困難などで自宅内での避難で必要なもの

 

備蓄するもの
✔ 水(わが家は2リットルの1〜2ケース。箱に大きく賞味期限を書くのがオススメ)

✔ そのまま食べられる食材(缶詰、レトルト、栄養補助食品、お菓子など)

✔ 携帯トイレ(4人家族のわが家は50回分を備蓄)
✔ ろうそく

 

収納方法
持ち運ぶものではないので、アウトドア用コンテナや衣装ケースなど、食品や日用品がひとまとめにできるものがラク。中身は年に1〜2回チェックし、新しいものと入れ替えたり(とくに乾電池)、消費期限が切れそうなものは家族で食べるなどして見直しましょう。「食べたいモノ」を備蓄しておくと、消費期限のチェックも忘れにくく、食欲が落ちる災害時も食べやすくなります。

 

収納場所
どこでも大丈夫。どこにあるかより、家族が場所を知っていることが大切(わが家は寝室)

【番外編】

✔ 常日頃から家族の通路となる廊下や階段、扉の近くには「モノ」を置かない
✔ 家族で連絡方法や集合場所を決めておく

 

片付けと一緒。「これを買わなきゃ!」「あれがないと…」ということはありません。まずは、できることから、1つ1つ実践してみてくださいね。

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9月5日(火)10時〜17時

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