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「専用」→「兼用」で暮らしをラクに!|カネノミホの散らかった部屋でよむコラム #36

掃除はめんどくさい!家事もズボラな元片付け苦手人間という整理収納アドバイザーのカネノミホが、毎日をラクに過ごす片付けのヒントを教えます。

 

こんにちは。元・捨てられない(今も…?)ズボラ整理収納アドバイザーのカネノミホです。

 

みなさんのお家には、「〇〇専用」のモノって、ありませんか?

 

カレー専用のお皿に、焼き魚専用のお皿。
この箸は夫用、コップは娘用、ママが使うマグカップ…。
子ども専用のバスタオルに、来客用のタオルもありますね。

 

でも、こうした「〇〇専用」が増えるほど、モノも手間もどんどん増えていきます。

 

実際には、年に数回しか出番のないカレー皿や、ずっと眠ったままの来客用カップも。子どもも気づけば、“お気に入りのコップ”を卒業していたりして…。

 

あるとき、ふと思ったんです。
「これ、全部“兼用”にしたら、すっごくラクかも!」と。

 

そこから私が実践しているのが、“兼用のすすめ”。
こだわりを見直すだけで、暮らしがグンと楽になるんです。

「兼用」は、暮らしをラクに!

たとえば…

 

✔︎ パスタもカレーもOKな、深さのある平皿を家族分だけ。

✔︎ 丼ものにもラーメンにも使える、少し大きめの万能どんぶり。

✔︎ 柄にこだわらず、「誰が使ってもいい」お箸を数セット。

 

こんなふうに、誰でも使いやすいシンプルなデザインで揃えるだけで、食器の量も、しまう手間もぐっと減って、食器棚もスッキリ。

 

以前は「このお皿じゃなきゃヤダ!」と騒いでいた子どもたちも、今では「これでいっか〜」と自然に手に取ってくれるようになりました。

「兼用」で、家事もスムーズに!

兼用のいいところは、ただモノが減るだけじゃありません。「〇〇専用」から「誰でも使えるもの」に変えることで、仕分けの手間がぐっと減り、家事の分担もスムーズに。タオルや食器、ペンなども「これ誰の?」と迷わなくなって、片付けがラクになります。

 

家族もサッとしまえるし、子どもも自然と手伝うように。おかげで、いつの間にか「名もなき家事」も減っていました!

 

兼用できるものは食器だけじゃない?

「専用」をやめてラクになるのは食器だけじゃありません。

 

✔︎ タオルは全員同じ。洗濯・収納がシンプルに!

✔︎ 学用品も「兄用・妹用」ではなく、共用引き出しにまとめて管理。

✔︎ シャンプーや歯磨き粉も、みんなで同じものを使って使い切る!

✔ 仕事とプライベート兼用のトートバックで中身の入れ替えも不要に!

 

ちょっとしたことですが、「誰の」「何用」を減らすだけで、モノの数も、頭の中のタスクも軽くなっていきます。

「好き」は残して、「こだわり」は絞る

もちろん、「好きなものを使いたい」という気持ちは大切。すべてを兼用にする必要はなくて、「これは譲れない!」というモノだけは、しっかり残すのがポイントです。

 

私も、職場の仲間からもらった金箔のマグカップだけは「自分専用」。気分を上げたいときはこれでコーヒーを飲むのが定番です。

 

でも、それ以外のコップはすべて兼用。「全部が特別」になると、暮らしがちょっと窮屈になりますよね。こだわりの比重を見直して、“ちょうどいい”バランスを見つける。そのひと手間が、日常をずっと軽やかにしてくれるんです。

「専用」という思い込みを手放すと、片付けがラクになる

「なんでも兼用なんて、ズボラすぎる…?」そんなふうに思うかもしれません。でも、“考えなくて済む仕組み”をつくることって、じつはとても大事な家事の工夫なんです。

 

「〇〇専用」という固定概念をゆるめてみるだけで、モノも、手間も、考えることも減らせる。忙しい人にこそ、必要な“仕組み”かもしれません。

 

手放すのは、「モノ」じゃなくて、「こだわり」や「思い込み」。あなたの家でも、“兼用のすすめ”、今日からはじめてみませんか?

 

 

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