梅干しの魅力を伝えるダイニングバーで変わり梅を食べ比べ。

こんにちは、ライターの吉岡です。

 

突然ですが、子どもの頃に風邪をひいたら、どんなことをして（させられて）いましたか？

 

首にネギを巻く？たまご酒を飲む？

 

僕は、婆ちゃんが漬けた塩っ辛い梅干しをひたすら食べさせられました。

 

当時は「早く治る？そんなもん迷信でしょ」と思いながら黙って食べていたけど、実際に梅干しには食欲増進や殺菌効果、免疫力アップの効果があるそうで。昔の人の知恵ってすごいんだなぁと、今さらながら感心させられています。

 

そんな日本の伝統食である梅を使った創作料理のお店が、昨年秋にオープンしました。

 

金沢駅前別院通りにある『ICHIUME』。

梅干し料理を現代風にアレンジ。

『ICHIUME』は、金沢駅前別院通り商店街にある梅料理専門のダイニングバー。小松市にある「ダイニングウメボシ」の姉妹店として、梅干しの持ち味を生かした新感覚の料理を提供しています。

 

店内はカウンター席のみ。ショットバーのような雰囲気で、スタッフさんと梅好きの常連さんが会話する光景もよく見られます。どこの梅が美味しいかうんちくを語り合ったり。お酒好きが集まる日本酒バーのような感覚に近いかもしれません。

 

梅干しは常時８〜９種類。はちみつや鰹などの定番系から、ラー油やカレー味といった変わり種まで、お客さんのリクエストを参考にしながら季節ごとに入れ替えている。

 

０次会から２軒目、３軒目、さらには〆まで幅広く使えるのもこのお店の特徴。ちなみに梅干しには胃の粘膜を保護する役割もあって、お酒を飲む前にちょっと食べると二日酔いになりにくいんだそうです。

 

お店に到着すると、広報担当の宮川さんが待っていました。さっそくですが、いろいろと聞いてみましょう。

様々な種類の梅干しを食べ比べ。

酒のアテにセレクトしてもらったのがこちら。それぞれしっかりと素材の味がついている。金箔のトッピングで見た目も華やか。ドリンクセット900円。単品150円〜。

 

広報担当の宮川智志さん。イケメンです。

揚げ餅に梅肉と和風ソースを加えた一品。好きな梅干しをトッピングできる。400円。

 

ドリンクの一番人気は木内酒造の「ANBAI ALE」。梅の酸味、塩の旨味、ホップの苦味のバランスが絶妙。

メニューは梅好きの意見で決まる。

梅酒は常時15〜20種類。現在、自家製の梅酒も仕込み中とのこと。

別院通り商店街は質の高い酒場が揃う場所。ちょっとした息抜きに、こういった店があるのはありがたい。

 

コロナ禍において、一番身近に取り入れられる予防方法が食事。梅干しを食べて、免疫力をつけて、感染対策に備えておきましょう。

 

 

ICHIUME
イチウメ
石川県金沢市笠市町5-4
営業時間／19:00～23:00
定休日／月曜日
席数／カウンター６席
駐車場／近隣にコインパーキングあり
※こちらの情報は取材時点のものです。

 

（取材・文／吉岡大輔、撮影／林 賢一郎）