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ネタバレ注意!五感で楽しめる新感覚のお化け屋敷「血の糸」を体験してみた

みなさんはお化けや幽霊の存在を信じますか?最近の科学では、脳による錯覚なんて説が有力らしいけど、やっぱり怖いもんは怖いっすよね。

 

今だって、後ろを振り返るとなにかいるかもしれないし…。

 

そんな話はさておき、やってきたのは金沢市大野町の『ダイトクコーポレーション』。どうやらこの印刷会社の中に、最恐に怖いと評判のお化け屋敷があるそうで。早速、行ってきました。

 

ダイトクコーポレーション

印刷会社がなぜ、お化け屋敷を?

子供の頃から心霊や超常現象が超大好き。雑誌「ムー」を愛読していた社長さんの一声で始まったこのプロジェクト。ストーリーの構想は社長自身。仕掛けや人形などの制作は、金沢美術工芸大学の生徒さんが担当しているそう。

 

開催は週1回の完全予約制。同社が運営する「プリントダップ」に登録すれば、だれでも無料で入場できるんだとか。

 

取材班は事前に予約済。案内されるがまま、今回の恐怖体験「血の糸」の舞台となる大徳総合病院がある階へと向かった。

 

恐る恐る扉を開けると…。

 

ギャー!出たー!

 

不気味な気配に腰が引ける取材班。しかし、ここはまだ受付。平常心を取り戻そう。

 

注意事項などの説明を受けたら、骨伝導ヘッドフォンをつけて病院の中へ。どこかに隠された熊のぬいぐるみにリボンをつけるとミッション完了となるそうだ。

 

ちなみに製作中に実際の霊体験をする社員が続出したり、テレビのインタビュー対応をした課長がその夜に足首を骨折したり、室内の撮影をしたカメラマンが帰宅途中に事故にあったりと、いくつもの怪奇現象が起こっているとかいないとか。

 

なんて不吉なことを…。

 

気を取り直して出発。

この人形。ちょっとリアルすぎませんか?

「廃墟となった病院から聞こえるうめき声。かつてその病院は、治療を放棄された病人や罪を犯した病人が収容されていた。医院長は治療と偽り新薬を投与。ときには体を切り刻み血の糸を滴らせる。一人また一人と消えていく患者。滴り落ちた血の糸はやがて怨念となり、新たな患者を病院へと誘い込む」

 

これが「血の糸」のおおまかなストーリー。さすがオカルト愛好家。設定も作り込まれている。

 

ぬいぐるみ発見。でも、怖い…。

 

製作期間49日、制作者数13名。現役美大生による造形の美しさも見所のひとつ。スタッフさんも「細かい部分まで作り込まれているので、電気をつけた状態でも十分怖い。学生さんの感性によってリアルに再現された芸術作品を楽しんで欲しい」と、うれしそうに語っていた。造形物以外の機材や資材は、実際の病院で使用していたものみたい。

 

不安になる心電図の音。

 

この先に待ち構えているものは…。

臨場感があるから怖さも倍増

なんといっても「血の糸」の醍醐味は五感で楽しめること。病院内はちょっぴり肌寒く、メーカーと共同開発した廃病院の香りが充満。装着した骨伝導ヘッドフォンからは終始いや〜な音が流れている。体験が終わったあとにもらえる「恐怖のカレー」も美味しかった。

 

10月中旬には大幅リニューアルを予定しているとのこと。肝に自信のある人もない人も、ぜひお試しあれ。

 

恐怖のカレー。

 

Hobby Room
ホビールーム
石川県金沢市大野町4丁目レ40−169 ダイトクコーポレーション内
TEL.076-238-7333
営業時間/10:00〜16:00(完全予約制)
開催日/月4回の不定期開催

詳細はWEBサイト「血の糸」の開催日カレンダーもしくは電話にて要確認。

無休(月4回の不定期開催)
駐車場/あり

※こちらの情報は取材時のものです。

 

(取材・文/吉岡大輔、撮影/林 賢一郎)

 

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