【まとめ】今宵誰と酌み交わす?今すぐ行きたい酒場3選
気心知れたあの人と。
はたまた、もう少しお近づきになりたいあの人と。
さあ、外はだんだん暗くなってきた。
ともに飲みたい人の顔が浮かんだら、早速誘ってみよう「今日は、飲もうよ」。
自家製のおでんと熱燗でちょいと一杯『ちくわ』[金沢市]
赤のれんをくぐるとふわりと漂う出汁の香り。
おでんの老舗が軒を連ねるこの界隈で、2015年の開業以来人気を集めているおでん屋『ちくわ』。話、和、輪などいろいろな〈わ〉を築きたいと、店主の平田賢太郎さんにより名付けられた。
「食べ慣れた味わいの中にも新鮮さを感じてほしい」と店主の平田さん。
おでんだねは20種類ほど。魚の生身に塩やみりんを加えてひとつずつ手作りした自家製の練り物が評判で、とくにカニや海藻、柑橘類など旬の食材を練りこんだちくわが人気。ふわりとした食感に思わず「本当にここで焼いてるの?」と尋ねたくなる完成度の高さだ。
真昆布や宗太鰹、鯖節、鰯などの食材でとった出汁に、大野の醤油や能登の塩を加えて味を整えたスープも、飲み干せるほどに旨い。
日本酒は県内外の蔵元から厳選したものを、香りが立つようワイングラスで提供。お猪口2杯分ほどのお試しサイズ(280円〜)で飲み比べができる。
日本酒は産地にこだわらず全国から厳選。
香りが立つようにワイングラスで提供。
シンプルでスタイリッシュな空間。カウンターのほかに、ゆったりとくつろげるソファ席も。
ちくわ
石川県金沢市片町2-10-42 RENNビル1F
TEL.076-255-0303
営業時間/17:30〜24:00(L.O.23:00)
定休日/月曜日、不定休
席数/カウンター11席、テーブル24席 ※全席禁煙
駐車場/近隣にコインパーキングあり
※この情報は取材時のものです。
美味しいお酒と料理で会話が弾む『GRILL & GRALL』[金沢市]
金沢駅から徒歩5分。森の奥深くにある山小屋をコンセプトにした『GRILL & GRALL』といえば、予約必須の人気店として知られる存在。一人前の手軽なオードブルからガッツリ系のコース料理まで、充実したメニュー構成で幅広い層に支持されている。
この店の最大の魅力といえばライブ感。オープンキッチンで働くスタッフの姿、外国人観光客から一人飲み女子まで多種多様な人々が交錯する人間模様、さらには肉を焼く音と香りが吹き抜けを伝って2階席まで届くなど、あらゆる臨場感が五感で楽しめる。
看板メニューは肉料理。北海道の契約農場から仕入れた黒毛和牛やエゾ鹿のステーキのほか、自家製ソーセージなどラインアップは多彩。味付けは全体的に塩胡椒をベースに素材の持ち味を生かしたシンプルイズベストな印象で、これがまた自家製サングリアとよく合って旨いのだ。
山小屋を意識したオブジェが空間を演出。
白でも赤でもワインのお供にぴったりな牡蠣のチーズ焼き。ベーコンの塩気がアクセント。冬季限定メニュー。1,080円
店主の楠 正裕さん。
GRILL & GRALL
グリルアンドグラル
石川県金沢市昭和町14-4
TEL.076-223-0575
営業時間/18:00〜24:00(L.O.23:00) ※金土は〜翌1:00(L.O.24:00)
定休日/日曜日(月1回月曜日)
席数/カウンター7席、テーブル24席 ※全席喫煙可
駐車場/近隣にコインパーキングあり
※この情報は取材時のものです。
名物店主がもてなす自慢の料理を堪能『赤鬼』[内灘町]
昔懐かしい焼き鳥屋の雰囲気を色濃く残す隠れた名店。開店当初は焼鳥と漬物しかなかったが、今では常連客が「毎日通えるくらいメニューが豊富」と口を揃える。それも皆に満足して帰って欲しいという気持ちの表れ。
短冊メニューがずらり。
ハチマキ姿が男らしい店主の常光正さんは一見すると強面な印象だが、じつは気さくで話しやすい。その優しさが言葉の端々ににじみ出ている。
店の壁一面に描かれた赤鬼のイラストが目印。
パンチの効いた味わいで人を虜にする「にんにく焼き飯(600円)」
冬はおでん(100円〜)も人気。
繊細で絶妙な塩加減。イチオシは生姜の効いた軟骨入りのつくね(赤鬼だんご・360円)、焼き鳥3本300円から。
赤鬼
アカオニ
石川県河北郡内灘町緑台1-243-4
TEL.076-239-2822
営業時間/17:00〜23:00(L.O.22:30)
定休日/不定休
席数/カウンター14席、座敷20席 ※全席喫煙可
駐車場/6台
※この情報は取材時のものです。
※こちらの記事は、2018年1月末発行『BonNo』vol.78を再編集したものです。増税前の記事により、価格が変動していることがございます。