ケンカするなら、やめてくれ!仲良く片付ける方法|カネノミホの散らかった部屋でよむコラム #10
春。3月は一年でもっとも離婚率が高いらしい!
あなたも「捨てる」「捨てない」で揉めたことはありませんか?
私はあります。(笑)
「また、買ったん?」の爆弾投下からの冷戦、時々戦闘開始。最近ではご夫婦と一緒に。また、ご家族全員と片付け作業をすることも増えてきました。(ありがたや~)
そんな中で、家族内で揉める場面に遭遇することもしばしば。
女性「それ、いる?」
男性「え、いるけど」
女性「使ってるの(着てるの)見たことないよ~」
男性「いや、要るし。」
女性「ふ~ん。」(要らないでしょー。ムダ遣いしないで、もっと必要なモノにお金使えばいいのに。)
男性「別にいいやろ!」「捨てればいいんやろ!」
女性「・・・」
男性、女性が逆の場合や、親子(実家の片付け)でもありますよね。実家の片付けでは「私が死んだら全部捨てて」と言われ、親とケンカになったとSOSが来ることも。
いつも「モノは使うためにある」とセミナーなどでもお話しますが、「使う」「使わない」だけでは、モノの必要性を判断できないことありますよね。
着ないけど、取っておきたい服
使わないけど、お気に入りの食器
読まないけど、好きな本
付けないけど、思い入れのあるアクセサリー
できないけど、使っていたスポーツ用品
飾らないけど、かわいいぬいぐるみ
私達は「想い」や「思い出」をモノを通じて感じることもあります。なので、見る度に、触れる度に、そう感じるモノは判断を急がず取っておいても◎。
✔ 懐かしく心温かるモノ
✔ 幸せな気分にしてくれるモノ
✔ 持っているだけで、心の平穏が保たれるモノ
とくに「1度手放すと2度と手に入らないもの」は無理に手放す必要はありません。
ただ、量は決めて取っておきましょう!
逆に見ると苦しく、悲しく、辛くなるような写真や手紙、思い出の品は手放して。無理に捨てさせると、それ以上片付けが進まなくなったり、関係悪化の原因に。モノが無くなると思い出が消えるわけではありません。
片付けのゴールは「捨てること」でも「減らすこと」でもなく、大切な人と「毎日、快適に暮らすこと」。大切な人とケンカ(別れ)までしてすべき片付けはないのです!必要なときには、第3者(私とか?笑)を交え、焦らずに整理をしましょう。
片付け中に「これ、要らないよね?」の問いに不穏な空気を感じたときには、「ごめん」と小休止。一度取っておきたい理由を聞いて、一旦「迷うもの」として、使うものと分けておくだけで、スムーズに進みます。
相手の想いに敬意を払うと、自分の大切にしてるモノへの理解も深まります。実際、次第に心の整理ができ、手放せることも多いですよ。
片付けをきっかけにコミュニケーションが増え、日々で笑顔で過ごせるように、「捨てる」ではなく「残す」モノに目を向けて、家族と整理してみませんか?
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