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目指せ!家事シェア最下位脱却!|カネノミホの散らかった部屋でよむコラム #27

掃除はめんどくさい!家事もズボラな元片付け苦手人間という整理収納アドバイザーのカネノミホが、毎日をラクに過ごす片付けのヒントを教えます。

 

ズボラを極め、掃除も料理も洗濯もできる主人に頭が上がらない整理収納アドバイザーのカネノミホです。

 

石川県の全国1位といえば…寿司や和生菓子、チョコレートの消費金額や、人間国宝数(伝統工芸が盛んだし納得!)。そして、フルタイム従事者の男女比!が、しかし不名誉な最下位もあるんです!

 

それは、共働き世帯夫婦の1日あたりの家事育児時間

 

つまり「男性の家事をする時間」が全国最下位!共働き世帯が増える中で女性にかかる家事の負担は大きく、多くの家庭で仕事から帰宅した後も、食事の準備や子どもの世話、掃除や洗濯といった家事を、女性が担っている現状なんです。

 

でも、これを読んでる男性の中には「オレだっていろいろ手伝っている!」「家事も育児もしてる方だ!」という方もいるはず。実際に、3〜40代の男性と一緒に仕事をする機会も多いですが、家事・育児に積極的な男性もかなりいます。では、なぜこの結果なのか…

 

それは「家事・育児の仕組み作りや役割分担が上手くできていない」のが原因です。

 

やる気がある男性の言い分としては「手伝おうにもモノがどこにあるのかわからない」「モノが多すぎてやる気を削がれる」「やり方を指摘される、怒られる」などというもの。たとえば食器を洗い片付けたら「食器の場所が違う」と怒られる。洗濯物をしまおうとして「これ、どこ?」と聞いたら…睨まれる。衣がえをするときも、いるいらないでケンカになる。

 

そうした夫婦間のコミュニケーション不足も相まって、女性が「全然手伝ってもらえない」とストレスを抱える悪循環になっているんです。

 

現在、石川県では「ハッピー家事シェア!」事業を推奨しており、サイト内の育児・家事シェアシートでは、家事・育児の見える化や現在の分担割合を見ることができます(プリントアウトも可)。

 

「名もなき家事」という言葉があるように、家・家族に関わる仕事はたくさんあります。まずは、どんな仕事があるかを見える化することが大切。そして、お互いの得手不得手、負荷の大きさなどを考慮して、面倒な家事・疲れる育児を無理ない方法でシェアしましょう!お互いの家事や育児に関しての不満や希望について話し合うきっかけになるといいですね!

 

そのためにオススメなのが…

✔︎ 家事の見直し【何を】(要不要・優先順位)
✔︎ 効率化   【どう】(手順の簡素化や作業の見直し)
✔︎ 分担の見直し【誰が】(パパ・ママ・子・祖父母…アウトソーシングという方法も)

 

石川県の家事シェア最下位脱却のためには…

● 家庭内の仕事をシンプル・効率的に
● 合理的で勝手に片付く仕組みを実現

 

という意識が大切です。

 

家族で「家事の取捨選択(時間の有効活用)」「モノの量(探しものを減らす)」「モノの定位置(探す・出す時間短縮)」について話す機会を設けてみてください。

 

「家事の取捨選択」
◎ 優先順位の確認
◎ 得意な(または苦手ではない)ものを共有
◎ 最新家電やアウトソーシングの調査
◎ 手順の簡素化

 

「モノの量」
◎ 1年以上つかっていないものの見直し、処分
◎ 購入先をルール化(コストコは月2回までや宅配活用)

◎ ストック数をルール化(残り1つで買う、安売りで買うのは3つまでなど)

 

「モノの定位置」
◎動線の見直し(短いのがベスト)
◎収納方法の見直し(しまい込まない)
◎出し入れのラクさを考えた配置の変更(負担のない高さ)
◎作業方法の見直し

 

「ここに置いた方がやりやすい?」
「こっちの方が効率的?」
「この場所はわかりやすい?」

 

と、モノの場所や作業方法を家事を分担する人、または片付けが苦手な人に決めてもらう方法が◎。

 

家事・育児を「みんなの仕事」と捉えると
×「手伝う」←主体的じゃないよね?
×「してあげる」←(本当はあなたの仕事だけどね)の裏返し!?逆鱗に触れる可能性大

⚪︎「これ、するね(したよ)」
⚪︎「して大丈夫?」
⚪︎「ありがとう」

 

の言葉がけも変わるはず。当たり前とは思わずに、感謝を言葉にする、行為を褒めることを忘れずに。「自分でやった方が早い・ラク」と家事シェアに前向きでは女性もいるかもしれませんが、「自分が不在のとき」「体調が悪いとき」「自分がいなくなったとき」に困るのは家族です。夫婦も親も子も「できることは自分でする」ことが大事。「昔はしてた」「一人暮らしをしたら自分でするだろう」でなく、家族一人一人の自活力を養うのが、日々の家事です。

 

女性も面倒くさがらず男性を家事に巻き込み、「モノの定位置」「モノの量」「家事の取捨選択」を家族でルール化して、デジタル家電の活用、家事代行のアウトソーシングなども検討しながら、家族も、石川県も日本一ハッピーにしていきましょう。無理は禁物!長続きできる方法みつけてくださいね!

 

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