【シネモンド11/7〜上映】映画『土手と夫婦と幽霊』主演俳優・星能豊さんインタビュー
国内外の映画祭で各種の賞を受賞し注目を集める映画『土手と夫婦と幽霊』が、石川県では11月7日(日)よりシネモンドで上映開始。
同作は、国内では第10回日本芸術センター主催映像グランプリでグランプリ作品に輝き、湖畔の映画祭2019では星能豊さんが主演俳優賞を受賞。その後、アメリカ、ロシア、イギリス、ルーマニア、フィリピンなどの海外映画祭での受賞を重ねた作品。
主演は石川県金沢市出身の星能豊さん。
地元メディアとして、ご本人にお話を伺ってきました!
――星能豊さん、今日はよろしくお願いします!
星能豊さん(以下星能):よろしくお願いします!
――話題作『土手と夫婦と幽霊』が、星能さんの地元である金沢でも上映が決定しましたが、お気持ちはいかがですか?
星能:シネモンドさんは、僕自身もたくさん映画を見た憧れの映画館なので、上映が決まってとても嬉しく思っています!
――本作はどんなお話なのですか?ネタバレなしで少し教えてください。
星能:本作は「土手と夫婦と幽霊」という小説を書いた小説家が主人公の映画です。小説家が書いた話を小説家自身が体験してしまう、というお話です。
――星能さんはどんな役柄なのですか?
星能:主人公の小説家を演じました。記憶をなくしているという難しい役どころですが、悩みつつも楽しく演じられたと思っています。
――「女」を演じたカイマミさんとの共演はいかがでしたか?
星能:カイマミさんは、とてもストイックな役者さんです。目の前で演じるカイマミさんに、演技を超えて心を動かされる瞬間がいくつかありました。
――本作の見どころを教えてください!
星能:全編モノクロームで繰り広げられる世界のなか、キャストたちの演技合戦はもちろん、劇中に彷徨う男と女、果たしてその関係性は?夫婦なのか、それとも…?その存在をたぐり寄せるように物語が進んでいくところをぜひ楽しんでいただけたらと思います。
――こちらの作品は映画祭で多数受賞をされていますが、どんなところが評価されたと思われますか?
星能:キャストたちの演技はもちろんですが、渡邉監督が描き出す世界観がとにかく素晴らしいんです。この作品は、渡邉監督が実際に小説を書いて、さらに脚本も撮影も兼任されています。監督の世界観に引き込まれ、映画を観終わったときに小説を読み終えたような不思議な感覚になるのではと思います。
――今回は地元での上映ですが、地元ならではの特典等があれば教えてください。
星能:初日の11月7日の上映後には、監督とキャストが登壇し舞台挨拶をさせていただく予定です。11/8、11/11、11/12の上映後には、ゲストを招いてトークイベントを行います。本作のパンフレットに使われている写真は、金沢在住の田畑友子さんによるものなのですが、上映期間中は僕自身も毎日パンフレットを販売するので、ぜひ足を運んでもらえたらと思います。ほかにも、僕がweb CMに出演した「ローカーボジャンキー」というおつまみがあるのですが、こちらを映画を観に来てくださった方に先着順でプレゼントします。こちらはなくなり次第終了です。
【CM動画を見る】ローカーボジャンキー「街を騒がすブツを追え!篇」
――地元石川県の方にメッセージを!
星能:映画館に足を運んでいただくことで、映画館はもちろん、芸術、文化を育むことにもなると思います。11/7から11/12の6日間、シネモンドでお待ちしております!
『土手と夫婦と幽霊』予告編
■作品
『土手と夫婦と幽霊』
STORY
小説家の「私」は、葬式の帰りに「高橋」に誘われて、土手沿いに住む「女」の元に行く。「私」は目覚めると、帰る場所もわからず、「女」の家に居座ることになる。思い出せない記憶、不味い食事、ぬるい風呂…輝きを気を失ったこの世界にはルールがあった。
監督 渡邉 高章
出演 星能豊、カイマミ、佐藤勇真、小林美萌 松井美帆 他
音楽 押谷沙樹
■公開情報
金沢シネモンド
11/7(日)〜11/12(金)19:00〜
※11/7上映後に舞台挨拶あり
(登壇:渡邉高章監督、星能豊、カイマミ、小林美萌、松井美帆)
※11/8、11/11、11/12上映後にトークイベントあり
【ゲスト】
11/8:大谷内真郷(YOCO ORGAN / EVENKICK / KIST映像音響学科 副学科長)
11/11:宮田耕輔(ふくいまちなかムービープロジェクト主宰、月刊ウララ・日々ウララ統合編集長)
11/12:辻村健二(株式会社ガイネン代表取締役/映像ディレクター)