お母さんも子どもも笑顔になる『ウフフドーナチュ』の人気ドーナツ3選
金沢市久安にある手作りドーナツ専門店『ウフフドーナチュ』。店の壁に描かれた、可愛らしいイラストに見覚えがある人も多いはず。
子どもにも安心して食べさせられる無添加ドーナツ。
コンセプトは「ママが作る子どもが喜ぶドーナツ」。子育てに奮闘中のパティシエとスタッフが、保存料無添加と地産地消にこだわったドーナツを製造。食の安全に気を配り、ひとつひとつ手作りするその丁寧な仕事ぶりが話題を呼び、大阪や東京を中心とした全国の百貨店でも販売されている。最近では香港やシンガポールなど海外の市場にも進出しているそうだ。
店舗には日替わりで数10種の揚げたてドーナツが並ぶ。
『ウフフドーナチュ』が始まったのは2015年。それまでウェディングプランナーや出版社の編集長として活躍していた志賀嘉子さんが「出産や子育て後でも女性が活躍できる職場をつくりたい」と起業した。お店の名前に「ウフフ」と付けたのは、お母さんたちが楽しく働ける場所にしたかったから。毎日1,500個のドーナツを製造する忙しいお店にも関わらず、工房にはいつも笑顔があふれている。
店主の志賀嘉子さん(右)とスタッフさん。
能登産の赤崎いちごやブルーベリー、はとむぎなど、トッピンングには地元の野菜や果物をふんだんに使用。「ドーナツを通して北陸の食材を全国に発信したい」と志賀さん。多いもので生地の40%に野菜を使うなど、野菜嫌いな子どもでも美味しく栄養が摂れるよう工夫。また、地元の規格外野菜を積極的に使用することで、食材ロスの軽減にも配慮している。
食材のほとんどが地元産。
シンプルながらやさしい味わいのドーナツ。
約150種類と豊富なメニューの中から、志賀さんの一押しを聞いてみた。
ウフフドーナチュの人気ドーナツ3選
大浜大豆きな粉ドーナツ 220円
石川県珠洲市の狼煙地区でしか栽培されていない幻の地豆「大浜大豆」を使用。口の中でやさしく溶けるケーキタイプのドーナツに、香ばしいきな粉がまぶされている。一番人気。
能登塩ドーナツ 220円
能登町の九十九湾の海底に流れる海洋深層水から抽出した粗塩を使用。ほんのりとやさしい塩味がドーナツの甘みを引き立てている。生地は昔ながらの懐かしい味わいのオールドファッション。冷凍すると冷んやりサクッと、新しい食感が楽しめるそう。
果ざりドーナツ みかん 300円
ホワイトチョコレートをコーティングしたドーナツに、国産みかんのドライフルーツをトッピング。見た目にも可愛らしく、おみやげにも人気。ほかにもりんごやいちじくなどがあるそう。
おとりよせもできる『ウフフドーナチュ』のドーナツ。クリスマスや暮れの贈りものにいかがでしょうか?
ウフフドーナチュ
石川県金沢市久安2-463 クレミアールミカミ1F
TEL.076-218-4062
営業時間/9:00~15:00
定休日/土曜、日曜、祝日
駐車場/7台
※こちらの情報は取材時のものです。
(取材・文/吉岡大輔、撮影/林 賢一郎)