ほくほく系焼き芋の最高峰『農家屋カフェ』の五郎島金時は焼きたてこっぼこぼ!
秋の味覚といったら、いもくりなんきん(芋・栗・南瓜)ははずせない。なかでも最近は、若い女性を中心に焼き芋がブーム。
ねっとり系にしっとり系、ほくほく系と品種によって食感や甘みのバリエーションが多く、焼き芋の専門店も増えているとか。進化を続ける焼き芋は、もはやスイーツ。そんなブームの最中、ここ金沢に焼き芋スイーツを提供するカフェがオープンしている。
東山、観音町にある『農家屋カフェ 観音町店』は、今年9月に誕生。
加賀野菜、五郎島金時を生産する農家「かわに」が直営するスイーツの専門店。
ひがし茶屋街メインストリートから一本、浅野川へ近い通りに入ると町屋のカフェがある。
行き交う人の目を引いていたのは、この看板。
焼き芋の焼き上がり時間が書かれている。
目にした人は、ここで立ち止まって時計をチラッ。
吸い込まれるようにと店へ入っていく。
ここ『農家屋カフェ 観音町店』は、収穫した五郎島金時を使った焼き芋に、焼き芋ソフト、焼き芋シフォン、焼き芋ドリンクと焼き芋スイーツが充実。
五郎島金時は内灘の砂丘地で栽培し、色の美しさ、形の良さ、甘みの強さを兼ね備えたブランド品種。
美味しさを県内外に広く知ってもらおうと、PRの拠点ともなっている。
夏から秋にかけて収穫し、低温貯蔵によって追熟させた五郎島金時を、店舗内のオーブンでおよそ40分かけてじっくり調理。
そうすることで、より一層甘みが増す。
焼き芋は1日に3回調理。焼きたては格別。焼き芋400円、テイクアウトは350円。
石川弁でいうこぼこぼ(ほくほく)の焼き芋を抜いて、この夏人気NO.1となったメニューがこちら。
ぽってりとした丸型のソフトクリームに、小さめの焼き芋がささった大胆な一品。「焼き芋ソフトクリーム(480円)」
焼き芋のペーストを練り込んだ濃厚なソフトクリーム。
九谷焼の蕎麦猪口に盛り付けられているのも、町屋カフェならでは。
また、冬季限定メニュー「農家のおしるこ(680円)」も登場。食欲が増すこの季節、凝縮された自然の甘みたっぷりの最新焼き芋スイーツを味わってみてはいかが?
おイモ農家が愛情込めて作る焼き芋スイーツを召し上がれ。
農家屋カフェ 観音町店
石川県金沢市観音町1-4-6
TEL/076-251-1828
営業時間/10:00〜17:00
定休日/水曜日
席数/カウンター7席、テーブル3席、小上がり6席 ※全席禁煙
駐車場/近隣にコインパーキングあり
※この情報は取材時のものです。
(取材・文/森内幸子、撮影/吉田章仁)