冬こそかき氷!?進化系ドルチェ氷が食べられる『ウミネコパーラー』が石引にオープン
ここ数年続いているかき氷人気は、ますますヒートアップ。夏の風物詩というイメージが強いかき氷も、今や一年を通して食べられるオールシーズンなデザートになっている。
「カキゴーラー」と呼ばれる氷マニアたちは、行列に並ばないとたどり着けない夏場はさけ、あえて秋冬に新作を食し楽しんでいるのだとか。
金沢大学附属病院や金沢大学の鶴間キャンパス、金沢美術工芸大学がある金沢市石引に、11月23日かき氷専門のカフェ『ウミネコパーラー』がオープン。
穴水町新崎で七尾北湾の静かな海辺を前にお店を営んでいた同店が、今年金沢に移転。新たに石引商店街に店を構えた。
学生が多く行き交う商店街のアーケードに、能登で人気のかき氷カフェが出店。
店内は、古き良き北欧アンティーク家具と古道具をミックスした、レトロでヴィンテージな空間。
女性おひとり様も入りやすい雰囲気。
テーブル、カウンター席と置かれている椅子は種類、形も様々。
店を営んでいるのは、店主の足立秀幸さんと土倉菜々香さんのおふたり。
夏だけでなく年中楽しんでもらえるかき氷をと、新作に意欲的。
能登町の赤崎イチゴやブルーベリーにリンゴなど季節の旬のフルーツを贅沢に使った自家製シロップのかき氷をメインに、菜々香さんが焼きあげる手作りの焼き菓子も人気。
焼き菓子類は、ガラスのショーケースをチェック。季節のマフィン400円。キャロットケーキやガトータタンなど「その日のケーキ」も魅力的。
かき氷は、創作ドルチェとシンプルの2種類。季節や時期によって入れ替わる。この日のドルチェは、
「かぼちゃクリーム氷 モンブラン仕立て」
「ラフランスとアングレーズソースのブリュレ氷」
の2種類。
シンプルなかき氷には
「能登産の梨とバニラ」
「熊本産の八女みかん」
「能登産の林檎とシナモン」
が登場。
中でもひときわネーミングが気になった「ラフランスとアングレーズソースのブリュレ氷」をオーダー。そのビジュアルに、一瞬で心を奪われた。
「ラフランスとアングレーズソースのブリュレ氷」1,200円。
「アングレーズ」とは「イングランドのクリーム」の意で、カスタードソースの一種。
そしてクリームブリュレでおなじみの「ブリュレ」とは「焦がしたクリーム」の意。
そのネーミングの通り、ふわふわに削られた棉のような氷に優しいカスタード風味のアングレーズソースがかかり、ところどころほろ苦く焦げたカラメルのブリュレ感が楽しめる。
食べ進めると、中にチーズケーキがゴロッと入っていて、グラスの底はラズベリーシロップに味が変化。最後のスプーンひとさじまで楽しめる演出が詰まっている。
天井を見上げると、ユーカリ、紫陽花、ワイルドフラワーとたくさんの種類のドライフラワーが。こちらは土倉さんによる手作り。
気になっていたけど入れずにいたという方も、初めて知ったという方も、冬のかき氷を初体験してみるいい機会かも。
自家製シロップ「熊本産の八女みかん」「能登産の梨とバニラ」「ラズベリー」「能登産の林檎とシナモン」
うみねこパーラー
石川県金沢市石引1-16-40
TEL/070-4420-7274
営業時間/12:00〜19:00
定休日/火曜、水曜、木曜日(臨時営業あり)
席数/カウンター2席、テーブル15席 ※全席禁煙
駐車場/2台(軽1台を含む)
※この情報は取材時のものです。
(取材・文/森内幸子、撮影/林 賢一郎)