教えてトレーナー！通い続けられるフィットネスクラブの選び方

お正月明けと新年度は、フィットネスクラブの入会率が高くなるという噂をどこかで聞いたことがあります。区切りの良いタイミングに「今度こそ結果を出してやるぞ」と決意する人が多いのでしょう。

 

しかし、そんな決意にも関わらず、続く人もいれば続かない人もいます。

 

「入会したは良いけど続かなかった」
「入ったけどあまり行かずに結果が出なかった」

 

なぜそんなことになるのか、現役のトレーナーに伺いました。

 

フィットネスクラブの選び方教えて！

どんなフィットネスクラブに通うと続けられるんですか？
〈通いやすいクラブ〉として人気を集める西金沢エリア、金沢ベイ隣にあるフィットネスクラブ『エイム ムーンフォート』のトレーナーに伺いました。

 

教えてくれたのはこの方たち。

 

（写真左から）トレーナーの中田拓也さん、桐崎佑斗さん。

 

――どんなフィットネスクラブを選んだら良いですか？

 

マシンはもちろんプールや温泉が揃っている総合的なクラブ、パーソナルトレーナーががっつりマンツーマンで教えてくれるクラブ、24時間好きなときに行って好きなだけトレーニングできるクラブなど、現在ではいろんな特徴のフィットネスクラブがあります。それぞれの目指す目的によって優先すべき項目はあるかと思いますが、そんななかでも大切なのは〈続けること〉です。どんなフィットネスクラブなら通いやすいのか、どういったサービスがあるとモチベーションが保ちやすいのか、事前の下調べが大切だと思います。

 

そんなお二人に、フィットネスクラブを選ぶ際に「これだけは押さえておきたい！」という重要チェック項目を教えてもらいました。

 

 

重要１：通いやすいかどうか

マシンやプログラムに目が行きがちですが、意外に見落としがちなのがアクセスの良さ。
どんなフィットネスクラブを選ぼうが、結局のところ結果を出すためには〈続けられるかどうか〉。通いやすい位置にあるのか、無料駐車場はあるのかというのは、長期的に見るとかなり重要です。

 

エイム ムーンフォートの駐車場。かなり余裕があり、台数にして350台。

 

立地としては、家の近くや勤務先の近く、またはその動線上にあるのが望ましいとのこと。
また駐車場はあるけれどいつも一杯…ということのないように、事前に自分が行きたい時間帯の駐車場の混み具合を確認してみると安心です。

 

重要２：どんな施設がある？

① お風呂（大浴場・サウナ）

筆者の周りの〈続いている人たち〉に聞くと、皆が口を揃えていうのが「お風呂が重要」ということ。ワークアウトやフィットネスのあと、ゆっくりお風呂に浸かったりサウナに入ることで、運動だけじゃないリラックス効果も期待できるのだとか。

 

トレーニングに〈お風呂〉という要素をひとつ加えることで通うこと自体が楽しくなり「お風呂がメインで運動はついで」という感覚の人も少なくないのだとか。

 

広々とした大浴場。人工ラジウム泉なので健康効果も期待できそう。

（画像提供：エイム ムーンフォート）

 

最大20人入れるサウナ室も。

 

ゆったり身支度ができるパウダールーム。

 

② リラックススペース

あると地味に嬉しいのが、ゆったり過ごせるリラックススペース。ワークアウト前後やお目当のプログラムの待ち時間など、クラブにいるとちょっとした空き時間ができることがあります。そんな空き時間を過ごせる場所があるかどうかは、クラブの快適度をかなり左右します。

 

しかも、通ってからじゃないとなかなか気がつかない部分でもあるので、フィットネスクラブ選びの際には頭の片隅に置いておくことをおすすめします。

 

カフェスペース。セルフで飲めるコーヒーサーバーも設置されている。

 

マッサージチェアスペース。台数が多いのもポイントが高い。

 

③ プール

効果的に有酸素運動ができる水泳。

同じクラブ内にプールがあると「今日はマシンでワークアウトの日」「今日はスイミングの日」というように、気分や体調によって使い分けることができます。

 

25メートルのスイミングプール（手前）、ちょっと浅めのウォーキングプール（奥）、2つのプールがある。

 

重要３：どんなマシンが置いてあるのか？

フィットネスクラブに行くといろんなマシンが置いてありますが、どれにどんな効果があるのか知っていますか？今回はエイム ムーンフォートにあるマシンでご説明します。

 

① 有酸素運動系

まずは初心者でも取り入れやすいのがこちら。トレッドミルやルームランナーなど、屋内でランニングやウォーキングを行うためのものや、自転車型のペダルを漕ぐものも。有酸素運動によって、持久力や心肺機能を高めることにも効果を発揮します。

 

80台の有酸素運動系マシンが置かれている有酸素運動マシンエリア。

 

自走式のランニングマシン。通常の自動タイプよりも高負荷でトレーニングすることができる。

 

低酸素ルームで効果的にトレーニングを行う「ハイアルチ」ルームも。

 

② 筋トレ系

主に筋肉をつけ、身体をひきしめる目的で使うのが筋トレ系のマシンです。胸、お腹、背中、腕、足と鍛えたい部位によってマシンを選びます。

 

2020東京オリンピックのオフィシャルサプライヤーにもなったトレーニングマシンブランド「テクノジム」のマシンがズラリ。

 

マシンごとに鍛えられる部位が書いてあるので、選びやすい。

 

トップアスリートからも支持される「ハンマーストレングス」マシンも充実。

 

③ ストレッチ系

エイムムーンフォートには、全国的にも珍しい〈鍛えない〉マシンが置いてあります。筋肉を増強する目的ではなく、主にストレッチに使用するマシンです。
ウォーミングアップにはもちろん、凝り固まった筋肉を動かすことによって、慢性的な肩こりや腰痛にも効果を発揮することができますよ。

 

7種類のマシンが設置されているストレッチゾーン。

 

エイム ムーンフォートには、用途の違ったマシンが合計で約150台導入されています。使い方がわからないときは、常駐しているトレーナーに聞いてみましょう。マシンの使い方はもちろん、効果的な鍛え方も教えてくれますよ。

 

丁寧に優しく教えてくれる。

 

重要４：プログラムの充実度

次に重要視したいのが、スタジオやプールのプログラムです。
エイムでは、ホットヨガやエアロ、ダンス系、格闘技を取り入れたエクササイズなど、幅広いプログラムが用意されています。

 

「自分のペースでワークアウトしたいからプログラムには参加しない」という人も多いかと思いますが、プロのインストラクターが専門的にレクチャーしてくれるので、個人的には参加しないともったいないと思います。

 

またプログラムに参加することによって、決まった曜日の決まった時間にクラブに行く習慣ができるというのも大きなメリットとなります。同じプログラムを受ける仲間ができると、さらにモチベーションを保てることでしょう。

 

女性に人気のホットヨガ。気持ち良い汗がかける。

（写真提供：エイム ムーンフォート）

 

スタジオでサンドバッグを使用し、パンチ、キックを行う「KIMAX」。ストレス解消にも！

（写真提供：エイム ムーンフォート）

 

重要５：料金も重要！

通い続けられるかどうかという点で、料金はやっぱり大切ですよね。エイムさんの料金体系を聞いてみました。

 

教えてくれたのはこの方。

 

インストラクターの田尻 知さん。

 

――エイムさんの料金体系を教えてください！

 

営業時間中、全時間帯でご利用いただける会員さまは、税別で月額10,000円。ご家族で一緒に登録するファミリー会員さまは税別で9,000円からとなっています。平日と土曜日の９時半から18時にご利用いただけるデイタイム会員さまは7,500円です。ロッカーやタオルなどのレンタルや、プロテインのご提供、高地トレーニング「ハイアルチ」のご利用など各種オプションもございます。

 

 

まずは見学・体験に行ってみよう！

続けやすいフィットネスクラブの選び方についていろいろと教えていただきましたが、最終的に〈自分に合うかどうか〉は実際に見てみるのが一番です。

 

クラブ選びには、個人の好みや相性も少なからず存在します。お風呂の大きさ、マシンの数や種類、トレーナーやスタッフの印象など、一度見学してみるとある程度の雰囲気は伝わってくるものです。

 

有料にはなりますが、ビジターとして一日体験してみると、マシンの使用はもちろんプログラムにも参加できるので、クラブの雰囲気はもっとよくわかるでしょう。

 

見学・体験はこちら

 

いざ入会したは良いが全然続かなかった…
ということのないよう、フィットネスクラブに通おうと決めたなら、複数のクラブを体験してみて、自分に一番合いそうなところを選ぶのが近道なのです。

 

 

エイム ムーンフォート
石川県金沢市戸水2-140
TEL.076-268-6000
営業時間／月〜金曜日9:30〜23:00、土曜日9:30〜21:00、日・祝日9:30〜19:00
休館日／木曜日、年末年始、夏季
HP／エイム公式

 

（取材・文／佐藤江美、撮影／林 賢一郎）