可愛すぎて悶絶!集めたくなるベルベルバスケット
北アフリカに位置し西は大西洋、北は地中海に面しているモロッコ。
アフリカ大陸の民族文化にフランスの洗練されたスタイル、イスラム文化の神秘が混ざり合う、エキゾチックな国です。
バブーシュやバッグにランプ、陶器など、モロッコの色鮮やかで可愛らしい日用品雑貨がじわじわと注目を集めています。
2019年1月にオープンしたモロッコ雑貨店『Jamila Morocco(ジャミーラモロッコ)』では、北陸にいながらにしてモロッコの中央部マラケシュで買い集めた雑貨やアクセサリー、食器、グラスのモロッコスタイルに出会えます。
店舗の外からすでにモロッカンな雰囲気を漂わせている雑貨店『Jamila Morocco』。
店内で一段と目を引くのは「ベルベルバスケット」という蓋つきのハンドメイド雑貨が並ぶ棚。個性が光るモロッコインテリアです。
棚上から大、中、小サイズが並び、フォルムも模様もさまざま。目が覚めるようなカラーに圧倒される。
見た目もサイズ感も完璧!
今すぐ持って帰りたくなるのだけれど、実際「何に使う?」
ベルベルバスケットの使い方アイデアが知りたい!と、店主の野村さんに伺ってみました。
ベルベルってなんだろう?
存在感抜群ゆえに、悩ましいのがその使い道。
そもそも何となく「ベルベル」っていっちゃってますが、どういう意味があるんですか?
野村:ベルベルは、モロッコの砂漠や山岳地帯に住む先住民族ベルベル人からきています。ベルベルバスケットは、ベルベル人の女性がひとつひとつ手編みして作っているバスケットのこと。とくに図案があるわけではなく、作り手の自由な発想で幾何学模様が編み込まれています。だから独創性があって、全てがオリジナリティーにあふれた一点モノなんです。今ではその技術が街の方にも広まって、バスケットアーティストと呼ばれる人たちも作品を作るようになりました。
上から見てみてもアーティスティック。カラーといい模様といい、可愛さに隙なし!恐ろしい子。
土台のカゴは「スマル」という植物で編まれていて、そこに毛糸を巻き付けて作っていくそう。大きなサイズともなると完成まで1年〜2年かかるものもあるのだとか。
ひとつひとつにネームプレートがかけられ「村一番のジャミール」「実りと大地」「目覚め」などテーマが。店主のインスピレーションからつけている。
意外に普段使いができる使い道3選。
シングルで置いても、2、3個組み合わせて置いても楽しめるモロッコ雑貨。
まずは玄関ホールから、こんな使い方いかがでしょう。
玄関フロアに置いてスリッパ入れに。ラグと合わせても◎。パッションオレンジ6,380円。
お次は収納力を生かして。
大ぶりサイズは季節物をしまっておく収納ボックスに。ストールなら5〜6枚入る。蓋をするだけで収納完了。ラビリンス19,800円。
鉢植えカバーとして、窓際やお部屋のコーナーアクセントに。
水いらずのフェイクやブリザーブドフラワー、多肉植物入れに。写真のバスケットは非売品。同サイズ柄違いは、左:5500円~、右:4620円~。
注意点としては、素材のスマルは乾燥したアフリカの植物で湿気を嫌うため、風通しの良い場所に置いてあげることが長持ちするポイント。
お菓子やドリンクのストックを入れておくのもよし、洗面所などちょっとした小物入れにするもよし。実際モロッコでは、パンなどの食品入れとして多く使われているそう。
部屋に絵を飾ったような存在感があるうえに、使い勝手もなかなか有能。
エキゾチックなモロッコ雑貨の魅力にズブズブとはまってしまいそうです。
お店では店主、野村さんによる占いサービスもあり。この日筆者は人生初、オーラを見てもらった。占い1件500円〜。
Jamila Morocco
ジャミーラモロッコ
石川県金沢市八日市4-282-2
TEL.076-287-6653
営業時間/11:00〜19:00
定休日/木曜日
駐車場/4台
※この情報は取材時のものです。
(取材・文/森内幸子、撮影/吉田章仁)