煩悩バンザイ!石川県がもっと
楽しくなるウェブマガジン「ボンノ」

懐かしすぎてハイになる?石川県のご当地CM大集合!

ここ1〜2ヶ月、テレビを見る時間がぐんと増えて、思いました。

 

「そういえばローカルCMって、最近あんまり見ないなぁ」

 

筆者が子どもの頃はよくご当地CMが流れていたもので、とくに深夜なんかはクセの強〜いCMのオンパレードでした。全日本プロレス中継の合間によく流れていた「ビルの防水、加賀防水〜♪」なんて、ほんのワンバースが今でも鼓膜にこびりついてますからね。

 

90年代を石川県で過ごしたプロレスファンにとって、加賀防水のCMは馬場の十六文や三沢のエルボーにも匹敵する全日の象徴(というのは言い過ぎ?)。あぁ、電波少年、ガキ使、桜井良子、全日本プロレスと続く、日曜深夜の黄金リレーが懐かしい…。

 

そんなことを考えていたら、ひと昔前のご当地CMを漁ってみたくなりました。

 

あの子たちは 分かったのか

 

現在は新バージョンが流れているけど〈黒川仏壇店〉のCMといえばこれ。じつはこのコマーシャルの制作ディレクターは、当時金沢の広告制作会社に勤めていた立川志の輔だそうで。いまや古典落語〈死神〉を快演する名人が、仏壇のCMを作っていたなんて、とんちが効いてますねぇ。

 

菜の花つんで お地蔵さまへ♪

 

仏壇つながりでもうひとつ。一休さんでおなじみ〈米永仏壇店〉のCMをプレイバック。パッと見はほのぼのとした雰囲気なんですけど、手を合わせながら首を揺らす一休さんの目が怖いんですよね。イっちゃってるというか。示野本店にある一休さんの巨大像も怖いんだこれが。あと、ウサギとタヌキの組み合わせも、残酷系昔話のカチカチ山を連想させたり。偶然とはいえ、狂気を感じます。

 

わじま〜 わじま〜♪

 

じゃんじゃんいきましょう。石川県のご当地CMといえば、輪島の温泉宿〈高州園〉という人も多いはず。ホンダ・シティのパロディや料理人の神田川先生が登場する回とか色々あるけど、個人的にはテレビから濁流とともに魚が飛び出てくるこのバージョンが好き。じつは過去にはCMのコンペでグランプリを受賞したりと、技術的にも高く評価されているんですって。

 

プロレスファンにはおなじみ

 

加賀防水と並んで、プロレスファンには馴染み深い〈ファーストモータース〉のCM。まだ政治家になる前の、FMW時代の大仁田厚が出演しています。罵り合っている相手はクレイジードッグスでおなじみ後藤達俊。蝶野バージョンもあるみたいですね。

 

いついつまでもの おつきあい〜♪

 

〈今村証券〉のコマーシャルといえば、どこか哀愁の漂うCMソングが印象的。なんと歌っているのは〈ドレミの歌〉で知られるペギー葉山。いつも聞いていたあの歌声が、そんな大物歌手のものだったなんて、ちょっと驚きです。

 

有松にありまつ〜♪

 

「ドコモの携帯、有松にありまつ〜」というダジャレ音頭が耳に残る〈ドコモショップ有松店〉のCM。素人がひまつぶしに作ったようなチープな映像を、スマホ時代にも使い続けるセンス。嫌いじゃないです。

 

マッチハッチってなんすか?

 

白山市鶴来にある〈町八家具〉のCMも、曲と歌が耳に残るタイプ。「明るい部屋に〜」のあとがなにを言ってるのか分からなかったので調べてみたら「楽しさつくる〜」だそうです。やっぱり聞こえない(笑)。

 

みそまんじゅうといえば?

 

「竹内のっ♪みそまんじゅう〜 田鶴浜の みそまんじゅう♪」というテンポの良い曲に合わせて、着物姿の3人娘と謎の着ぐるみおじさんが、謎の踊りを披露するCM。そういえばこの前、おみやげにもらった〈竹内のふっくら〉美味しかったなぁ。

 

酔どれ親父が愛おしい

 

ちょびひげ親父が主役の〈菊姫〉のCM。これとは別に「き〜〜くぅ〜〜〜 ひ〜↑め〜」とこぶしを効かせるバージョンもあったはず。個人的にはそっちの方が好きかも。

 

夢に出てきそうな怖い顔

 

最後は子供が泣き出しそうな〈柴舟小出〉のCM。「悪い子には、眼球に生姜汁を塗るど〜」と言わんばかりに天狗(?)が乱舞しています。おかめさんはなんで出てきたんだろう…。

 

ちなみに手前味噌ですが、私たち〈BONNO〉のテレビCMも絶賛放映中。ロケ地は金沢市の某銭湯なんですが、分かる方いますかね?薬湯が好評なあそこです。あー、コロナが終息したら久しぶりに銭湯に行きたいなぁ(お店は営業してます)。

 

 

このほかにも、石川県のご当地CMはまだまだあるはずなので、ぜひ皆さんも空いてる時間にディグってみてください!

(文/吉岡大輔)

WHAT’S NEW新着記事