カメラを持って出かけよう④御手洗池編
カメラマンの林です。今回もカメラを持って出かけたいスポットをお伝えしていきたいと思います。
今回行ってきたのは石川県七尾市三引町にある「御手洗池」。読み方は「みたらしいけ」です。
手を洗うことの大切さが注目される今、なんだかご利益がありそうな名前のこちらの池は、金沢からだと車で1時間ほどで行くことができます。
もともと僕は青い写真を撮るのが大好き。池や水辺を撮るのであれば、朝日が昇る時間帯を狙うと深い青が表現できます。
以前にもこちらに夜明けを狙って撮影しに行ったことがあるのですが、そのときは調子に乗って早く行きすぎて、真っ暗すぎて撮影したいスポットになかなかたどり着けず、山の中を1時間半ほど迷った挙句、結局お目当のスポットに着いた頃には日が昇りきっていました。
山の中に撮影しに行くときは、視界がある時間帯に行きましょう(危うく遭難するところでした…)
さて、金沢を日が昇る1時間半ほど前に出発です。
空が明るくなり始める頃「憩いの森 赤倉山 名水みたらし池」の看板が見えてきました。
ここを左に曲がります。
そして200メートルくらい進むと池に到着します。
前回来たときはめちゃくちゃ迷ったのに、今回は結構簡単に着きました。このあたりは街灯やライトアップがないので、夜は真っ暗です。
池の入口の文字が赤くて若干怖いです…
石段を降りるとすぐ目の前に「御手洗池」が現れます。
池の周りはとても静か。水が澄んでいて、木々が水面に鮮明に映ります。
御手洗池は、赤倉神社の境内の中にあり「赤倉神社のお池」と言われているそうです。聖武天皇の皇太子の眼病治療に使われていたという伝えがあり、霊泉としても環境省の選ぶ全国の名水百選に選定されています。
とてもキレイなんですが、煮沸させないと飲むことはできないようなので気をつけてください。
池のほとりに立っていると、とても神秘的な感覚になり心が落ち着きます。
騒がしい世の中の動きにしっかり向き合っていくため、たまには自然と向き合い、自分自身の心の声をじっくり聞いてみるのも大切だなと感じました。
撮影するなら、太陽の向き的に午前中がオススメです。
(写真、文章/林 賢一郎)