衣替え前に知っておきたい衣類の整理収納|カネノミホの散らかった部屋でよむコラム #12
少しでもスタイルがよく見えるように、服はできる限り試着してから買うよう心がけている、整理収納アドバイザーのカネノミホです。暖かい日が増えてきて、半袖や薄手の服を引っ張り出してきてる方も多いのではないでしょうか。
そろそろ衣替えしなきゃ…。でも、面倒くさーい!って方(何を隠そう私も)。衣替えは最低限、するにしてもできるだけラクにして、ストレスを半減させましょう。
そもそも『なぜ衣替えをするの?』
それは、今から着る服を出しやすくするため。と、いうことは服の全体量が減れば、衣替えは必要ないかもしれません。ちなみにあなたのクローゼットの服、何割が稼働していますか?2〜3割って方は、クローゼットの半分以上が死んでいます(笑)。
だって、今年も着ない服を衣装ケースから出し、ハンガーにかけ、アイロンもかけ、ハンガーポールに吊るす。そして、季節が終わって着なかった服をハンガーから外し、なんなら洗濯して、畳んでケースに入れ、防虫剤を入れてしまう…。
なんてナンセンスーーー!もはや、時間と労力のムダ。タイパ重視時代に逆行してますよ。
そもそも身体はひとつ。
✔ 着ない服
✔ 長年着てない服
✔ いつ着るかわからない服
よりも
「今着たい服」
「これから着たい服」
が大事。
「思い出の服」はクローゼットから出して、写真や思い出の品と一緒にしまう方が◎。「これからまた着るかな…?」って迷うときは、実際に鏡の前でひとりファッションショー♪「昔よく着てた」は、今は着ていないっこと!一度着てみて、写真を撮れば、今の自分に似合っているかわかりやすいです。年相応ってのもありますしね。着ないものは処分しましょう。(だってまた服買うでしょ笑)
そして、ジャンルごとで構わないので(今日はボトムス、明日は下着、来週はトップスなど)
① ケースから全て出し(ハンガーの場合はポールから外す)
② 着たいモノから順に戻す
をやってみましょう。
引き出しやケースに畳んでしまうとき、ハンガーポールに服をかけるときは、色の薄いものから濃いものへと配置するとスッキリ見えます。色の濃いものは存在感があるので、真正面は避け、下や奥に収納することを意識しましょう。
ケースや引き出しは抜けるようなら取り外し、手前が下になるように立てて収納してから元に戻すとキレイに効率よくしまえます。
ハンガーを使う時は、大量に掛けるよりも見やすく掛けることが大切。畳むのが面倒な人は、いっそハンガーポールを2段にして掛ける収納をメインに。長いワンピースやパンツなども、ハンガーを2つ使い、折りたたんでかけることで、高さのない場所でも収納できます。クローゼットの入口近くには「よく着るもの」、奥は「あまり着ないもの」をしまいましょう。
最近は機能性の高いインナーも多く、通年着るものが増えてると思います。なので、衣替えは、真冬と真夏のモノを入れ替えるだけで十分。
トップスをしまう衣装ケースやタンスの引き出しなら、上段はオンシーズン(今なら夏)、下段をオフシーズン(冬)、中段に通年着るものを入れば、季節ごとに上下段を入れ替えるだけで済みます。
防虫剤はケースの上に、容量を守って入れましょう。防虫成分は上から下へ流れ、虫は下から上へ這い上がるので、洋服の間やケースの側面には入れなくても大丈夫ですよ。ぜひ、ハードルを低く、好きな音楽でもかけながらテンション高く、世界にひとつだけの「あなた専用の着たい!が詰まったクローゼット」を作ってみてくださいね。
○お知らせ
月1で開催中の「整理収納アドバイザー2級認定講座」。1日で資格も取得できる人気No.1講座を受けてみたいという方は、ぜひチャレンジを!
6月27日(火)10時〜17時