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思い出のモノと向き合う方法|カネノミホの散らかった部屋でよむコラム #25

掃除はめんどくさい!家事もズボラな元片付け苦手人間という整理収納アドバイザーのカネノミホが、毎日をラクに過ごす片付けのヒントを教えます。

 

年々記憶力の低下がひどく、最近では自分の年齢が覚えられない(けど、片付けに行った家のことは覚えてる職業病)、整理収納アドバイザーのカネノミホです。

 

年間100軒ほど家庭の片付けをしますが、どの家からも出てくるのが「思い出のモノ」。

 

✔︎ 小さい頃からの写真(アルバム)
✔︎ 記憶にない小中学校での図画工作や賞状
✔︎ もう着れない、着ない服
✔︎ 家族写真や手紙
✔︎ 旅行先で買ったお土産の品
✔︎ 人からもらったモノ

 

こんなモノたちを、取り出しにくい棚の上や下、押し入れの奥に大量に持っている方もいます。そして「どうしたらいいですか?」と、よく聞かれます。

 

どうしましょうか…笑

 

結論から言うと、管理ができない、見ることがない、なら必要ありません。そもそも「思い出のモノ」は、何のために残していますか?

 

即答できないなら「ただ残してあるだけ」で、ムダなスペースを取り、暮らしを窮屈にしてるかもしれません。「思い出がムダなんて!」と怒る方もいるかもしれませんが、モノには役割・使命があります。では、「思い出のモノ」の役割とは何か?

 

・「あ〜こんなこともあったな」(ほっこり)
・ 「あの時は楽しかったな〜」(キュンキュン)
・ 「この時は頑張ってたな」(しみじみ)
・ 「わはは!懐かしい」(笑顔or爆笑)

 

と思い出して、心を温かく満たすのが思い出の役割です。

 

✔︎ 自分の努力を讃えてくれる証書
✔︎ 大切な人との思い出の品、家族から譲り受けたモノ
✔︎ 結婚式や家族の節目の写真(成人式、七五三など)
✔︎ 子どもからもらったモノや手紙

 

明日への活力、元気の素になるモノは残しておき、ぜひラクに手に取れる、または見えるところに移動してみましょう!

 

それとは逆に…

 

・見ると辛くなる
・思い出すと苦しくなる
・イヤな記憶が蘇る

 

そんなモノは残しておく必要ありません!好きじゃない人からもらったモノを残しておくなんて、ストレスを溜めるだけ。丁寧に箱や袋に入れてクローゼットの奥に…なら持っている意味がない。一度見直すチャンスです!

 

✔︎ 子どもの頃のモノ、手紙、卒業文集
✔︎ 結婚式やパーティーのモノ、写真
✔︎ アルバムにしていない写真
✔︎(義)親からもらったモノ

 

処分するかどうか迷うモノは大きめな箱をひとつ用意。宝箱(または迷い箱)として、そこに入るだけの量を目安に残しておくと決めると◎。そして、残すならしまったままでなく、きちんと管理しましょう。「思い出(過去)」より「これから(未来)」の方が、もっともっと大切。そして、私たちは生きている限り、これからもどんどんモノは増えます。決して、思い出の品がなくなる=思い出がなくなる、ではないのです。

 

どこにあるかわからない、すぐ見れない思い出はもったいない。しまいっぱなしの段ボールから取り出したアルバムにカビが生えていた、取り出したら劣化してボロボロだった…、ってことも残念ながらよくあるんです。

 

・10年以上触っていない
・写真をアルバムにする、デジタル化する元気がない
・持っていることを忘れている(記憶がない)
・そもそも管理する気がない
・誰からもらったか、どこから来たのかわからない

 

1つでも当てはまるなら、家族が集まる機会が増えるこの夏、思い出のモノや写真や引っ張り出し

 

✔︎ 飾りたいもの
✔︎ もう役目を終えたもの

✔︎ 日常使いにするもの

 

を思い出話しながら仕分けてみて!

 

・飾る
・使う
・時々手に取り思い出す

 

そうすることで少しずつ劣化していきますが、暗闇にしまわれっぱなしよりモノは喜んでいます。日々愛でて、使うだけ使ったら「大切にした」「役割を全うした」と、きっとあなたも満足するはず。役目を終えたものを処分する際は「ゴミに出す」のではなく「感謝の気持ちを持って火葬する」と考えて、お清めの塩を入れたり、感謝を伝え、それらを袋に入れて、燃えるゴミの日に出しましょう。

 

モノを管理する時間より、家族(人)と思い出話をする時間を大切にする日常を過ごせますように。

 

 

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