イベント潜入レポート② 障がいへの理解を深める「福祉ふれあいフェスティバル」
障がいをもつ人に対して優しく接しよう。
とは心の中で思っていても、実際に行動に移すとなると「何をどうすれば良いか分からない」という人、結構いると思います。
筆者もその中のひとりで、いざそういった場面に遭遇するとあたふたしてしまったり…。障がいを持つ人たちとの交流スキルを磨きたいなと感じる今日この頃です。
というわけで今回は、2024年10月27日に小松ドームで開催された「福祉ふれあいフェスティバル」に参加してきました!
たくさんの体験ブースが出店!
障がいの有無や世代、国籍を問わず多くの人たちが参加した「福祉ふれあいフェスティバル」。50近くのブースがずらりと並んだ小松ドーム内では、障がいの理解を深められるさまざまな体験や交流が実施されました。
障がいと言っても種類はさまざまで、生まれつきの先天的なものから、事故や病気による後天的なもの。目が見えない、耳が聞こえない、体が自由に動かないなど、その人が持つ障がいによって交流の仕方も変わってくるかと思います。
手話体験
たとえば耳が聞こえないという障がいを持つ人と交流する際には、手話というコミュニケーションツールを使うのが一般的ですが、なかなか取得するのは難しかったりもします。でも簡単なものを覚えておけば、グッと距離が縮まるはず。このイベントでは手話体験のほか、点字体験や要約筆記体験などのコミュニケーションスキルが養えるブースも設置されていました。
車椅子体験
障害のある人は、日常生活や社会生活を送る中で、いろんなことに不便に感じているはずです。最近でこそバリアフリーや合理的配慮という考えが浸透しつつありますが、やっぱり周囲の人の理解やサポートはまだまだ必要だと思います。
車椅子に乗っている人はどういった不便があって、何をしてくれると助かるのか。そういったサポートのあり方を身をもって体験できるブースも数多く設置されていました。
子どもが遊べる遊具も盛りだくさん!
コラム執筆中のあの人も参加!
BONNOコラム「オトノイロ」でおなじみのDJ TOSHIKIさんが運営する「NEIRO」もイベントに参加。
バスケットボールチーム「石川デフブルースパークス」の協力のもと実施されたシュートチャレンジ体験会には、子どもから大人まで多くの人が参加し、バスケットボールを通して「ありがとう」や「がんばれ」の手話を教わっていました。
また、「デフ(※)アスリート トークセッション」では、バスケットボールチーム「ワンリーズ和歌山」代表の上田頼飛氏、森井涼太選手、井上和選手らが、デフアスリートの意気込みや取り組み、聞こえない・聞こえにくいとはどういうことか、東京2025デフリンピックへ向けてなど、さまざまなテーマを手話を交えて話し合いました。
※ 耳が聞こえない、聞こえにくい人のこと
シュートチャレンジの他にも様々なパラスポーツ体験会が行われた
会場にはキッチンカーや物販ブースなども出店。小松うどんなどのご当地グルメも!
今回参加した「福祉ふれあいフェスティバル」では、実際に障がいのある人たちと交流することで、自分が持つ固定観念や先入観を見直すきっかけを作れたと感じています。来年みなさんもぜひ参加してみてくださいね!