【あの人の溺愛店】いつも温かい雰囲気で迎えてくれる行きつけ居酒屋
ふとしたときに食べたくなる、あの料理。
いるだけで幸せな気持ちになる、この空間。
会いにきて良かったと思わせる、店主の笑顔。
お気に入りのレストランで過ごす時間は、いつだって私たちの人生を豊かにしてくれる…。
そんなとっておきのお店を、お招きしたゲストが紹介する〈あの人の溺愛店〉。
今回は、金沢のクリエイター集団「kanazaWAZA研究所」の澤田雅美さんに、愛するお店への熱い想いを語ってもらいました。
これまでベリーダンサーとして民族舞踊を中心とした数々のイベントを企画してきた澤田さん。最近は「kanazaWAZA研究所」をはじめとする、地域活性に特化したオーガナイザーとしての活躍も目覚ましく、独自の視点で石川県の新たな魅力を発信しています。
澤田雅美さんの活動内容はこちら
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多種多彩なメニューで胃袋を掴む。
そんな澤田さんが溺愛するのが、金沢市古府にある『俺の台所 月の山』。バラエティ豊かなメニューに定評のある多国籍居酒屋です。
店主の関根正雄さんとはかれこれ30年以上の付き合い。澤田さんにとって青春時代を共に過ごした仲間であり、胃袋を掴んで離さない腕利きの料理人でもあります。
「オープンから20年以上通い続けているお店。20代、30代、40代と人生を振り返ると、かならずこのお店の景色と店主の顔が頭に浮かんでくる、それくらい私にとって大事な場所なんです」
澤田さんにとって、もはや人生の一部とも言える『月の山』。いったいどんな溺愛ポイントが隠されているのでしょうか。
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溺愛する理由 その①
ひとつ目は「料理の種類が豊富で、美味しいこと」。
金沢の老舗料亭やイタリアンなど、幅広いジャンルの飲食店で修行を積んだ店主の関根さん。刺身からパスタまで、豊富なバリエーションで楽しませてくれます。
なかでも澤田さんのイチオシは、お客さんの大半が注文するという「本日のお刺身」。釣りをライフワークとする関根さんならではの目利きで、能登や金沢で水揚げされた魚介や風変わりな旬魚をセレクト。7~8種類の魚が盛られて、一人前1,090円というのもなかなか良心的です。
お刺身7種盛り 1,090円
本日のパスタ(白身魚と自家製塩レモン)1,090円
グリーンアスパラとスナップえんどうのフリット(半熟玉子のせ)690円
溺愛する理由 その②
ふたつめの理由は「アットホームな雰囲気で食事ができること」。
俺の台所というだけあって、関根さんの家にごはんを食べにいくようなアットホームな雰囲気もこのお店の魅力。かといって常連客が多いお店特有のアウェイ感はなく、近くのビジネスホテルに宿泊する出張客などもいて、絶妙なバランスの空気感が漂っています。
澤田さん
知らない人同士がカウンターに並んでも、正雄くんがクッションになっていつのまにかみんなで会話している感じ。初めましての人でもすぐ仲良くなれるんですよ。
「調理のライブ感を味わいたい」との理由で、カウンター席に座ることが多い澤田さん。隙をうかがっては、魚の種類や特徴、捌き方などを聞いているんだとか。
溺愛する理由 その③
もうひとつは「子供に優しいところ」。
内灘町の「akaken park」をはじめ、神出鬼没にキッチンカーでの移動販売も行なっている関根さん。リーズナブルな値段でお腹いっぱい食べられると、子供たちに大評判だそうです。
澤田さん
私の娘や友達の子供はここの料理が大好き!料理のバリエーションが豊富だから、他の人の好き嫌いを気にする必要なく、家族同士でも訪れやすいんです。
水槽でのんびり泳ぐ亀吉は子供たちにも大人気。
アットホームな雰囲気で、多国籍な料理が堪能できる『月の山』。店主の人柄に触れ、料理を味わえば、澤田さんが溺愛する理由がきっと分かるはずです。
俺の台所 月の山
オレノダイドコロ ツキノヤマ
石川県金沢市古府3-70 澤田ビル1F
TEL.076-214-3583
営業時間/17:30~23:00
定休日/不定休
席数/カウンター7席、テーブル12席、座敷8席
駐車場/共用20台
※こちらの情報は取材時点のものです。
(取材・文/BONNO編集部、撮影/林 賢一郎)
澤田さん
生魚が苦手な娘も、なぜかここの刺身は食べるんですよね。私のお気に入りは季節感たっぷりのパスタ。歯応えが良い麺の茹で具合と、つまみにぴったりの塩加減。これがビールとよく合うんですよ。